9/18【東京新聞・地方】安保法案参院特別委可決 「基地の街」住民から怒りの声(神奈川)/安保緊迫 届け、この怒り 参加者の体調にも目配りし抗議(千葉)/県内でも「安保反対」のうねり(9/17千葉)/安保法案 参院特別委可決 「諦めず戦い続ける」(栃木)/安保法案 参院特別委で可決 県内でも反対・疑問の声(群馬)

今朝の東京新聞の地方版より。
昨日は恵比須ロング缶を飲んだら夜8時すぎに寝てしまった。
デモや集会に集まる人が無香料なら喜んで行くのだが、かてて加えて気管支炎になりそうな気配でとにかく息がしにくい。
国会前の人たちや、福井県庁前で8日間も断食祈念されている石森さんのようにはなれそうにない。
石森氏は9日めを迎えて、もうすぐランチタイムアピールだ。どうかご無事で。
福井県庁前にも南房総の伊藤真美院長みたいな医療班が居てほしい。

最後に第一面があるが写真だけ先に。

参院安保特別委で安全保障関連法案の採決が強行され、もみ合う民主党の小西洋之氏(左上)と自民党の佐藤正久理事=17日午後、国会内で

150918小西洋之氏(左上)と自民党の佐藤正久

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安保法案参院特別委可決 「基地の街」住民から怒りの声

2015年9月18日【東京新聞・神奈川】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20150918/CK2015091802000165.html

安全保障関連法案が参院特別委員会で強行採決された十七日、自衛隊や米軍の「基地の街」の住民からも怒りの声が上がった。本会議での成立を急ぐ与党に対し、「(自衛官が)人を殺し、殺されるかも」「騒音が悪化し、基地が他国の標的とされる」と批判を強めた。 (加藤寛太、寺岡秀樹)

「数の暴挙、民主主義を壊す政治は許せない」

米海軍と海上自衛隊の基地がある横須賀市。参院特別委の可決に、平岡文美(あやみ)さん(33)は憤った。長女(6つ)と長男(4つ)の二児の母。横浜市の障害児施設で児童指導員の仕事をしている。

子どもたちが通う保育園のママ友の夫たちに、自衛隊関係者は多い。「みなさん使命感にあふれ、責任感が強い。園や地域の活動にも尽力してくれる」と敬意を払うその人たちが、「戦争に行って、人を殺し、殺されるかも」と案じさせるのが安保法案だと言う。

「不安だけど、しょうがない」と漏らすママ友の姿に、夫を取られたくないという当たり前の声が上げられない思いを代弁できればとも考える。

自衛隊基地の街・横須賀ならではの事情。身近な問題と受け止め、横須賀からこそ声を上げたいと考え、国会前に行ったり、地元の集会に参加したりしている。活動を後押ししたのは、国会前で声を上げている自分よりも若い世代。「自分たちの言葉で話しているのが、胸に響いた」

米海軍横須賀基地には十月初め、原子力空母が入港する。安保法案と絡み、戦争に向かう一連の動きに映る。「住んでいる町が戦争に協力することにならないのか」。たとえ法案が成立しても、思いを一にする友人たちと、粘り強く、楽しくをモットーに行動し続けるつもりだ。

米海軍と海自が共同使用する厚木基地(大和市、綾瀬市)。周辺住民が起こした第四次騒音訴訟の相沢義昭事務局長(72)は、参院可決の様子をインターネットで確認した。「『平和』のための法案と言うなら慎重審議に徹するべきだ。何のための地方公聴会だったのか。強行採決に憤りを覚える」

基地の北西約二キロの住宅地に四十三年間暮らす。軍用機の騒音でテレビや電話、家族の会話は遮られ、「墜落の危険も感じながらの生活で、憤りと怒りはピークに達している」と話す。

「法案は日米の軍事連携を強め、基地機能が高まることで騒音被害が悪化するはずだ」と指摘。訓練回数や軍用機数が増え、大型エンジンを備えた機種が配備される可能性も懸念する。「機能強化された基地は他国からの標的とされ、配置される米軍人が増えれば、沖縄のように市民が犯罪に巻き込まれるかもしれないのに、国会の審議で地元住民の不安は考慮されなかった」と批判した。

「法案が成立したら安倍政権は自信を付け、やりたいことをやるだろう。今後どんなことが起こるか、不透明な部分が多すぎる」。引き続き、声を上げていく覚悟だ。

 

