報道するラジオ2013/9/27 福島汚染水問題 民主党馬渕澄夫議員のお話

 永岡です、報道するラジオ、今週も水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの案内で放送されました。

 国会、ずっと開かれずで、4ヶ月行われていないのです。

 今週より、次期国会の重要テーマを取り上げていくのです。国会がやらないなら報道するラジオがやるのです。今日は福島の汚染水問題、今日、東電の広瀬社長の参考人質疑が行われ、それに出られた民主党衆院議員の馬淵澄夫さんのお話がありました。馬淵さん、東電に遮水壁を提案したのです。

 国会で閉会中審査があり、東京報道の神崎さん、東電の広瀬社長の質疑があり、汚染水問題が大きくなり始めての国会で、広瀬氏も緊張しており、広瀬氏、新たな心配をかけて申し訳ないといい、質問は、遮水壁、2年前に話があり先送りになったこと、当時は被爆量、瓦礫も多く、他の作業が優先したというのです。また、安倍総理のコントロールされている発言の裏打ち、東電より否定があり、これについて広瀬氏、総理の発言は、湾の外に影響なしでそこは同じ認識?なのです。

 そして、馬淵さんの質問が今日のクライマックスで、馬淵さん汚染水の責任者、東電が遮水壁を一旦決めたのに、発表前日に止めてくれと証拠を出し、東電の内部文書を示し、理由はお金の問題で、しかし設置されず、その理由は馬淵さんも厳しく問い詰めず、あの時はこうだつたという事実確認のみで、質問はなく、他の議員の質問もあったのに、馬淵さんの突っ込みが少なかったのは意外なのです。しかし、汚染水問題は8月に大きくなり、政府は国会を開かず、これはオリンピック招致の足を引っ張りたくないという意図があり、国が前面に立つ+安倍氏のコントロール発言+野党の民主党がこの問題に及び腰(事故処理に当たり、野田総理は収束宣言を出してしまい、矛先が自分に向く+当時の経産大臣が今の代表(泣))、遮水壁は責任者が海江田氏、自民にはいい話になる(あと2週間で国会、事実が明らかになると民主党に不利)のです。以上、神崎さんの報告でした。

 平野さん、汚染水問題は追い込まれ、食い止めるために出来たことがあったのに、なぜか出来なかったと言われ、証言を馬淵さんにお話を聞きます。事故対応の総理補佐官をやり、その馬淵さんのお話です。

 3・11の原発事故、対応をして、水を食い止める遮水壁を作る時系列、2週間強の3月26日に総理補佐官になり、原発事故対策、東電に行き、対策本部に行き、全国の役所の担当官+アメリカNR(原子力規制委)の関係者が来ていて、放射能遮蔽プロジェクトが立ち上がり、右も左も分からず、当時放射能が漏れて収まらず、前日に近藤委員長が最悪のシナリオ(再度水素爆発→総員退避)が示され、高線量で総員退避が示され、緊迫していたのです。馬淵さん漏れていた放射能を止めることで、陸は爆発の粉塵を封じ込めるための飛散防止剤を撒く。空は水蒸気に放射能があり、無人下でカバーリングした。その中で、地下水、汚染水問題があり、目に見えない、サイト内に人も入れない。水を注入して、漏れているかは東電も認めず、それを明らかにして、東電に地下水はどうかと詰め寄り、東電は最初大丈夫と言ったものの、原発は崖を切って作っており、川も流れており、当然地下水がある、建設当時地下水との闘いと思った。地下水より低いところの建設の困難さを知っており、過去のデータを調べたら、71年の稼動時、不適合事象の報告・公開より、1~4号機に地下水が入ってきたことが分かり、地下水が建屋を洗っており、汚染水が出ることも指摘したら東電も4月中旬にそれを認め対策を始め、地下水の流れ、スピードを建設時のデータから解析して、1日に8.8cmという速いスピードで流れ、174日で到達=半年で海に出る。それで、地下水を止める候補を検討し、キャップバリア(土壌の上、ダメ)、凍結バリア(広いところはダメ、しかし今しようとしているのと異なる)、鉛直バリア、透過性反応バリア(完全遮断ダメ)、結論は地下30mまで鉛直バリアになり、コンクリートではなく、四方を粘土で囲み遮蔽できることが分かった。

この計画の具体化、基本仕様を定めるところに行き、地下バウンダリ、遮水範囲まで具体仕様は決まり、どこに壁を作るかは6月11日、サイト内に吉田所長と入り、図面も上がり、6月14日に発表する段取りまで出来ていたのです。しかし13日に海江田大臣に東電の武藤福社長が待ったをかけたのです。メモを用意し、発表内容を変えてくれとなり、基本仕様まで決まっていて設計実施に着手するところなのに、実現可能性調査(考えるのみ)に後退し、馬淵さん海江田氏に問うと、認められないと言ったのに、当時この工事に1000億円かかり、東電救済スキームもなく、東電の株主総会の前に決算の時期で、有価証券報告の監査中、これを発表したら債務超過になると評価されると予測され、それを回避したいのが東電のメモであったのです。馬淵さん海江田氏に、遮水壁は止められず、しかし債務超過になることの懸念はあり、プレス発表はなくなり(13日に決定)、しかし遮水壁は作るという指示は降りたのです。それを武藤氏に言うと(市場の混乱を回避するため)、武藤氏感謝し、遮水壁を前に進めることは決めたのです。6月12日に工程表が出来、遮水壁は中期の計画になった。実施の設計の基本仕様は決まっており、遅れなく進むはずであったのです。工期は2年、このとき着手していたら今完成していたのです。

