東電社長 作業員不足認める 規制委員長と面談

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013102902000116.html

【東京新聞・社会】

東電社長 作業員不足認める 規制委員長と面談

2013年10月29日 朝刊
 

 単純ミスによるトラブルが続く東京電力福島第一原発の現場環境の改善に向け、原子力規制委員会の田中俊一委員長と東電の広瀬直己社長が二十八日、初めて面談した。東電側が作業員確保が難しくなっていることを率直に認めるなどいくつか前進はあったが、面談が本当に改善のきっかけになるのかどうかはまだ分からない。 (岸本拓也、片山夏子)

 これまで東電は、福島第一の作業員は基本的に足りていると強調してきた。東電社員も退職者が増え、下請け作業員も長引く収束作業で、被ばく線量が増え、原発を離れる人が増えてきたのに、ずっと「足りている」を繰り返してきた。

 この日、広瀬氏は一転して「作業員の確保が非常に困難になっている」と認めた。敷地全体の放射線量をもっと下げ、全面マスクなしに過ごせる場所や休憩場所も充実させることなどを約束した。

 ただ、作業員が集まらない理由は、線量だけでなく、コスト削減で作業員の待遇が悪化していることも大きな原因だ。広瀬氏は、東電全体で社員を福島第一に回し、人員を確保する対策も明らかにしたが、下請け作業員を含めた長期的な人材確保、待遇改善に向けた具体論までは話し合わなかったようだ。

 一方、規制委にとって、面談のもう一つの大きな目的は、福島第一の収束もままならぬ東電が、果たして柏崎刈羽原発(新潟県)をきちんと運用する能力があるかどうかを確かめることだったはず。

 しかし、再稼働問題について「話は出なかった」(広瀬氏)というばかりで、密室の場で、どういう話になったのかははっきりしない。同席した規制委事務局の池田克彦長官は「まず福島第一をどう改善するか、結果で示してほしい。それを見て考える」と述べるにとどめた。

 今後、福島第一の現場の環境改善をどうチェックし、どう判断されれば柏崎刈羽の審査を進めるのか。両トップの面談からはうかがい知れなかった。

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佐賀新聞は写真付き。見たくないけど。

http://www.saga-s.co.jp/news/global/corenews.0.2572659.article.html

制委員長、作業環境改善を要請 / 東電社長と汚染水問題で会談
 原子力規制委員会の田中俊一委員長は28日、東京電力の広瀬直己社長を呼び、福島第1原発で相次ぐ汚染水漏れへの対応について認識をただした。田中委員長は「極めて憂慮すべき事態だ。徹底的かつ長期的な計画で臨んでほしい」と述べ、作業員の被ばく線量を減らすための除染などを実施するよう要請した。 広瀬社長は今後の第1原発への対応に、柏崎刈羽原発のほか火力や水力部門も含め全社的に人員を回し、必要なコストも惜しまないと説明した。 一連の汚染水問題で田中委員長が直接、広瀬社長から話を聞くのは初めて。
2013年10月28日 12時56分
規制委員長、作業環境改善を要請

 汚染水漏れについての対応で、原子力規制委員会の田中俊一委員長(手前)に呼ばれた東京電力の広瀬直己社長(奥右)=28日午前、東京都港区

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