7/23海に流出時、対策不十分と指摘 放射性物質【中日新聞・福井】 /7月22日実施の第81回福井県原子力安全専門委員会の会議資料

-------追記 これが最後の更新かもしれない。150723 14:03ーーーー

【県民福井】  2015年7月23日

原発の航空機テロ議論 高浜3、4号機を想定 県原子力安全専門委

http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2015072302000228.html

高浜原発3、4号機の安全対策について議論する県原子力安全専門委員会の委員ら=県庁で

写真
県原子力安全専門委員会(中川英之委員長)が二十二日、県庁で開かれた。委員からは関西電力高浜原発3、4号機(高浜町)の使用済み核燃料プールに航空機が意図的に衝突した際の危険性を指摘する声が上がった。関電は放射性物質の放出を低減する資機材や手順は「有していると確認している」と被害拡大を否定した。

田島俊彦委員(県立大名誉教授)は使用済み核燃料プールに航空機が衝突し、プールが壊れると「一気に使用済み核燃料が顔を出し、溶融が始まる」と指摘。「そこに放水砲でいくら水を掛けても安定した状況にならない。想像しただけで恐ろしい」と述べた。

関電は「テロ対策なので全ては申し上げられない」と前置きした上で「放水砲などで燃料が冷却でき、水量が確保できるかを確認している」と主張。新規制基準の考え方として「影響緩和と放射性物質の放出を低減すること」と対応が正当であることを示した。使用済み核燃料の危険性については「十分冷却した後の燃料なので崩壊熱はかなり低いレベル」と反論した。

中川委員長(福井大名誉教授)の提案で次回以降、使用済み核燃料の詳しい説明を聞いた上で再度議論することになった。

次回の日程について中川委員長は原子力規制委員会の工事計画と保安規定の審査が終了するころを想定し「規制庁から審査の実態を聞きたい」との考えを示した。現場確認の時期については未定とした。 (塚田真裕)

放射性物質の「対策不十分」

二十二日の県原子力安全専門委員会では、前回に引き続き、過酷事故で海に流れ出た放射性物質の対策が不十分だとして、指摘の対象になった。

関西電力は、放射性物質が海に流れ出る前に、側溝に設置した吸着剤「ゼオライト」で捕捉し、通過しても砂に吸着して粒子状になれば、海に張った「シルトフェンス」で捕捉。水に溶けた放射性物質はフェンスを通過するが、フェンスの整流効果で広がる範囲を小さくできると説明した。

県立大教授の近藤竜二委員は「対策はセシウムを対象にしているようだが、ストロンチウムもたくさん出る」と指摘。ストロンチウムは海水の主要成分であるため、「放射性核種と安定核種を分けて取ることはできない。技術的な問題では?」と問いただした。

関電は「もっともな指摘」と認めた上で、東京電力福島第一原発の汚染水対策で開発中の技術を活用する方針を示した。ただ、近藤委員が「可能なのか」と強く迫ると、「詳しい中身は公表されていない。申し訳ない」と言葉を濁した。名古屋大大学院教授の山本章夫委員は「無理」と明言した。 (西尾述志)

ーーーーーー追記おわりーーーーーーーーーーーーーーーー

今回も3連休直前の4日前に開催予告された。福井県原子力安全専門委員会はよっぽど一般民間人に来場して欲しくないらしい。
出席者に問合せたところ、前回と同じように前日に中川英之委員長の罷免、基準地震動の疑問の申し入れが行われたため、効果てきめん委員長は緊張感をもって進行にあたり、田嶋委員が鋭い質問出きりこんで下さったとのこと
関西電力は変わり映えしない資料ばかりだし、なんやらの一つ覚えの様にゼオライトとシルトフェンス。こんなもん「ないよりマシという程度」(今中哲二氏談)

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第81回福井県原子力安全専門委員会の開催について

最終更新日 2015年7月17日 | ページID 017331
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:AUo3QxsFQk8J:www.pref.fukui.lg.jp/doc/atom/senmon.html+&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp

開催案内
第81回 福井県原子力安全専門委員会の開催について[H27.7.17](PDF形式90キロバイト)

開催日時:平成27年7月22日(水)16時~18時 (県庁6階大会議室)

議  題:○福島第一原子力発電所事故を踏まえた安全性向上対策の実施状況等について【関西電力(株)】
・新規制基準対応工事等の実施状況
・原子力事業本部の安全管理体制の強化等
・これまでの委員会における委員からの質問に対する回答

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海に流出時、対策不十分と指摘 放射性物質

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20150723/CK2015072302000005.html
【中日新聞・福井】 2015年7月23日