安保緊迫 届け、この怒り 参加者の体調にも目配りし抗議

2015年9月18日【東京新聞・千葉】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20150918/CK2015091802000174.html

安全保障関連法案は十七日午後、参院特別委員会で審議が打ち切られ、可決した。週内の法案成立という日程ありきの姿勢で採決を強行する与党に、県民からは怒りや法案の廃案を求める声が渦巻いた。

◆南房総の伊藤真美院長

「戦争法案、反対」「憲法違反の法案いらない」。十七日午後、安保法案の強行採決に抗議の声がわき上がる国会周辺で、花の谷クリニック(南房総市)院長、伊藤真美さん(58)は、「医療」と書かれたビプスを着用し、体調不良を訴える人がいないか目配りしていた。

「審議が尽くされていないのに、強行採決なんて。考えられない」。医療関係者らでつくる「安全保障関連法案に反対する医療・介護・福祉関係者の会」の中心メンバーだ。

伊藤さんは「内科医として、社会保障が充実した高齢化社会に尽くしたいと考えている。軍事費を増大させる法案は相反するもので、反対だ」と言う。

「有事の際に医療機関も組み込まれていくのではないか。医療関係者がもっと反対の声を上げなくては」

これまで週一回のペースで国会周辺に来ていたが、国会情勢が緊迫してきた今週はすでに二回目。十八日も会の有志らとともに日比谷公園や銀座周辺をデモする予定だ。 (北浜修)

 

県内でも「安保反対」のうねり

http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20150917/CK2015091702000179.html?ref=rank
2015年9月17日【東京新聞・千葉】

安全保障関連法案をめぐる参院での与野党攻防が十六日夜、激しさを増した。与党が法案の成立を急げば急ぐほど、廃案を求める声は県内でも広がり続ける。

安保法案に反対する教員の会の設立メンバーになった千葉大名誉教授の木村忠彦さん=千葉市で

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◆[学者]平和だから研究できる

千葉大名誉教授の木村忠彦さん(71)ら県内の学者有志が週内に「安保法案に反対する教員の会」を設立する。木村さんは十六日、「戦後に私たち学者が研究に打ち込めたのは、日本が平和に経済成長できた歴史があったからだ。その歴史を支えてきた憲法を次の世代に残したい」と訴えた。

教員の会は、木村さんを含む千葉大名誉教授ら計九人が呼びかけ人になり、十八日に設立を発表する。

木村さんは同大大学院理学研究科教授などを歴任。二〇〇九年に定年するまで四十年近く、物理学を教えた。「法案に賛成、反対いずれの立場でも、多くの人は絶対に戦争をやるべきではないと思っている」と指摘。だが安保法案が成立すれば、自衛隊の国連平和維持活動(PKO)で武器使用を認める範囲が広がるため「日本が戦闘に巻き込まれる可能性は高くなる」と危機感を抱く。

「日本の平和的イメージや、国内の非政府組織(NGO)が海外で積み重ねてきた国際的な信用も、台無しになる恐れがある」と話す。十七日は国会前に足を運び、抗議行動に参加する予定だ。「もし法案が成立しても、教員の会は法律の廃止に向けて活動したい」と話している。(中山岳)

「安保法案はリスクを確実にアップさせる」と話すプリティ長嶋県議=市川市で

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◆[議員]保守系でも「反対当然」

「議員の根本は、国民・県民・市民の生命・財産を守ること。だが安保法案は(国民らの)リスクを確実にアップさせる。議員である以上反対せざるを得ない」。市川市選出の県議でタレントのプリティ長嶋さん(60)は訴える。

多くの世論調査で安保法案には反対が五割を超えている。「国会議員が『守る』と言っているのに、守られる国民は『嫌だ』と。矛盾でしょ」

安倍晋三首相ら与党幹部の視線の先にいるのは国民ではなく、アメリカだとにらむ。「そうでないと、この矛盾が説明できない」

自民党の政策に近く、保守系議員を自認。しかし、原発再稼働と安保法案だけは「まるっきり違う」と語る。信条・政策の異なる政党の議員とも共闘。今月六日に市川市で行われた安保法案反対集会に、地元の県議・市議十七人でつくる「『安保法制』に反対する県議・市議の会」のメンバーとして反対演説も行った。

