12/6~12/7東京新聞より抗議する人々の記事

12/7上牧行動・敦賀行きの車に便乗し、向かった先の白木海岸。行くのは三度目で常に雨か雪。今回も天気予報の通りに雨。途中朝ごはんで立ち寄ったマキノの道の駅でモーニングを食べてつきたてのお餅を食べて野菜買い込んでたりしてもんじゅの抗議集会に遅刻。中嶌哲演師のお言葉は残念ながら聞けず(泣)。パキパキ姐さんも遅刻組。もんじゅの抗議の後敦賀市プラザ万象から敦賀駅前までパレードでは、なぜか「さいかどうはんたい」コールがなく”もんじゅ”一色だったけれど「秘密保護法案反対!」のコールもあった。その後のたんぽぽ舎さんの交流会で昨年と同じ会場に向かい、会場では秘密保護法案に反対して国会前に一万五千人が押し寄せたと写メを見せていただいた。以下全て東京新聞より抗議する人々の記事。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/himitsuhogo/list/CK2013120702000136.html

「終わらない」決意の日 秘密法 民意なき成立

2013年12月7日
 

国会前で特定秘密保護法案の採決に反対する人たち=6日午後11時すぎ、東京・永田町で

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 「採決撤回」の叫び声が、冷え込む夜空の下で繰り返された。六日深夜、特定秘密保護法が成立した後も、国会周辺での抗議行動は続いた。「息苦しい社会にならないか」「戦争できる国になるのでは」。さまざまな懸念は置き去りにされた。市民からは怒りとともに、「これからだ」と反対を続ける決意の声も出た。 

 「わたしたちは黙らない」「日本国民は忘れない」-。怒りを込めたプラカードや横断幕を手に六日夜、国会前には、ツイッターなどで抗議行動を知った人々が歩道にあふれるほどに詰め掛けた。国会に向かって遮るように立つ警備の警察官と緊迫した空気も漂わせながら、ドラムの拍子とともに「強行採決絶対させない」「自由を守れ」と声を合わせた。

 午後十一時十五分ごろ、記名投票が始まった国会中継の音声がスピーカーから流れると、コールはいったんやみ、投票の行方に耳を傾けた。可決成立の瞬間も怒号や混乱はなく、どこからともなく起きた「採決撤回」のコールに再び声を合わせた。表情には静かな怒りがにじんでいた。

 正門前での抗議行動を呼び掛けた主催団体「怒りのドラムデモ」の井手実さんは、「すごくくやしいけれど、声を上げていかなければいけない」。成立後もあきらめずに訴え続けようと呼び掛けた。

 社会学者の小熊英二慶応大教授も駆けつけ「この政権はもう死に体。野党に借りをつくり、何より多くの国民を敵に回した」と指摘。参加者からも「今日で終わりじゃない」「負けねえぞ」などと前向きな声が飛んだ。

 都内の西村直矢さん(34)は、抗議の声を上げるため連日、国会周辺に通っていた。「流れを変えられなかったのが悔しい」と憤る。「強引な国会運営で政権への不信感が高まっている。この数日で多くの市民が国会周辺に集まった。その流れは今後に期待ができる」と自分に言い聞かせるように話した。

 鎌倉市の小川秀夫さん(61)は十月下旬から法案への反対活動に参加してきた。「成立するだろうとあきらめはあった。今後は法案の違憲性を訴えるなど、どのような制度で対抗できるか考えないといけない」

 都内の男性(43)は「数の力にものをいわせた強引な決め方だ。この後の社会がどうなるか不安だ。自民党の力が強すぎる。でも、みんなの力で変えることはできる。きょうが始まりだと思いたい」と話した。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/himitsuhogo/list/CK2013120702000237.html

廃止へ新たな闘い 日比谷に1万5000人 

2013年12月7日

 

 特定秘密保護法が六日夜の参院本会議で採決され、自民、公明の与党の賛成多数で可決、成立した。国会正門前や議員会館前には多くの人が集まり、最後まで特定秘密保護法への反対を訴え続けた。

 「本案は可決しました」。午後十一時二十分すぎ、国会中継のスピーカーが法案成立を伝えると、正門前で耳を傾けていた市民からは「採決撤回」のシュプレヒコールが上がった。三百メートルほど先の国会を見つめながら、怒りのコールは約五分間続いた。

