酒とバラの断食道場(その2)4/13~4/14

というわけで、出発日は13日の金曜日だったせいか新幹線の車中で不穏なニュースもメールで飛び込んできた。えっ4号機がマジでやばいって?!おろおろとビールを飲む。。

新幹線というか特急の座席になると缶ビールを飲まずにいられないというのはもうパブロフのわんちゃんと呼んでも構わない。飲まなかったのは木下黄太広島集会へ行くための新幹線が目の前で出て行って、次の列車の自由席でたちんぼうの時だけ。アル中とは違うのである。条件反射。

さて、師匠のバラ屋敷は座敷だけではなくトイレまでバラ。ステンドガラスの窓辺にはフリージアとれんぎょうと桃の花に囲まれたバラ。ここは、花屋さんか?

ちなみに我が家のトイレには花はないがフライング・ダッチマンのポスターと小出さんの宇部市のポスターが壁に貼ってある。小出さんごめんなさい。

一昨年までは落語会のチラシばっかりだったのに去年から反原発集会のチラシばかり。

何の話?断食道場の話だったわ。

そこはとても居心地の良いアジアンテイストのジャズバーのよう。
静寂の中でふとバッハと思しきチェロの音がして、とても性能の良いオーディオがあるのがわかる。
美味しい中国茶を頂戴する。中国の茶器セットをお持ちの方も多いはずだけれど、どこかに飾ったり仕舞ったりだと思うけど、ここの道場は日常的にお使いのようで異国情緒たっぷり。
熟すのを待っているバナナの房やアボガドが触れなば落ちん風情なりといった感じで部屋の片隅にぶらさがっていたり。もうここは日本じゃないどこかのアジア圏、そんな所が道場。

お風呂の石鹸がまたすごい!あれはタイの石鹸?さっき飲んだお茶のような良い香り。
うちもEM石鹸ばかりじゃなくて、来客時に自然由来の手作り石鹸にしてみようと思ったりして。

重たいのに持参したオルゴンリングでゴシゴシして、お風呂から出てグルグルまきのミイラみたいな脚にされる。あれはなんていうの?脚絆というの?そのミイラ男の脚のまま30cmくらい上げて竹枕をしてちょいとしばらく。

断食道場ですから寝酒もないんだと覚悟していたら(荷物に潜ませてなんかしませんわよ)、師匠の旦那様から焼酎のお湯割りをすすめられたりしたもんだから、喜んで頂戴する。
芋焼酎のお湯の割り方が絶妙で濃すぎず薄すぎず、心地よいジャズが流れて、そんなこんなで旦那様のことをジャズバーのマスターとおよびすることにした。ちなみに本職はもちろん違うらしい。

そうそう!寝る前にスイマグ(水酸化マグネシウム)も頂いた。その名称にふと覚えがあった。父が錠剤を病院から山ほど貰ってきては飲まずにいたあの薬はこれだったのかと。
もちろん寝るときには温亀さんを一匹お借りできたのでポカポカしながら就寝。明日から本格的な断食道場と覚悟しながらミイラ男の脚のままで就寝。

4/14(土)

う~ん。5日も経ってるから記憶が怪しい。ここで師匠のブログを覗き見するとカンニングしている生徒の気分になるから読まない。公開時には拝見したけど、詳細がわからん。まっええか。

朝ごはんを食べることは原発推進するのだという。私も相撲取りは朝ごはんは食べずに朝稽古に励んでいる姿を一昨年阿武松部屋の朝稽古を拝見し、朝ごはん食べないのが日本古来の伝統なんじゃないかと思っておりました。本当に「原発ないと電気こまるでしょ」みたいに「朝ごはんを食べないと身体がもちませんよ」というのに洗脳されていたのかもしれない。だって別に朝ごはん食べない時もあるもん。どうってことないもん。

この断食道場ではとても美味しいジュースが朝ごはん。確か濃いバラ色のジュースでビーツやらなんやら一杯の野菜や果物が入っているとのこと。なんかロシア人になったつもりで飲んだら美味しいこと!
野菜ジュースだと思っていたのに甘いのなんの。甘いのはリンゴや柑橘類とのこと。画像とりそこねたから師匠のとこで見て欲しい。そしておなか一杯になっちゃったのが不思議。あのー。ジュースなんですけど。
どうやら空腹というのは栄養が満たされていないと空腹になるようで、必須栄養素が満たされているからヒモジクナイらしい。

