9/27柏崎刈羽 再稼動申請の記事【中日新聞】

「新潟にはがっかりやねー」と昨日の大津の滋賀県庁前。
泉田知事の翻意の背景にはどんな脅しがあったのだろうか?「射泉田裕彦新潟県知事の再稼働申請反発は出来レース」という声もあったし。
http://tomosato.net/weblog/%E6%B3%89%E7%94%B0%E8%A3%95%E5%BD%A6%E6%96%B0%E6%BD%9F%E7%9C%8C%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E3%81%AE%E5%86%8D%E7%A8%BC%E5%83%8D%E7%94%B3%E8%AB%8B%E5%8F%8D%E7%99%BA%E3%81%AF%E5%87%BA%E6%9D%A5%E3%83%AC%E3%83%BC/

今朝の中日新聞は柏崎刈羽一色だった。

——————————

再稼働申請 電力会社に申し上げる

【中日新聞・社説】 2013年9月27日
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2013092702000106.html

 原発再稼働に前のめりな政権を追い風に、東京電力柏崎刈羽原発や中部電力浜岡原発が早期再開を急ぐ。住民や消費者の声をよく聞かずして再稼働などできないと、電力会社に申し上げたい。

 必要な対策はひと通り整った。だから、再稼働を申請すると、中部電力幹部は言った。ひと通りで済ませていい問題か。

 とりわけ浜岡は、特別な場所にある特別な原発だ。

 東海地震の想定震源域の真ん中にあり、それらが連動して起こる南海トラフ巨大地震の規模は計り知れない。住民の地震に対する恐れは強い。いくら地盤を強化しても、風速九〇メートルの竜巻に耐えるという冷却ポンプカバーを取り付けても、その不安は除けない。

 再稼働を論ずる前に必要なのは、住民との対話、住民の声をよく聞くことだ。

 中電は、静岡県や御前崎など四市と安全協定を結んでおり、再稼働を申請する場合、自治体側へ「事前通報」の義務がある。しかし、それは同意を求めるわけではなく、すでに決まったことの確認にすぎないというのが、中電側の解釈らしい。傲慢(ごうまん)ではないか。

 中電だけのことではない。すでに原発の再稼働申請をした北海道、関西、四国、九州の四電力が、原発三十キロ圏の周辺市町村が求めた、立地自治体並みの安全協定締結を拒否している。

 福島第一原発事故の被害が思わぬ遠くにまで及び、多くの人々がふるさとを奪われたままであるにも、かかわらず。

 柏崎刈羽原発の再稼働に理解を求める東電の広瀬直己社長に、新潟県の泉田裕彦知事は「急ぎますか」と問いかけた。なぜ急ぐのか。銀行からの借り換えや新たな借り入れに、再稼働による収益改善が不可欠だからという。

 福島の汚染水問題一つとっても、東電に原発を任せられないというのは明らかなのに、である。

 再稼働に巨額の対策費を投じた中電などにも、同様の事情がある。中電の場合、今年の猛暑の電力需要を余裕をもって乗り切った。関電に融通したほどだ。再稼働を急ぐのは、これ以上赤字を出したくないからだ。

 企業が利益を追うのは当然だ。しかし、安全と収益をてんびんにかけられては、かなわない。

 何よりも、住民の立場に立って安全を優先させる。この大前提を欠く限り、拙速な再稼働は許されない。

————————————-

東電、再稼働へ安全審査申請 柏崎刈羽6、7号機

2013年9月27日 10時01分 【中日新聞・社会】
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013092701000885.html

 東京電力柏崎刈羽原発。(手前から)5号機、6号機、7号機=2012年3月、新潟県柏崎市

 東京電力は27日、柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の再稼働に向けた安全審査を原子力規制委員会に申請した。規制委は電力各社が7月に申請した原発の審査を進めており、審査対象の原発は電力5社が保有する計14基となる。

 福島第1原発の汚染水問題に解決のめどがつかない中で、原発事故の当事者である東電が再稼働への手続きを進めることに批判が強まることも想定される。

 東電は新規制基準が7月に施行された直後に申請を目指したが、新潟県の強い反発を受けて断念した。広瀬直己社長が新潟県の泉田裕彦知事と9月25日に再会談して安全対策の強化を説明し、泉田知事が申請を承認した。

(共同)

————————————-

9/27じり貧東電 原発頼み 柏崎刈羽 再稼動へ猛進【中日新聞・核心】

今日の中日新聞は東京新聞の核心「焦る東電、安全より経営 柏崎刈羽 きょう審査申請」と同じらしいのでリード文と表以外は「俺的メモ」さんの文字おこしをいただきました。ありがとう。