 主催者が「くやしい結果が出てしまいましたが、こんなことでは負けない。明日以降も声を上げていきましょう」と呼び掛けると拍手がわき、「これからだ」という決意の声があちこちから飛んだ。

 市民たちは六日、国会周辺や首都圏各地で、抗議の声を上げ続けた。一万五千人(主催者発表)が集まった東京・日比谷野外音楽堂の反対集会では、主催者代表の海渡雄一弁護士が「法案が成立しても決してあきらめない。翌日から廃止のための活動を始めよう」と呼び掛けた。

 福島原発告訴団の武藤類子団長は新幹線で福島県から駆けつけた。壇上で「政権の横暴さに背筋が寒くなる。でも自分たちで自分たちを守らなければならない。それは市民ひとりひとりの責任です」と訴えた。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/himitsuhogo/list/CK2013120702100015.html

やりたい放題許すな 決意新たにデモ

 

2013年12月7日
 

特定秘密保護法に反対し、デモ行進をする人たち=7日午後、東京都渋谷区神南で(嶋邦夫撮影)

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 六日深夜の特定秘密保護法成立から一夜明けた七日午前、東京都渋谷区の代々木公園から渋谷・原宿を巡るデモが行われ、集まった人たちは「口まではふさがせない」と決意新たに声を上げた。どさくさに紛れるように六日には、民意をくみ取って決まったはずの「原発ゼロ」の政府方針も覆された。市民らは怒りの声を上げ、「主権者は私たち」「新しい戦いの始まり」と、前を向いた。 

 代々木公園のデモに参加した川崎市の会社員中田絵美さん(33)は、特定秘密保護法の成立を国会正門前で知った。「こんなに多くの人たちが立ち上がり、反対の声を上げているのに。悔しくて国会に向かって泣きました。やっぱり選挙が大事なんだって、思い知らされました」

 横浜市の男性デザイナー(42)は「情報を秘密にして、国民の耳や目はふさいでも、口をふさぐことはできない」。民意を一票で示すため「正しい情報で、正しく投票しよう」とデモで呼び掛けた。

 「法の施行に向けて、これからどういう手続きを取っていくのか。その透明性は絶対に必要」と川崎市の会社員青木育代さん(46)は訴えた。六日深夜は国会正門前で、大勢の人たちとともに反対の声を上げた。「これだけ反対する国民がいるのに、パブリックコメントとか民意をくみ取る仕組みが形骸化している。あきらめずにウオッチしていく」と決意を語った。

 この日のデモはドイツやフランスのように気軽に参加できる「楽しいデモ」がテーマで、サンタクロースのコスプレや着ぐるみ姿の行列、レゲエ音楽の演奏も。相模原市の団体職員高尾洋平さん(34)は「デモに参加するのは市民運動家というイメージがあり、一般市民は入りにくい」とし、民意を示すデモの在り方にも変化が必要と話す。

 自民党の石破茂幹事長がインターネットのブログに、デモをテロと同一視するような書き込みをしたことも意識して、「デモは非暴力の市民の民意のひとつ。他力ではなく自力で民意を示すうねりを広げたい」と語った。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20131207/CK2013120702000157.html

【栃木】

特定秘密保護法案 強行与党に反発 宇都宮で120人デモ

2013年12月7日
 

デモに先立つ集会。与党の強引な国会運営に、参加者が怒りの声を上げた=宇都宮市で

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 特定秘密保護法案をめぐって与野党が国会でぎりぎりの攻防を繰り広げた六日、県内でも、与党の強引な国会運営に反発し、成立を断固拒否する意思を示そうという動きが目立った。 (石井紀代美、稲垣太郎)

 宇都宮市では、県内の市民団体でつくる「秘密保護法はいらない! ネットワークとちぎ」のメンバーら約百二十人が、廃案を求めるデモを行った。

 デモに先立ち、県総合文化センター前の広場で集会が開かれ、「国民の安全は情報公開から」「国民の目・口・耳ふさぐ」などと書いたプラカードを持つ人たちが集まった。各団体の代表者らが次々にマイクを握り、「度重なる強行採決は納得がいかない」「全国で抗議行動が行われ、国民の怒りが高まっている」と声を上げた。

