12/21大阪市の放射能汚染に関する一考察【kohnoのブログ】

京大の河野益近さんのブログより。
あぁ やっぱり!
「大阪市はすでに放射能汚染地域の仲間入りをしている」という。

「大阪市のゴミ焼却場から検出される放射能は、大阪市に間接的にもたらされたもの、即ち汚染した食品の一部によるものと思われる」
これはどういう意味かというと、大阪市内の外食店の多い地域から出る生ゴミが汚染されているという意味。

「食品に含まれる放射能の大部分(ゴミにならない部分)は人間の体を通っているはずで、最終的には下水処理場の汚泥に含まれているはず」
排泄物は放射能汚染されているという意味。

もう大阪市のキタやらミナミのベクれってる飲食店には行きたくない。

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大阪市の放射能汚染に関する一考察
http://kohno.at.webry.info/201212/article_3.html

2012/12/21
河野 益近

現在でも各地のごみ焼却場の焼却灰からは福島原発事故によって放出された放射能が検出されています。放射能に汚染された町の焼却灰から放射能が検出されても、由々しきことではあるのですが、その町のゴミが放射能で汚染されているのだから理解はできます。
ところが大阪市のごみ焼却場の焼却灰の放射能(大阪府や大阪市が発表している舞洲(まいしま)工場の飛灰の放射能)をみると、通常のゴミの焼却でCs-134とCs-137の合計が37Bq/kg-wet(wetというのは、灰が飛散しないように灰が水浸しの状態で測定していることを意味しています)、震災がれきの試験焼却(通常のゴミに全体の20%くらいのがれきを混ぜて焼却)後では38Bq/kg-wetという値になっています。岩手県の震災がれきと大阪市のゴミの放射能が同じレベルにあるようです。

大阪府に九つあるごみ焼却場の昨年の飛灰の測定結果は、五ヶ所から検出(9~31Bq/kg-wet)され、残りの四ヶ所は不検出(検出限界は10Bq/kg-wet程度)になっています。舞洲工場は、27Bq/kg-wet。
関西は福島原発事故に起因する放射能の直接の影響をあまりうけていません(淡路島の薪ストーブの灰は湿った状態に換算するとおおよそ3Bq/kg)。四ヶ所の清掃工場の飛灰から放射能が検出されないこともそのことを示しています。では五ヶ所の清掃工場から検出された放射能と、舞洲工場の放射能が昨年より高くなっている理由をどのように考えたらよいのでしょう。次のように順を追って考えてみます。

① 大阪市よりも福島原発事故の影響を受けている島田市の焼却場でも昨年は不検出になっていることを考えれば、大阪府の汚染レベルでは、ごみ焼却場の飛灰に含まれる放射能は検出限界(10Bq/kg-wet程度)以下であると推測される。
② したがって、大阪市のゴミ焼却場から検出される放射能は、大阪市に間接的にもたらされたもの、即ち汚染した食品の一部によるものと思われる。
③ 食品に含まれる放射能の大部分(ゴミにならない部分)は人間の体を通っているはずで、最終的には下水処理場の汚泥に含まれているはずです。実際に舞洲スラッジセンターの汚泥の焼却飛灰に含まれる昨年の放射能は75Bq/kg-wet(ゴミの焼却飛灰の約3倍)になっています(もちろん汚染食品からだけでなく河川からの放射能の流入もあるでしょう)。

 このように考えていけば、大阪市はすでに放射能汚染地域の仲間入りをしていると言えない事もありません。これは大阪市だけの問題ではないのです。福島原発の直接の影響が少ない地域で食料を域外に依存するような都市では、同じようなことが起っていると思われます。

汚染の少ない都市に住む私たちはどのように対処すればよいのでしょうか。

 外食を控えること。食べ物は顔の見える生産者から直接購入したり、顔の見える生産者の作ったものを販売しているお店から購入する、とか・・・。そのような生産物を最初は意識して購入する。お母さんがそうしていれば、子供は大きくなったとき、意識しないでそのような生産物を買うようになるはずです。そして私たちの食を守ってくれる生産者が困っているときは、そのために何ができるかを考えることのできる大人になってくれると思います。

汚染した場所に住んでいる場合はどのように対処すればよいのでしょうか。

 放射性セシウム-137は100年後でも1/10にしかなりません。汚染した場所で生活をしなければならない場合、無意識で放射能を避けるような生活をしないと生活は成り立たないと思います。自宅でとれた作物は極力子供には与えないようにすること。手洗いと拭き掃除(特に人が手で触るような場所)は習慣にして方がよいと思います。放射能による汚染は人間の手によって広がっていきます。
 自分は大丈夫でも100年先に自分の墓守をしている子孫の健康を考えてみてください。
 もちろん、避難が可能であれば避難すべきです。

—————–2013/1/4追加———————
疑問の声をお伝えいただいたので私の考えをお知らせしておきます。

放射能に汚染したものを混ぜて濃度を低くして焼却することがおかしいことは当然なのでここでは議論の対象にしていません。逆の場合(たとえば岩手県の震災がれきを栃木県や群馬県で一般のゴミに混ぜて焼却する場合は大阪市とは逆になります)についても考えておかなければいけないと思います。私の基本は放射能その他に汚染したものを移動させて処理する、ということがおかしいと思っています。それは移動先の焼却場で本来生じている被曝や環境汚染にプラスする形で新たな被曝を含む環境汚染が生ずるからです。そういう観点から言えば都市でゴミを排出する人達はもっと焼却場の近くに住む人たちのことを考えなければいけないと思います。

大阪市は試験焼却で震災がれきを通常のゴミに20%混ぜて焼却ました。
仮に震災がれきが大阪市のゴミの10倍の放射能で汚染していたとすると、焼却灰に含まれる放射能は大阪市のゴミだけの焼却灰に比べて2.8倍の放射能になるはずです。2倍の汚染だと1.2倍。それが殆ど同じ値だということは、大阪市のゴミと今回混燃した震災がれきの放射能はほぼ同じレベルにあると考えることができます。
本焼却時の震災がれきの放射能レベルがすべてこのレベルにあるかどうかはわかりません。大阪市のゴミがすでに放射能に汚染されているということを大阪市のデータをもとに考察したものです。

2013/1/4
河野 益近

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