ここから地獄の体操教室となった。4/12(木)まで激痛の走ることもあった脚で腰は痛いままなのに大丈夫かな?と窓を開けて体操開始。鶯のホーホケキョのフルコーラスが聞こえで江戸屋猫八がそこに隠れて物まねをしてるのかと思ったら本物の鶯!バラに鶯は木が違う。キチガイや。

恐怖の毛管運動というのをさせられた!これも師匠のブログでちょっと前にチベット体操であったけれど脚をあげようとしたら腰が痛くてヘロヘロで出来なかったもの。
昨夜の脚絆というかミイラ男状態で脚上げして(成田美奈子の漫画みたいに脚を上げる)、しかもミイラ男状態で就寝したのが良かったのか、はたまた怖い師匠のせいか脚が上がったのが不思議。自分のうちじゃ甘えがあったのかもしれない。いやあの時はもっとヘロヘロだったかも。

毛管運動というのが難しい。寝そべって脚を上げて足首は直角(もっとも直角以上動かない)で震わせて、両手も上げてマヨネーズの残りを振って出すような動作という。私はマヨチュチュするからよくわからないが。
腕も脚もしんどいがそれ以上にこたえたのが、腰骨の曲がっているところL4とかL5だ。続けられないくらい痛む。畳の上だからか?

それじゃあと言って「ひざたて金魚」でゆらゆら右に左に揺らす。やっぱり骨が痛い。これも師匠のブログに動画があったかもしれない。

私が一生懸命体操をしていると師匠もチベット体操を始められた。グルグル周り出された。トルコのスーフィー(旋回舞踊)でもないらしい。もう師匠が何十回も回られたところで宅急便が届き(私の着替え一式)、師匠のすごいのはグルグルしながら行かれたことだ。あれは並の人間ではない。バレリーナになれそう。

体操はその後ずっと自習が続き、ジャズバーのマスターからも「それはけっこう疲れるでしょ」と声をかけられる。そうなのしんどいのなんの。なかなかヘビー。

多分それまでの間に何度もお手洗いに行ったりきたりして「スイマグ効いてるわー」とか「ほにゃららーと出ました」とかお通じのたびに師匠に報告。

11時くらいに「さぁ買い物へ行きましょう」ということになりジャズバーのマスターの運転で市内の新鮮な食材調達ツアーに同行。農協直送のお店でもう八百屋でも始めるのかと思われるくらいの青物野菜や大量の苺を買われ、私はレモングラスを自分のお土産に買い(「それじゃトムヤンクンはできない、ハーブティくらい」と師匠に言われてちょっと残念)次の百貨店でとれとれピチピチのサヨリやら牛肉を買い、ここでも野菜を買い、次の生協でも野菜を買い果物を買われ帰宅した時には冷蔵庫に入り切れない青物野菜が台所で所狭しとひしめいていた。

昼ごはんをしましょうと師匠は言われて果物や青物野菜をジューサーでガーして、おっこれは出来上がりの写真があったはず。こんなの。

 
うれしいことにお豆腐が付きました。「うちはグルメな断食道場です」と師匠。
たしかに美味しい豆腐にはしょうゆは不要。


午後は体操しててくださいねーとは言われたもののそう何時間もできないので、師匠の手伝い(邪魔)をしに台所へ出没しながらトイレ通いをする。まぁよく効くこと。

手伝いといっても何もできるわけないのでお皿を洗ったあとの水切りに乗っかっている食器拭き。またまた驚くのがあの温亀の袋を購入された方はご存知かもしれないがあのリネン(亜麻)の布が手ぬぐいサイズで「私で拭いて」とささやくのだ。うっとり。なんて贅沢。実際自分で使ってみてびっくりしたのがその給水性というかそのくせさらさらと次の皿に行っちゃうのだ。もう綿に戻れない。温亀のシーズンオフに2枚あるリネンでお皿を拭こうと思った。ちなみに我が家には食器洗い機はあるが音が煩いので食器入れ専用。

料理上手な人は洗っちゃ拭き洗っちゃ拭きなんだな、シンクが洗い物で覆われていたら確かに料理したくないもんなと我が家と比べてみる。

筍がゆでられてる間にお皿も片付いて苺のへた取りを包丁でお手伝い。もちろん包丁は堺のなにがしかの銘入り。うちはゾーリンゲン。苺は「あっここ痛んでいるかも」といっては口に運ぶことが主目的。山ほどの苺は薄茶色の漂白してない砂糖がまぶした状態でスタンバイ。