 その後、宇都宮市役所までの約一キロをデモ行進。「国民の『知る権利』を守れ」「報道の自由を守れ」などとシュプレヒコールを繰り返した。

 参加した宇都宮市の男性(66)は、秘密指定をチェックする第三者機関を政府内に設けるという安倍晋三首相の意見表明について「政府から独立しておらず、結局、身内同士。きちんとしたチェック機関にはなり得ず、法案の危険性は変わらない」と疑問視。

 武藤和志(たかし)・県労連事務局長は「仮に特定秘密保護法が成立しても、抗議行動は終わらない。法の運用を許さないという次のステップが始まる。さらには、選挙で政治を変えて廃棄を目指す」と訴えた。

 県内では、ほかの市民団体の関係者も同日、本紙の取材に対し、強引に成立を目指す与党の姿勢に不満を示した。

 「足利・九条の会」の釆沢(うねざわ)良浩代表(54)は「(与党の国会運営は)強引なやり方にブレーキをかける憲法から逸脱している。納税者であり、主権者である国民の『知る権利』などを抑えつけてしまうもので、許すことはできない」と話した。

 栃木市の「太平山麓九条の会」事務局の大森八重子さん(67)は「強行採決は民主主義を冒涜(ぼうとく)している。主権は国民にあるのに、その国民から『知る権利』などを奪ってしまうのは憲法違反だ」と憤った。

 

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20131208/CK2013120802000149.html

【茨城】

秘密保護法成立 抗議の声 水戸「慎重審議、反対を無視」

2013年12月8日 

特定秘密保護法の強行採決に抗議の声をあげる県民=JR水戸駅で

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 参議院での特定秘密保護法の強行採決から一夜明けた七日、水戸市のJR水戸駅南口では、県民有志でつくる団体が抗議の声を上げた。

 「秘密保護法を作らせないネットワークいばらき」の約二十人は、横断幕を掲げたり、チラシを配布するなどして市民にアピール。

 弁護士谷萩陽一さん(57)は「今回ほど反対の声を無視した国会運営は過去にない。原発事故以降、国が情報を隠すことに不信感がある。声を上げないと、集団的自衛権の問題などさらに危険な方向に向かう」と危機感をあらわにした。

 茨城大学名誉教授の田中重博さん(66)は「秘密国家、戦争国家につくり替える恐ろしい法を施行させるわけにいかない。運動を盛り上げて撤回まで戦わなくては」と訴えた。

 また、県九条の会も「圧倒的多数の国民世論が求めた慎重審議の要求、反対の声を無視して暴挙を犯した」と与党を批判する声明を出した。 (柴田久美子)

◆県選出参院議員 賛否真っ二つに

 六日深夜の参院本会議で可決・成立した特定秘密保護法で、県選出議員の採決は、党の方針通り自民二人は賛成、民主二人は反対の立場を取った。

◆参院本会議で、特定秘密保護法をめぐる茨城選挙 区選出議員の投票行動(敬称略)

岡田  広(自民)賛成

郡司  彰(民主)反対

上月 良祐(自民)賛成

藤田 幸久(民主)反対

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20131208/CK2013120802000115.html

【東京】

秘密保護法成立に目黒区議が抗議  「中身問い続ける」

 

2013年12月8日
 

特定秘密保護法の成立に抗議して街頭演説する目黒区議ら=自由が丘駅前で

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 特定秘密保護法の成立を受け、目黒区議が七日、区内の自由が丘駅前で緊急の抗議活動をした。

 参加したのは、共産、無所属・目黒独歩の会(独歩)の二会派に所属する六人。交代でマイクを握り、「法案が通ったから終わり、ではない」「主権在民の日本を守るため力を尽くそう」などと訴えた。支援者らもかけつけ、横断幕を掲げてアピールした。

 目黒区議会では、独歩のメンバーを中心にした五区議が連名で法案の慎重審査を求める意見書を提案。刷新めぐろ、共産、独歩など、自民と公明以外の区議十四人が賛成したが、反対多数で否決された。

 坂本史(ふみ)子区議(独歩)は「地方議員は国の情報を基に追及することも多い。自公以外の議員が党を超えてこれだけまとまったのは初めてで、今後も法案の中身を厳しく問う声を上げていきたい」と話した。