二十二日の県原子力安全専門委員会では、前回に引き続き、過酷事故で海に流れ出た放射性物質の対策が不十分だとして、指摘の対象になった。

関西電力は放射性物質が海に流れ出る前に側溝に設置した吸着剤「ゼオライト」で捕捉し、通過しても砂に吸着して粒子状になれば、海に張った「シルトフェンス」で捕捉。水に溶けた放射性物質はフェンスを通過するが、フェンスの整流効果で広がる範囲を小さくできると説明した。

県立大教授の近藤竜二委員は「対策はセシウムを対象にしているようだが、ストロンチウムもたくさん出る」と指摘。ストロンチウムは海水の主要成分であるため、「放射性核種と安定核種を分けて取ることはできない。技術的な問題では?」と問いただした。

関電は「もっともな指摘」と認めた上で、東京電力福島第一原発の汚染水対策で開発中の技術を活用する方針を示した。ただ、近藤委員が「可能なのか」と強く迫ると「詳しい中身は公表されていない。申し訳ない」と言葉を濁した。名古屋大大学院教授の山本章夫委員は「無理」と明言した。

(西尾述志)

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第81回原子力安全専門委員会

平成27 年7月22 日16:00~
福井県庁6 階大会議室

資料No.1
福島第一原子力発電所事故を踏まえた安全性向上対策の実施状況等について[関西電力㈱]
http://www.atom.pref.fukui.jp/senmon/dai81kai/No.1.pdf

資料No.2
これまでの委員会で出された主なご意見への対応について
[関西電力㈱]
http://www.atom.pref.fukui.jp/senmon/dai81kai/No.2.pdf

添付資料
これまでの原子力安全専門委員会で出された主な意見の整理
[原子力安全専門委員会事務局(原子力安全対策課)]
http://www.atom.pref.fukui.jp/senmon/dai81kai/tenpu.pdf

関電 参考資料
http://www.atom.pref.fukui.jp/senmon/dai81kai/ref.pdf

(委員から出された主な意見)
・ 基準地震動について、様々な断層調査の結果を考慮して策定したとのことだが、学術的知見の収集や過去の地震記録の評価等がどのように行われたのか。
・ 原子炉格納容器への意図的な航空機衝突等が起きた場合、長時間に渡り事故対応ができない状態になる可能性があるのではないか。
・ 放射性物質が放出される恐れがある場合、放水砲を使用するとともに、発生する汚染水についてはシルトフェンスで拡散を防止するとしている。しかし、シルトフェンスだけでなく、放射性物質を化学的に取り除く方策を検討した方がよい。
・ 発電所の支援体制について、どのように指揮や指示をするのか説明資料の図面では読みとれず、工夫が必要。シビアアクシデント発生時の対応の充実等について、必要な項目が追加されること、時系列的に今後の方向性が示されていることが重要である。
・ 事故発生時における外部支援について、事業者間で資機材等の相互支援の取決めがあるとのことだが、訓練等を通じて資機材の仕様の確認等を行う必要がある。
・ 実際に重大事故等に至った時の操作には緊張を伴うと考えられるため、日頃から重大事故等を想定した訓練を行うことが重要である。定期的な訓練の実施や訓練内容の改善が必要である。
・ 新規制基準への対応等で拡充した施設・機器等について、必要な時に十分な性能を発揮するための検査や保全体制を構築していくことが重要である。
・ シビアアクシデントなど過酷事故環境下においても原子炉等の状態を監視できる計測器について、諸外国における開発状況等を調査し、開発、整備を進めていく必要がある。

出 席 者(順不同、敬称略)
氏 名 現 職
中川 英之 (委員長)福井大学名誉教授
三島 嘉一郎 ㈱原子力安全システム研究所 技術システム研究所長
田島 俊彦 福井県立大学名誉教授
西本 和俊 福井工業大学教授
山本 章夫 名古屋大学大学院教授
望月 正人 大阪大学大学院教授
田岡 久雄 福井大学大学院教授
近藤 竜二 福井県立大学教授
釜江 克宏(臨時委員) 京都大学原子炉実験所教授

櫻本 宏 福井県安全環境部部長
高島 善弘 福井県安全環境部危機対策監
清水 英男 福井県安全環境部企画幹
野路 博之

説 明 者
関西電力㈱
原子力事業本部 副事業本部長 宮田 賢司
原子力安全部長 浦田 茂
原子力技術部長 吉原 健介
原子力土木建築部長 堀江 正人
放射線管理グループチーフマネジャー 野依 哲生
地域共生本部 技術運営グループチーフマネジャー 伊藤 肇
土木建築室 技術グループマネジャー 岡崎 敦
原子力規制庁からの出席者
地域原子力規制総括調整官 小山田 巧
安全規制管理官補佐 嶋﨑 昭夫

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