次はトレトレピチピチのサヨリ。男の人はこの魚好きな人多いんだって、へーサヨリストとか言いながら師匠はあの細い魚を下ろそうとなさる。試行錯誤の上、手で骨を取られるようで、じゃあお手伝いしまーすといって骨をボロボロ2cmごとにはずす私の横で上手に骨だけ抜かれる師匠は、あれは人間やない。

手が魚くさくなって何度も手を洗ったりしているうちにおやつのジュースか青泥(どっちか忘れた)。たしかかぼちゃの種まで入っていた。それをガーっとバリバリと音を立てながらものすごい滑らかな口当たりの良い美味しさ。VitaMixという。うちには今1台もブレンダ(ミキサー)がないので候補に上げたが値段を聞いてのけぞるが、一生ものとのこと。でも放射能でベクレッた野菜しかないことになったらどうする?う~ん輸入アボガドとバナナのジュースできるなぁとか考える。
デザートが一番初めに手際よく作られる。モスなんとか入り。ingridientsはこちら。かぼちゃの種入り。苺が美しいムースになりそう。

 

できあがりはこうなる。

そういえば夜はお客さま。宴会があるという。その料理で午後はずっと台所仕事しながら私がサボってないか監視の目も弛めず、師匠はすごい。ちゃくちゃくと料理をこなされていく。いつの間にそんな煮物を作られたのか、あっ圧力鍋ね。「ぬた」用の大量のあさりがどんどん剥かれて「その汁美味しいんですよねー」っとお客様の一人とおしゃべりしながらご婦人方三人で台所は盛り上がる。師匠はまるで調理ロボットのように料理を一品一品と仕上げていかれる。まるでここは美食倶楽部の厨房。いかん、師匠が雄山に見えてきた。
宴会開始。私は見ているだけの精神修行かと思ったら師匠からお許しが出る。「うちはゆるい断食ですから」

 

お酒は「獺祭(だっさい)」のにごり酒の発泡酒。贅沢。もちろんジャズバーのマスターと頂く。なんでみんな車に乗ってくるのよ!飲めないじゃないの。

 

まぁ何を食べても美味しかったこと。おしょうゆもお塩も何もかけなくても美味しい。生春巻のたれは別だけど。あのニョクニャムもその辺で売ってるのと味が違うし春巻きの皮もやわらかいのに破けない。ベトナム産だとのこと。サヨリの骨は美味しい骨せんべいになっていた。私が手出ししなければあと4、5本あったのに。サヨリは私がエスカベッシュが食べたいとリクエスト。断食中なのでサヨリ1枚と漬け汁の野菜多量とか、最後まで生春巻きにぱくついて、ごぼうと筍と牛肉の煮物はめちゃくちゃ美味しい。極めつけが筍ご飯。もうこれだけで酒が飲めるくらいの美味しさ。私の祝島の干しタコのタコ飯より旨い!(ちなみに小出さんもタコ飯がお好きとのこと)あぁ断食、こんなにおいしい断食料理は知らない。というかこれ本当に断食道場なの?

お酒が回って、なんでこんなに心地よいのかと思いながらウトウト。

もちろんこの日もミイラ男の脚になり足あげしたままの状態になっているとどうも爆睡していたらしい。
就寝前に残った「獺祭」をジャズバーのマスターと飲み干しての2日めの夜。あと一日ある。

 

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酒とバラの断食道場(その2)4/13~4/14 への4件のフィードバック

  1. ぺんぎん より:

    わたし人間じゃないの?しくしく。
    早く人間になりたい。
    続き待ってます。

  2. ちたりた より:

    続き書いていたらPCが落ちました。
    ぺんぎん師匠の八面六臂の仕事ぶりを見たら、きっと朝日新聞の東電御用記者の高橋魔リ子論説委員なら「放射能で突然変異した」とでも書かれるかもしれません。
    さて、鳥類か哺乳類か?コイデ類アッキー目とか。

  3. ぺんぎん より:

    溶解人間かと思った。コイデ類アッキー目か。
    お尻が6っこあったら、尻フェチの夫がきっと喜ぶわ。

  4. ちたりた より:

    ペンギン師匠 お尻の大きさなら負けませんことよ!
    でも、合宿のレポート提出だなんてーっ 全然関係のない小出さんの話をちりばめてかまへんかったのですよね?

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