仮に法律が成立しても、あきらめは禁物という。「反対の大きな流れはできた。次の国政選挙で、反対の議員を国会に送り込めば、安保法案の廃案などリバース(ひっくり返すこと)も可能だ」 (服部利崇)

「平和でなければ、人間らしい生活が維持できない」と訴える三橋恒夫さん=千葉市中央区で

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◆[障害者]福祉と両立しない戦争

「県障害者・患者九条の会」事務局長で、車いすで生活する三橋恒夫さん(66)=千葉市中央区=は「福祉と戦争は両立しない。われわれ障害者は平和でなければ、人間らしい生活を維持することができない」と訴える。

「障害者を生み出す最大の原因は戦争。足の切断や失明などだけでなく、身体に傷がなくても精神障害になる人も多い」と批判。今月六日には、県内の身体、知的、精神障害者の当事者や、団体の代表者、医師や弁護士らが呼び掛け人となって「県障害者・患者九条の会」を設立した。

「戦前戦中は、障害者は戦争に役に立たない者として『米食い虫』『非国民』とさげすまれた」と指摘。「ひとたび戦争や、戦争を準備するような世の中になれば、また『米食い虫』とののしられる社会が来る。絶対にそういう時代にはさせない」と語気を強めた。 (村上一樹)

「育児を通して心配事が尽きない」と語る荒瀬千秋さん=八千代市で

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◆[ママ]子ども、家庭守らねば

「安保関連法案に反対するママの会@ちば」メンバーの荒瀬千秋さん(41)=八千代市=には、三歳の長男がいる。「今ここで声を上げなかったら、後で息子に『何で反対しなかったの』と問われたときに恥じてしまう。後悔するのは嫌だから」。人前で話すのは好きではないが、居ても立ってもいられず、街頭活動などではマイクも握る。

長男は東日本大震災のあった二〇一一年に生まれた。東京電力福島第一原発事故による放射能汚染や、特定秘密保護法、そして今回の安保法案。

「何を食べさせたらいいのか。戦争に巻き込まれそうになったら…。育児を通して心配事が尽きない」

「だれの子どももころさせない」がママの会の合言葉。「ママにとって一番は、子どもや家庭、家族を守ること。法案が力の原理で通されても、あきらめないし、忘れない」 (村上一樹)

東京基督教大の山口陽一教授

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◆[宗教者]キリスト教では剣で救いはない

東京基督教大=印西市=の山口陽一教授(実践神学)は「キリスト教の教えでは、剣をとることは救いをもたらさない。愚かな選択をしないでほしい」と強調する。

同大学の教職員・役員有志は七月末、安保法案に反対する声明を発表。「いたずらに危機感を煽(あお)るのではなく、冷静な対話を貫く外交こそ最強の抑止力」と主張した。山口教授は声明の呼び掛け人の一人で、ほかにも学校運営の中心メンバーが名を連ねた。「今ここで何か言うべきだという危機感があった」と振り返る。

法案が衆院で強行採決された七月十五日と、大規模な抗議行動があった八月三十日に国会前に駆けつけた。

「憲法を守るべき立場の人が、憲法を守らない。そんな不正義が行われているときに、『間違っている』ときちんと言うことが愛国心ではないか」と話す。

多くの学生が、かつて戦争した歴史を学んでいるため、「なぜこんなやり方が通るのか」と、抗議行動に参加しているという。

法案の採決が迫る中、「採決されたとしても、おかしいことはおかしいと言い続けなければいけない」と訴えた。 (三輪喜人)

 

安保法案 参院特別委可決 「諦めず戦い続ける」

2015年9月18日【東京新聞・栃木】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20150918/CK2015091802000170.html

雨の中、安保法制への反対を訴える「戦争をさせない全国署名県連絡会」のメンバーら=宇都宮市で

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異常ともいえる大混乱の中、安全保障関連法案が十七日、参院特別委員会で可決されたことを受け、県内の有権者から強行採決をした与党への批判の声が上がった。雨が降りしきる中、国会前に足を運び、自らの思いを訴えた人もいた。「絶対に許せない」「納得できない」。不安や怒りが街にこだました。 (後藤慎一、中川耕平、稲垣太郎、藤原哲也)

「太平山麓九条の会」(栃木市)の大森八重子さん(69)は、仲間七人と駆け付けた国会前で、特別委での法案可決を知った。

シュプレヒコールを上げようとしていたところに入った一報。暴力的に採決が強行されたとも聞き「絶対に許せないという思いは、さらに強くなった。このまま許したら民主主義が壊れてしまう。諦めずに戦い続ける」と語った。

