12/7もんじゅ事故、8日で20年 隠蔽体質、信用が失墜 【中日新聞・朝刊・一面】

忘れちゃならない。
自殺されたとされるもんじゅの総務部次長西村成生さんのことはこの中日新聞の記事に書いてあったけれど、それだけじゃない。課長さんも亡くなっている。

山中で死亡した「もんじゅ」燃料環境課長と「謎の3億7千万円」/はなゆー(薔薇、または陽だまりの猫)
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/50336153157a80723ca7f73e2ddcae8e

ナゾの死を遂げたもんじゅ調査担当者・西村成生氏のファイル 週刊朝日(日々担々資料ブログ)
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-8534.html

================

もんじゅ事故、8日で20年 隠蔽体質、信用が失墜

http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2015120702000081.html
2015年12月7日 【中日新聞・朝刊・一面】

写真

高速増殖炉の原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)がナトリウム漏れ事故を起こしてから八日で二十年を迎える。発電しながら燃料を増やす「夢の原子炉」とされたもんじゅだが、先月、運営主体を日本原子力研究開発機構から変更するよう原子力規制委員会に勧告され、存続の危機に立つ。日本の核燃料サイクル政策を担う夢への歯車はあの事故から狂い始めた。

一九九五年十二月八日夜、もんじゅで冷却材として使われていた液体ナトリウムが、配管から漏れ出し、火災が起きた。高速増殖炉は毒性が強く、核兵器にも転用されるプルトニウムを高速の中性子を使って燃やす。炉心を冷やすには中性子を減速させないナトリウムが必要だが、水や空気に触れると燃焼、爆発するため、当初から危険性が指摘されていた。

負傷者はおらず、放射能漏れもなかったが、当時、もんじゅを運営していた動力炉・核燃料開発事業団(動燃)は厳しい批判にさらされる。事故直後に現場をビデオ撮影していたことを伏せ、事故が小さく見えるように編集した映像だけ公開するなどの隠蔽(いんぺい)工作が次々と明らかに。翌年一月、情報隠し問題の内部調査を担当していた総務部次長の西村成生(しげお)さん=当時(49)=が自殺する事態も起きた。

信用を失った動燃は、核燃料サイクル開発機構に改組し、さらに二〇〇五年に現在の原子力機構になった。事故から十五年たった一〇年五月に運転再開にこぎつけたものの、三カ月後にトラブルで停止。さらに一万点以上の機器の点検漏れや重要度の分類ミスが相次いで発覚した。これらが「運営主体として不適切」(規制委)と判断され、先月の勧告につながっていく。

これまでもんじゅにつぎ込まれた税金は一兆円を超すが、運転できたのは計二百五十日にすぎず、目立った成果もない。看板の掛け替えに終わらず、根本から組織を見直さなければ存続はおぼつかない。

広告
カテゴリー: 再稼働, 中日東京新聞・特報 タグ: パーマリンク