10/30大間原発「反対は当然」/原発ゼロ、函館から訴え【北海道新聞・小泉、細川両元首相函館訪問の記事】

大間原発「反対は当然」 小泉氏、細川氏と函館訪問

10/30 00:19【北海道新聞】
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0195997.html

懇談を終え、取材に応じる(左から)小泉純一郎元首相、函館市の工藤寿樹市長、細川護熙元首相=29日午後、同市役所

【函館】「原発ゼロ」を掲げて活動する小泉純一郎、細川護熙両元首相が29日、函館市役所を訪れ、国などを相手取り電源開発大間原発(青森県大間町)の建設差し止め訴訟を起こしている工藤寿樹市長と会談した。函館が大間原発から最短23キロの距離にあり、避難計画策定を義務付けられていながら建設同意権がないなどの説明を受け、小泉氏は「函館が反対するのは当然だと感じた。市民の意向が通るように頑張らないといけない」と述べた。

訪問は両元首相が設立した一般社団法人自然エネルギー推進会議(東京)の活動の一環で、会議の賛同人で市の訴訟代理人を務める河合弘之弁護士も同行。河合氏によると訪問は工藤市長の激励が目的という。

会談は非公開で約20分間。工藤市長は大間原発で事故が起きても函館は地形的に避難経路が限られるなどの問題点を説明。会談後、小泉、細川両氏は市役所の上層階から、津軽海峡の対岸で建設中の大間原発を見て距離の近さを確認した。

 

原発ゼロ、函館から訴え 小泉、細川両元首相が来函

10/30 06:30【北海道新聞】
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/donan/1-0196153.html

市役所8階から大間原発を見た後、取材に応じる(右から)細川元首相、工藤市長、小泉元首相

【函館】電源開発大間原発(青森県大間町)の建設差し止め訴訟を起こしている函館市の工藤寿樹市長の激励を目的に、29日に函館を訪れた小泉純一郎、細川護熙両元首相は、市役所で工藤市長の説明を聞き、津軽海峡の対岸で建設中の同原発と函館の距離の近さも確認した。「(原発建設は)青森側だけの同意じゃいけない。函館やそのほかの沿岸地域の同意を受けるべきだ」(小泉氏)「私たちも原発ゼロや自然エネルギー普及へ頑張りたい」(細川氏)。道内外から集まった大勢の報道陣に囲まれ、函館から「原発ゼロ」を訴えた。

両元首相ら一般社団法人「自然エネルギー推進会議」(東京)のメンバーら7人は29日正午ごろ、函館空港から市役所に到着。正面玄関で出迎えた工藤市長と笑顔で握手を交わし、道内や東北、東京などから集まった報道陣が待つ市長会議室に入った。

約20分間の非公開の会談で、小泉氏らは大間原発の建設状況などを質問。会談後の取材で、小泉氏は事故時の避難計画作成を求められながら建設同意権がない函館の状況に理解を示し、工藤市長は「短時間で他の原発との違いをよく分かってもらえた」と手応えを語った。

下北半島を一望する庁舎8階では「あの白いのか」などと言いながら、ガラス越しにうっすら見える大間原発を肉眼や双眼鏡で確認。小泉氏は「距離が短いねえ。これじゃあ風が吹いたらもう…」と、原発事故時の函館での放射能汚染の恐れにも言及した。

午後2時から市内のホテルで開かれた小泉氏の講演会には、実行委の想定を約200人上回る約800人が集まった。歯切れのいい「小泉節」に、実行委代表で大間原発訴訟の会の竹田とし子代表は「小泉さんは原発ゼロでも国内の電力が十分賄えることを明確に語ってくれた。今後も活動を続けて頑張らなければと思った」。

講演を聴いた市内の無職菅原久美子さん(66)は「原発の温排水が海に与える影響に関する話は参考になった。周囲には大間原発の問題は考えないようにしているという人も多いが、講演会を聞き、やっぱり反対しないとダメだと感じた」と感想を語った。(鈴木孝典、石田礼)

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