  (奥野斐)

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20131208/CK2013120802000146.html

【埼玉】

秘密法成立 国民置き去りに怒り、失望 

2013年12月8日

 

 大きなうねりとなった国民の反対の声が踏みにじられた。六日深夜に参院本会議で強行採決され、自民、公明両党の賛成多数で可決、成立した特定秘密保護法。「これが民主主義なのか」「市民運動が萎縮してしまう」。国民置き去りの暴挙に、県内からも怒りや失望の声が上がった。(特定秘密保護法取材班)

 「急ぐ必要はまったくない。反対や慎重な意見を無視し、なぜ強行採決したのか」と憤慨するのは、宮代町在住のシンガー・ソングライター田代ともやさん(59)。東日本大震災直後から被災地支援を続け、今も福島県に通う。「福島ではまだ何も解決していない。今後、原発や放射能汚染の情報が秘密とされるかもしれない。国民の知る権利はどうなるのか」と懸念した。

 越生町の団体職員男性(44)は「秘密指定が適正かチェックする第三者機関が政府側の人だけになり、情報公開とは逆方向に進むのは目に見えている」と指摘。さらに「省庁に都合の悪い情報が出てこなくなるのでは」と懸念を示した上で、与党の国会手続きも「少数派の意見をまったく聴かず、民主主義とはいえない」と糾弾した。

 朝霞市の国家公務員宿舎建設計画に反対していた同市の市民グループ代表大野良夫さん(64)は「官僚は情報を出し渋る。私たちは宿舎問題で大変苦労した。情報を秘密にできるこの法律で市民運動が萎縮しないか心配」と語気を強めた。

 「法の中身を国民はほとんど知らない状況で、数の力で可決するのは疑問」と首をかしげるのは、上尾市の内視鏡医の大森敏秀さん(48)。「日本はスパイ天国だし、それを改める点は分かるが、本当にどこまで情報が隠されるのか分からず怖い。時代の流れに逆行している」と話した。

 秩父市の無職男性(68)は「多くの反対意見があるのに、それを気にも留めずに強行した印象が強い。説明責任を果たす姿勢がまったく見られなかった。政府にとって都合が良い法律をこのように決めていては、とても賛成できない」と嘆いた。

◆「民主主義の危機だ」埼玉弁護士会が批判

 埼玉弁護士会の池本誠司会長は7日、特定秘密保護法が成立したことについて談話を発表し、「国民主権を侵害する恐れがある法案を、国民的な議論を尽くさず強行採決した。民主主義の危機だ」と厳しく批判した。

 池本会長は「政府は、法の運用を監視する第三者機関を設けると答弁しながら、その組織や権限を法に位置付けなかった。国民の人権を侵害する施策など実質的に秘密にすべきでない情報を『特定秘密』とするのは指定権の乱用だが、特定秘密が正当か否かを検証する手続きすらない」と指摘した。 (谷岡聖史)

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20131208/CK2013120802000154.html

【群馬】

「知る権利奪う」反対の声やまず 秘密保護法

2013年12月8日
 

 「反対」の声がやまない。与党が強行可決した特定秘密保護法。「暴挙」「許せない」。原発事故からの避難者や平和運動をしている市民、弁護士がそれぞれの立場から語った。

被災者の立場から反対する丹治杉江さん=前橋市で

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◆「チェルノブイリ」再現危惧 福島県から避難 丹治杉江さん(57)

 東京電力福島第一原発事故の発生時、約三十四キロ離れた福島県いわき市に住んでいた。被災者の健康に影響する放射性物質の情報の発信が遅れたり、隠されたりした。法の成立で原発事故による健康情報だけでなく、食品や廃炉、除染の情報も隠されないか心配だ。

 仕事のワープロ修理業は全国から注文があるが、福島に対する風評被害があり、二〇一一年七月に出身地の伊勢崎市に近い前橋市へ自主避難した。

 脱原発の思いから昨年、原発事故があったチェルノブイリ(ウクライナ)に行った。人々は今でも放射性物質の影響に苦しんでいる。情報隠蔽(いんぺい)が原因だ。事故の情報隠しを風化させてはならないと、自分も参加するいわき市の市民団体は福島県内の被災者の最近の姿を撮ったDVDを作った。