——————

じり貧東電 原発頼み 柏崎刈羽 再稼動へ猛進

【中日新聞・核心】2013年9月27日

 東京電力は27日に柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の再稼働審査を原子力規制委員会に申請する。既に電力4社が12基の審査を申請し、中部電力も浜岡原発4号機(静岡県)の申請方針を打ち出す中、東電の広瀬直己(なおみ)社長には一日も早い再稼働で経営を立て直したい焦りが見える。福島第一原発の事故収束もままならない中で、東電に原発を動かす資格はあるのだろうか。 (加藤裕治)

東京電力柏崎刈羽原発をめぐる最近の動き

6月26日 東電の株主総会で、株主から柏崎刈羽などの廃炉が提案されるも否決
7月2日 書面を回覧する「持ち回り」の役員会で、柏崎刈羽6、7号機の再稼動を原子力規制委員会に申請する方針を決定
     新潟県の泉田裕彦知事が猛反発「これ以上の地元軽視はない」
7月5日 東電の広瀬直己社長が泉田知事と面談。物別れ
     泉田知事「なぜ再稼動を急ぐのか。安全や信頼よりもお金を優先したのか」 
     広瀬社長「申請は、審査を受けて安全性をチェックしてもらうため」
7月8日 原発の新しい規制基準が施行
     北海道、関西、四国、九州の4電力が計10基の再稼動を申請
7月12日 九州電力が新たに2基を申請
7月16日 規制委が再稼動審査を開始
8月6日 柏崎市と刈羽村が、東電の申請を了承
8月19日 福島第一でタンクからの処理水漏れが発覚
9月25日 泉田知事と広瀬社長が、再稼動問題で2ヶ月半ぶりに面談
     広瀬社長は、地下式のフィルター付きベント(排気)設備を追加設置することや、県の事前了解がなければ再稼動申請はしないと明言。
     広瀬社長は「まずはチェックしていただくこと(規制委の審査)が必要。絶対に急ぐべきだと思います」
9月26日 新潟県が、再稼動申請を容認することを東電に伝達

—————————————————–

ここより(俺的メモ)さんより
http://magicmemo.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/229-5b7b.html

■驚き

つい1日前、広瀬社長との面談で回答を保留したばかりなのに、新潟県の泉田裕彦(ひろひこ)知事が一転、審査申請を容認したことに、地元では驚きが広がった。

新潟県内の原発関連企業など約60社が参加する「新潟県原子力活用協議会」でアドバイザーを務める馬場礎さん(68)は「あまりにも早い判断だ」と驚く。

「刈羽村命を守る女性の会」代表の近藤ゆき子さん(59)は「知事には申請を認める判断はしてほしくなかった。東電のシナリオに乗っけられているようでがっかりだ」と声を落とした。

■赤字

「ぜひ!」。25日に新潟県庁を訪ねた広瀬社長は、泉田知事の「急ぎますか?」の問いに勢い込んで答えた。

広瀬社長が建前とするのは、安全性を確保するためには、規制委のチェックを受けるのが一番で、早く申請して不十分な点が見つかれば、原発が早く安全になる─との理屈だ。

しかし、広瀬社長の脳裏にあるのは「3期連続の赤字は避けたい」(7月の知事との面談で)。2013年3月期の連結決算で、東電は6852億円の純損失を計上。営業損益、経常損益も含めた赤字は2期連続になった。14年3月期には営業損益を黒字にしようと掲げている。

しかし、原油や天然ガスなど火力発電の燃料費がかさみ、見通しは暗い。頼みは、1基動かせば約800億円の収支改善が見込める原発となる。

金融機関との関係も申請を急ぐ要因の一つとみられる。東電は10月に金融機関からの融資800億円を借り換え、12月に3000億円を新たに借りる予定。ある東電関係者は「再稼働への姿勢を見せないと、金融機関も応じないだろう」と語っていた。

■資格

新潟県の了承を得た後の26日夜、東電の広報担当者は会見で「福島第一原発の廃炉に向けた工程はしっかりやる」と語った。記者から「柏崎刈羽で事故が起きた時、対応できるのか」と質問が飛ぶと、「申請と再稼働することは別です」と言葉を濁した。

だが、早期の事故収束が最優先されるべき福島第一の現場ですらコスト重視の状況。同時に二つの原発で事故を抱えれば、もはや東電は立ちゆかない。福島の事故では、柏崎刈羽から人的、物的な支援を受けたが、それも望めない。

福島第一原発の事故対応で被ばくし、多くのベテラン作業員が現場を去った。

元国会事故調査委員会の委員で、避難生活を送る福島県大熊町商工会の蜂須賀(はちすか)礼子会長は「被災者としては許せない。まず汚染水の問題を解決すべきだ。ここ半年の動きをみていると、トラブル対応で後手に回っている。そんな会社に、原発を運転できるのだろうかと思う」と憤った。

2013年9月27日 東京新聞:核心
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2013092702000142.html

カテゴリー: ちたりた タグ: パーマリンク