政府の姿勢に疑問を持ち、デモに参加するようになった宇都宮市の会社員福田大介さん(36)は、十六日夜から十七日に日付が変わるまで、国会周辺で声を上げ続けた。「自分たち若い世代が被害を受ける」と不安を口にした。

特別委のやりとりは朝からテレビ中継されたが、採決されたことをすぐに理解できない人も多かった。

「何が起きたのかよく分からないまま、日本の将来に関わる大切なことが決められてしまった」と語ったのは宇都宮市の主婦(26)。「首相自身が『国民の理解は進んでいない』と認めているのに、強行する必要はあったのか。国民の声に耳を傾け、丁寧な議論をしてほしかった」

栃木市のNPO法人職員内海成和(まさかず)さん(47)は「法案が必要だとしても、手続きを踏まないといけない。日本が他国で人を殺す可能性があるということは大転換なんだから」と語気を強めた。

小山市出身の版画家小口(こぐち)一郎の版画展を各地で企画している同市の篠崎清次さん(68)は、足尾銅山や田中正造をテーマに多くの作品を残した小口の姿勢と今回の安保法制の議論を重ねた。

「法案可決は、戦争ができる国への転換。小口さんは生前、『平和じゃないと芸術はできない』と繰り返し言っていた。今の光景を見ていて、安保闘争を描いた作品を思い出した」としんみり語った。

大田原市の会社員印南典子さん(51)は世論調査で法案への理解が進まない中、強行採決を止める制度的な手段がないことを残念がった。法案をめぐる国会運営について「現行制度の悪い面ばかりが出た。選挙を待つしかないとしても、あまりにも納得できない」と話した。

特別委の採決に先立ち、宇都宮市中心部の宇都宮二荒山(ふたあらやま)神社前では、市民団体「戦争をさせない全国署名県連絡会」のメンバーらが街頭アピールをした。

 

安保法案 参院特別委で可決 県内でも反対・疑問の声

2015年9月18日【東京新聞・群馬】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20150918/CK2015091802000179.html

前橋市内では17日昼、護憲団体のメンバーらが「戦争いらない」などと安保法案に反対するデモ行進をした

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「戦争のできる国に踏み出した」「本当に必要なのかよくわからない」。安保法案が参院特別委員会で可決され、本会議に向け状況が緊迫の度が極まった十七日、県内では市民から反対や疑問の声が聞かれた。

◆桐生の主婦「本当に必要なのか」

桐生駅前を歩いていた桐生市の主婦、星野恵子さん(51)は「この法案が本当に必要なのかどうかは正直なところ、よくわからない。でも、これだけ反対の声が上がっている中で今決めなきゃいけないのかと思う」と成立に強硬姿勢の安倍政権に疑問を呈した。

◆群馬大医学部生「民主主義を壊す」

仲間と反対運動をしている前橋市の群馬大医学部五年、桑原蓮さん(23)は「委員会採決の場面を見ていたが、日本の民主主義の歴史を壊すような採決だったのではないか。多数派になってしまえば何でもできるという前例になってしまったのではと不安だ。反対の世論が高まっているのに届いていない」と憤った。

◆前橋のピアノ教師「みんなの声を無視」

今年五月から国会周辺での安保関連法案の反対デモに参加している前橋市のピアノ教師秋本千晶さん(43)は十七日も国会周辺で声をからした。「みんないてもたってもいられずに集まっていた。これらの声が無視されるのは腹立たしい」と残念がる。

◆高崎の市民団体理事「群馬の反対大きく」

JR高崎駅前で脱原発運動を続ける生活クラブ群馬理事の木村香織さん(53)=高崎市=は、与党側の国会運営について「法案を通すことが前提のよう。野党側の意見を聞き、修正するべきところはすべきなのにその姿勢が見えない。あきれ果てて腹が立つ」と憤る。「群馬でも反対のうねりは大きくなっている」と指摘した。

◆沼田の平和運動家「戦争できる国に」

原水爆禁止利根沼田協議会の事務局長として平和運動に取り組んできた沼田市の中野智之さん(48)は「被爆国の日本が核兵器廃絶に消極的であることを情けなく思っていたが、戦争法案でついに戦争のできる国に踏み出した。憤りを感じる」と話した。

