【10/14県民福井】16日に県原子力防災訓練 高浜原発対象/90機関 習熟図る/ヨウ素剤配布、除染など/住民参加訓練 広域避難計画 確認後に実施

16日に県原子力防災訓練 高浜原発対象

http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2015101402000210.html
【中日新聞・福井発】 2015年10月14日

90機関 習熟図る

関西電力高浜原発3、4号機(高浜町)の再稼働の最終手続きが進む中、県は十三日、高浜原発を対象にした原子力防災訓練を十六日に実施すると発表した。安定ヨウ素剤の緊急時配布や汚染度を調べる「スクリーニング」、除染など個別分野の訓練で習熟度を上げ、後の住民避難を含む総合防災訓練につなげる。 (塚田真裕)

ヨウ素剤配布、除染など

自治体や国、自衛隊、電力事業者など九十機関、五百人以上が参加する。高浜原発の施設内で火災報知機が作動し、原子炉が停止するトラブルを想定。トラブル通報の最初動から放射性物質の放出が予想される「全面緊急事態」の各段階で、職員の対応手順を確認する。

写真
安定ヨウ素剤が事前配布されていない人のための緊急時配布訓練は、実際の一時集合場所のおおい町総合町民センターと若狭町上中庁舎の駐車場で実施。昨年度の県原子力防災総合訓練では住民を車から降ろしたが、今回は時間短縮のため、住民役の職員を自家用車やバスに乗せたまま問診し、配布する。

スクリーニング訓練は、ゲート型モニターを昨年度より六基増やし計八基で実施。二会場で四レーンずつ設ける。併せて拭き取りなど簡易除染の手順を確認する。放射性物質の測定結果を収集し、関係機関と共有する「緊急時モニタリング訓練」もする。

県の高島善弘・危機対策監は「再稼働の手続きとは別」と説明。県は昨年度の訓練を受け、個別分野の訓練を充実させる考えを示した。

住民参加訓練 広域避難計画 確認後に実施

県は十三日、住民が参加する原子力総合防災訓練を関西電力高浜原発の事故を想定し、広域避難計画が国の地域原子力防災協議会で確認された後に実施する方針を示した。

同原発から三十キロ圏に入る福井、京都、滋賀の三府県の広域避難計画が同協議会の作業部会で調整中。県は計画が固まり次第、二府県を含めて訓練の開催を調整する。県は二〇一五年度一般会計の当初予算で費用を盛り込んでいるため、本年度内に実施の意向。だが、三府県の温度差から避難計画の調整が難航し、実施時期は見通せない。

一四年度は八月末に同原発の事故を想定し、百二十機関、二千人と高浜、おおい、小浜、若狭の四市町で二千人の住民が参加した。 (塚田真裕)

広告
カテゴリー: 再稼働, 中日東京新聞・特報 パーマリンク