11/6機構、もんじゅ運営の継続を強調 交代勧告問題を福井県専門委で議論【福井新聞】もんじゅ勧告応じない姿勢 原子力機構側 県専門委で説明【日刊県民福井】

機構、もんじゅ運営の継続を強調 交代勧告問題を福井県専門委で議論

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/nuclearpowermonjuresume/83079.html
(2015年11月6日午前7時00分)【福井新聞】

もんじゅについて議論した福井県原子力安全専門委員会=5日、福井県庁

福井県原子力安全専門委員会は5日、福井県庁で会合を開き、原子力規制委員会が高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)の運営主体を日本原子力研究開発機構から変更するよう文部科学相に勧告する方針を決めたことに関して議論した。原子力機構の吉田信之敦賀事業本部長代理は、引き続き運営を担いたい考えを強調。中川英之委員長は「機構以外の組織は思い浮かばない」とし、規制委は国の核燃料サイクル政策の位置付けに沿い、もんじゅの改善を進めていくべきだとの考えを示した。
県専門委で、もんじゅの保守管理の不備問題について議論するのは昨年1月以来。
原子力機構の吉田本部長代理は、運営主体の変更勧告の方針について「大変重く受け止めている」とした上で、「機構がもんじゅの開発を責任を持って担っていく考えに変わりはない」と強調した。原点に立ち返り、組織内の問題を徹底的に洗い出し、メーカーや電力会社など民間の知恵を結集した「オールジャパン体制」で保守管理の改善に取り組むと述べた。
文科省の加藤孝男もんじゅ改革監は「文科省の方針は現時点で申し上げられないが、勧告の趣旨を踏まえてきちんと対応する」と述べるにとどめた。一方で、もんじゅの役割が昨年4月に閣議決定したエネルギー基本計画に明記されている点を挙げ「もんじゅがミッションを進めていくことは揺らいでいない」と強調した。
委員からは「現場の職員の意識改革がなく、組織改革だけでは安全文化は構築されない」「自分たちでやるんだという意気込みがない」「文科省から技術系の職員らを現地に駐在させたが、何が変わったのか」などと厳しい意見が相次いだ
中川委員長は終了後、記者団に「機構が機器の保全に注力できる組織体制にならないといけない」と注文し、「国が高速増殖炉をどう位置付けるかが一番重要で、それに沿って規制委や原子力機構が動く形にならないとうまくいかない」と述べた。
規制委は4日、文科相に対し、機構に代わるもんじゅの新たな運営主体を示すよう勧告する方針を決定した。運営主体を示せない場合、施設の在り方を抜本的に見直すよう求めることも決めた。

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もんじゅ勧告応じない姿勢 原子力機構側 県専門委で説明

http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2015110602000224.html
【日刊県民福井】 2015年11月6日

点検漏れ問題を抱える高速増殖原型炉「もんじゅ」(敦賀市)を運営する日本原子力研究開発機構(原子力機構)の吉田信之敦賀事業本部長代理は五日、原子力規制委員会がもんじゅ運営主体の変更を文部科学相に勧告すると決めたにもかかわらず「機構が責任を持って、もんじゅの開発を担う考えに変わりはない」と応じない姿勢を見せた。
原発の安全性を有識者が検証する県原子力安全専門委員会で述べた。一方で、規制委の勧告方針は「大変重く受け止める」とし、ちぐはぐな発言となった。事実上の運転禁止命令を解除できない状態については「大変な心配、迷惑を掛け、おわび申し上げる」と陳謝した。
一方、昨春から現地に常駐する文科省の加藤孝男もんじゅ改革監は「今の時点で合格点にないことは認識している。勧告を踏まえて対応する」。規制委の対応次第では、もんじゅが廃炉に至る可能性もあるが「もんじゅのミッションは揺らいでいない」と強弁した。
専門委の中川英之委員長(福井大名誉教授)は、原子力機構の努力不足を指摘しつつも「高速増殖炉で機構を上回る技術を持った組織は、今はない。代替すれば余計に危ない」と擁護。もんじゅが政府の核燃料サイクル政策の中核に位置付けられる点を踏まえ「規制委が機構を受け入れないのは問題。規制しながら改善を推し進める姿勢がないとうまくいかない」と対応を批判した。 (西尾述志)

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