その後、馬淵さん更迭され、それは任命権者に聞いてもらうしかなく(6月27日、株主総会の前日)、菅総理の指示であり、経産副大臣になれと言われて、その理由は不明。プチ改造があり、総理補佐官は5人しかなく、それを空けるため、汚染水に関しては菅氏の指示はなかったのです。馬淵さん尖閣問題で問責され、同じ内閣に戻れず、総理補佐官はギリギリ、黒子に徹することになり、しかしこれは降格、受けられないとした。

 遮水壁のことはその後、細野氏、園田氏に引き継がれ、プロジェクトの総括で、会見を担当しており、遮水壁はやるべきなのです。遮水壁のチームは解散になり、元の役所に戻り、東電任せになり、少なくとも、遮水へ気を作るチームは10月に完全にひっくり返り、馬淵さん離れていたので言及できないが、陸側の遮水壁は要らないとされ、1000億円の数字はかからないことになったのです。海も遮水壁はやらず、港に流れ放題になってしまったのです。

 リスナーの質問で、民主党政権に、東電にちゃんとやらせられなかったのかという質問があり、民主党に強制権はなく、法律の建前で政府の統合本部、政府が東電にアドバイスするのみで、お願いではなく、馬淵さんが主体のときは進んだのに、どうして株主総会後にやれなかったかについて、海江田氏、検証作業をするとなった。馬淵さん担当者としてやり、仕方なかったという回答がありました。

 自民の決めた凍土方式について、馬淵さん、大事なのは誰が判断したかではなく、事業継続と事故収束のジレンマにあり、政府は東電をこういう方向でやらせるリーダーシップがいり、しかし凍土壁で良しとなっているが、汚染水問題、凍土の事例はなく、これだけ広く、長期にやった例はない、粘土の遮水壁をやるべきなのです。

 民主党、東電を破綻させなかったこと、馬淵さんは海江田氏が検証するとしており、当事者でない者が検証すべきで、作るのに2年かかり、漏れ付ける、毎日800トンという量は計測していない、もっと多いかも知れない。地下水を減らす必要もあるのです。

 馬淵さん、そのために質疑に立ち、計画が棚上げになったことは追求せず、当時自分はおらず、技術的なことを覆せない。事実関係を確認し、何をすべきかを国会で問うべきと言われました。安倍総理は、まず地下水の流入量の低減が必要で、止水工事の板を早く打ち込んで流入量を減らすべきであるのです。以上、馬淵さんのお話でした。

 ニュースは上田崇順さんの担当でした。

 JR脱線事故の裁判、強制起訴された歴代3社長に神戸地裁は無罪を言い渡しました。事故の刑事責任、山崎社長は無罪で、強制起訴された社長に事故の予見は出来なかったとして無罪なのです。判決後、誰一人事故の責任を取らないのはおかしいと思われるかも知れないが、社長個人の責任を問うには厳格であるべきと裁判長は言いました。遺族は企業体質の追及を求めて、無罪でも控訴を求めています。

 東電は柏崎・刈羽の安全審査を規制委に求めています。泉田知事の反対があったものの、フィルターベントの協議で承認され、審査対象は5つの会社の14基になり、具体的な再稼動の時期は不明。東電への批判も強まります。中国電も島根原発の安全審査を求め、申請は11月以降になる可能性もあります。原発で業績の改善を目指しています。防波壁も完成しています。

 滋賀のオスプレイ訓練、高島市の市長が受け入れを容認です。安全性への不安があったのに、沖縄の負担軽減を理由に容認です。来週、国に市民生活に影響が出ないように要請です。

 受刑者に投票の権利がないことを訴えた裁判、大阪高裁は憲法違反の認定を示しました。国家賠償は退けました。欧米諸国でも受刑者の選挙権制限は憲法違反になっているのです。しかし、法務省は、膨大な受刑者に投票させると対応できないと言っています。

 台風18号、激甚災害に指定で、被害が43億円、用地・林道の補助を2割に引き上げます。

 リスナーの声、すぐにでも着工しないといけないのに東電の意向で遅れたことへの憤り、小出先生が指摘されたのを放置したことの批判があり、平野さん、遮水壁は結果的に東電に跳ね返され、平野さんは東電と経産省の官僚=原発既得権に跳ね返された、それへの民主党の反省なしと指摘され、これからどうするか、平野さん凍土壁の計画も専門家の疑問があり、他の方法も与野党共にしっかり国会で取り組めと言われました。リスナーより、まず東電をつぶさず、東電と融資した銀行を守っていると指摘され、平野さん、問題なのは政府側の人間が今日の委員会に来ていない、政府は今までどおりでいいとしていると批判がありました。安部総理、それでいて世界最高水準の安全性、原発推進と言っているのです。今週の報道するラジオでした。

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