 法に反対するデモや勉強会に参加してきた。法案に関する衆院の地方公聴会が先月、福島市であり、出席した七人全員が反対したのに成立させたのは、被災者として絶対に許せず、納得できない。 (菅原洋)

◆戦前に逆戻りでは 利根沼田 平和委員会会長 佐藤卓三さん(71)

 国民の知る権利、表現や報道の自由を危うくする悪法だ。国民の目、口、耳をふさぎ、戦争を放棄した、世界に誇る平和憲法の九条を改定し、国防軍を作って日本を戦争のできる国にしようという魂胆が透けて見える。

 国民の反対が多いのに、世論や国会を軽視して強行採決に踏み切ったことは暴挙と言わざるを得ない。戦前の暗黒時代に逆戻りしないか心配だ。

 みなかみ町は関東で唯一、米軍の新型輸送機オスプレイ訓練の「ブルールート」に含まれるとされる。送電線も張り巡らされ、低空飛行は危険なのに、防衛機密として情報が伝わらなければ、安全性について住民の不安は募る一方だ。

 私たちが、いま危険性を訴えなかったら、日本は夢も希望もない国になってしまう。若者たちは日本から出て行ってしまうのではないだろうか。 (山岸隆)

◆刑事法の原則逸脱 弁護士 杉原信二さん(68)

 暴挙としかいいようがない。国民が知るべき情報が隠されてしまえば、民主主義の破壊につながる。法律自体が表現の自由を侵害しており憲法違反だ。

 特定秘密を漏らしたとされる人を弁護する時、弁護士は秘密の内容を知らないまま弁護しなければならない。隠す必要のなかったものではないか、という弁論もできない。この法の規定は曖昧で幅広く解釈できる。どういうことをしたらどう処罰されるかは明確であるべきだ、という刑事法の大原則に反する。国の狙いは裁判前の段階だろう。疑いの段階で捜査さえできればよいのだから。情報源が捜査されかねない、となれば報道機関は萎縮する。重要情報が国民に知らされなくなるだろう。

 監視する第三者機関を作るというが、行政から独立した存在でなければ意味がない。法が適用されないようにしないといけない。 (伊藤弘喜)

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/himitsuhogo/list/CK2013120802100004.html

法廃止へ揺るがず 監視国家 広がる「反対」

2013年12月8日
 

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 国民の「知る権利」を侵す恐れのある特定秘密保護法は六日深夜の参院本会議で、与党の賛成多数で可決、成立した。野党は慎重審議を求めたが、与党が採決を強行した。だが「秘密保護法案反対」を訴えていた人たちの声は、消えることはない。「法律廃止」へと変わるだけだ。国民の権利を守ろうという全国の幅広い層による活動は続く。 (城島建治、関口克己)

 法成立に強く反対してきた「特定秘密保護法案に反対する学者の会」は七日、名称を「特定秘密保護法に反対する学者の会」に変え、活動継続を宣言。学者の中には、法律は違憲立法だとして法廷闘争に持ち込む準備を始める動きもある。

 女性関係の三十六団体でつくる「国際婦人年連絡会」は、法成立を受けて近く集会を開催する。戦争体験を持つ女性が多く所属しており、秘密保護法が脅かしかねない平和の尊さを広く訴えることの重要性を確認する。

 連絡会の世話人で、女性の地位向上に尽くした政治家の故市川房枝氏の秘書を務めた山口みつ子さんは、秘密保護法が成立したのは「昨年末の衆院選と今年の参院選の低投票率の弊害だ」と分析。「有権者が政治への関心を高めないと、権力的な政治がさらにまかり通る」と訴える。

 アイヌの有志でつくる「アイヌウタリの会」は、法律廃止への賛同を広く募っていくことを決めた。

 弁護士有志による「自由法曹団」も法律の廃止を求めた。自民党の石破茂幹事長がデモとテロを同一視した問題を挙げ「政府に反対する声がテロとして排斥され、密告・監視が横行する。こんな国と社会は許されない」と訴えた。

 日本ジャーナリスト会議も、衆参両院での採決強行を「憲政史上、前例のない最悪の暴挙」と非難。安倍政権を「国民の目と耳と口をふさぎ、民主主義を否定する」と批判し、衆院を解散して国民に信を問うべきだと主張した。

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