◆県内の主な政党の反応

自民党県連の中曽根弘文会長 この法案は中国や北朝鮮が軍事力を増強し、わが国を取り巻く安全保障環境が緊迫し、脅威が増す現在、日米同盟を強化し、抑止力を高めて戦争を未然に防ぎ、国民の命を守るために速やかに成立させねばならない。

公明党県本部の福重隆浩代表 法案はわが国の安全保障環境が厳しさを増す中、国民の生命と安全を守るため、隙間のない安保体制を整備することによって紛争を未然に防ぐものと理解している。決めるべき時には決めるというのが、国会のあるべき方向とも思っている。(与党は)今後も丁寧に対応し、国民の理解、定着へと全力で取り組んでもらいたい。

民主党県連の黒沢孝行会長 国民の六割以上が「今国会で成立すべきではない」としている法案が強行採決されたことは、断じて許せない。憲法違反の集団的自衛権の行使を内閣で決めるという暴挙を、国民は決して許さない。粘り強く、国民に法案の危険性を訴え続け、来夏の参院選で民主党中心の野党が勝利し、安倍内閣を倒さねばならない。

共産党県委員会の小菅啓司委員長 強く抗議する。法案は日本を海外で戦争できる国にするもので、国会論戦でも違憲性は鮮明だ。国会で多数でも憲法違反の法案強行は許されない。国民多数の反対を無視し、国民主権の大原則を踏みにじる暴挙だ。一日も早く安倍政権を打倒し立憲主義と民主主義、平和主義を貫く新しい政治を切り開くために全力を尽くしたい。

========国会前は=========

強行採決再び 安保法案 参院委で可決

2015年9月18日 朝刊【東京新聞・政治】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015091802000123.html

国会前で安保関連法案成立阻止を訴える人たち=17日午後7時14分、東京・永田町で(佐藤哲紀撮影)

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他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案は十七日、参院特別委員会で与党と次世代、元気、改革の三野党の賛成多数で可決された。与党は約二時間予定されていた締めくくり質疑を行わず、衆院に続き採決を強行。民主党など野党五党は委員長席に詰め寄って抗議し、採決の無効を主張した。与党は十八日中に参院本会議で可決・成立させる方針。野党五党は成立阻止を目指し、国対委員長会談で内閣不信任決議案を共同提出する方針を決めた。参院にも中谷元・防衛相の問責決議案などを連続で提出して抵抗している。

野党五党のうち民主、共産、社民、生活の四党は採決に加わらず、維新は反対した。

特別委は十七日午後、鴻池祥肇(こうのいけよしただ)委員長(自民)が委員会を職権で開会したとして、民主党が提出した不信任動議を与党などの反対多数で否決した。鴻池氏が委員長席に戻った直後、与野党の議員が周辺に集まり、もみ合いになった。混乱状態の中、自民党理事の合図に合わせ、与党の委員らが起立を繰り返した。

散会後の鴻池氏の説明によると、質疑打ち切りの動議と安保法案、自衛隊海外派遣の際の国会関与強化を盛り込んだ付帯決議が採決された。野党五党は山崎正昭参院議長に特別委の採決は無効だと申し入れたが、聞き入れられなかった。

これを受け、中川雅治参院議院運営委員長(自民)は法案を採決する本会議の開会を職権で決定。民主党は反発し、解任決議案を参院に提出した。本会議は十七日夜に始まり、休憩をはさんで断続的に開催。中川氏の解任決議案を与党などの反対多数で否決した。中谷氏の問責決議案を日付をまたいで処理するため、本会議を十八日に延会した。野党五党は山崎議長の不信任決議案も提出する方針。

野党五党は十八日午前に党首会談を開き、対応を協議する。民主党の枝野幸男幹事長は十七日夜、「他の野党と連携し、成立を阻止するため最も効果的な策を取る」と記者団に述べた。

自民党の佐藤勉国対委員長は法案の特別委可決を受け、憲法の「六十日ルール」による衆院再可決は行わない考えを記者団に示した。

安保法案は、歴代政権が憲法で禁じられていると解釈してきた集団的自衛権行使を認める内容。自衛隊法や武力攻撃事態法など十本の改正案をまとめた「平和安全法制整備法案」と他国軍支援を随時可能とする新法「国際平和支援法案」の二本。対米協力の飛躍的な拡大を盛り込んだ。

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