「大飯は安全」司法追認 原発停止申し立て 9月まで運転 流れに拍車、大飯原発の安企対策で関電 新基準適合状況提出へ【中日新聞・第2面】4/17

えーっ!?先週の土曜日の地震があったのに、それでも分らないの?冗談じゃない!
株主総会で八木社長交代でなければ、九月まで上牧行動はありそう。

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(表)大飯原発3、4号機運転差し止め仮処分申し立てをめぐる争点

2013/04/17中日新聞 第2面

 

「大飯は安全」司法追認 

 原発停止申し立て

   9月まで運転 流れに拍車

 「3・11」の後、原発の安全性を司法がどう判断するかが注目された大飯原発運転停止の仮処分申し立て。東京電力福島第一原発の事故後、政府は「安全性は確保されている」として、国内で唯一、大飯原発を再稼働させたが、司法も政府に追従する形となった。(西尾述志)

 法廷で住民側は、大飯原発の泣きどころともいえる「制御棒の揮入時間」を徹底追及した。原発の運転を緊急停止させる制御棒が大地震の際、正常に機能しなければ、大事故につながりかねないからだ。    
 設置許可を得た時点では、挿入時間は基準値(2.2秒)まで余裕があったが、後に二連動地震を想定すると基準値ぎりぎりに。東日本大鹿災を受け、三連動地震を考慮して計算し直すと、基準値を超えた。       
 だが関電は、再稼働の条件となった安全評価(ストレステスト)の一次評価で、この点を評価項目から外し、政府も容認。このため住民が司法の場に持ち込んだが、関電は、当初の計算方法は「精度が低かった」として、別の方法で導いた数値を新たに持ち出し「基準値を満たす」と主張した。
 七月に施行される原発の新しい規制基準でも、大飯原発は不適合の頃目があるのに、定期検査に入る九月までは原子力規制委員会が運転を認めそうな情勢。今回の決定もその流れに拍車を掛けそうだ。
 今後、大飯原発の運転差し止めを求める同様の決定などが、京都、大津、福井の各地裁で控えている。福島原発事故の原因究明や想定外の大地震への対策は道半ばで、原発への国民の不信感は拭いきれていない。
 一連の裁判で司法が原発とどう向き合うか、あらためて注目される。

(写真)
大飯原発3、4号機の運転停止を求め、大阪地裁前に集まった住民側の支援者ら=16日午後、大阪市北区で

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大飯原発の安企対策で関電 新基準適合状況提出へ

 関西電力は七月に施行される原発の新規制基準に合わせ、国内で唯一稼動中の大飯原発3、4号機の安全対策と新基準案との適合状況をまとめ、近く原子力規制委員会に提出する。規制委の田中俊一委員長は、基準との不適合があっても一部なら3、4号機が定期検査入りする九月まで運転を容認する可能性を示しており、判断が注目される。
 新基準案では、過酷子事故時に原子炉格納容器の破裂を防ぎ、放射性物質の拡散を抑える一フィルター付きベントの設置を義務付けた。しかし、大飯原発と同じ加圧水型軽水炉(PWR)は格納容器が大きいため、設置は五年間、猶予される。
 原発事故対応の拠点となる免震重要棟の設置は再稼働の条件になるが、大飯原発の免震重要棟は2015年度の完成予定。現時点では、中央制御室横の会議室を代用するとしており、新基準に抵触する恐れがある。関電は、これらを項目ごとにまとめた資料を規制委に提出し、確認を求める。
 規制委は三月十九日号、大飯原発3、4号機と新基準案の適合状況を確認し、安全上重大な罰題があれば運転停止を求める可能性を示した。一方で田中委員長は「大飯は一、二項目満たしていないだけで『即停止』とはならない」と発言している。

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