<2016年2月10日 第112回 原子力安全問題ゼミ>のスライドとぺんぎん師匠の話

===追記====

たしか、広島のグリーンコープの原木のシイタケから137が14ベクレル検出された時のことだ。

今中哲二先生の講演と、先生に原木栽培の干し椎茸を献上する。(ぺんぎんの台所から)
http://penguinkitchen.blog54.fc2.com/blog-entry-919.html

干し椎茸の話しを未だこねくりまわす。(ぺんぎんの台所から)
http://penguinkitchen.blog54.fc2.com/blog-entry-1162.html

ここのコメント「キノコ論争」は私のカキコミで、あざらしぐりこさんがその下にカキコミされていたのを、たった今気が付いた。世の中どこかで誰かと繋がっている。

キノコはCsをどこから取り込むかといえば
1上から降ってくる(野生地で6割)、 2土から、 3宿主樹木に根っこを通してらしいです。
ぺんぎんさんのは野生のシイタケではなく栽培されておられたものなのでしょ?
日本の土には1950年代から60年代だけで成層圏核実験が400回はあったといいます。そのときのCs137が日本の土にはどっさりまだ残っているわけです。確かに放射能は福島から飛来してきたんでしょうが、例の松葉の河野益近さんの研究によると西日本に飛来したものはチェルノブイリのときより少なくて、海越えて行っちゃったんでしょ?だから、今中さんはフクシマからでないんじゃないかと見当つけられたんでしょうね。
キノコがどれだけ被曝しているかというと年間0.00004msv。キノコのCs137摂取/全食品からのCs137摂取=30%って言いますから、他の食品濃度がより低いためにキノコの寄与が高いそうです。まぁもともとそういう位置なんですから。
それで、これから何が怖いかというと「転流(てんりゅう)」ということで、今年は表面についたものだけだったのに、Csの付着した古い葉っぱが落ちてそれが作土層に入り経根吸収してくるのです。
それから木の幹についていたのが幹を通って吸着したりするそうです。菌根菌(野生のカワラタケやハツタケ)と腐生菌(マイタケとかシイタケもこっちかな)では違うそうですが、キノコは土により高くなってくるんだと思って下さい。
怖いのが菌床表面や周辺のオガくず以外の飼料にも注意を払わないといけなくて、変に汚染した玄米の糠をまぜないように。
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京大原子炉実験所 原子力安全問題ゼミのサイトで2/10のスライドが公開されていた。
なんて今中さんは仕事の速い方なんだろう!

○Chernobyl, its role during 30 years and present. Volodymyr Tylhyy (Ukraine)
●日本語:チェルノブイリ:この30年間そして現在における意味.ボロジーミル・ティーヒー(ウクライナ)
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No112/tykhyy20160210j.pdf

13頁めでびっくりした。

1986-1991、結論(ウクライナでは)  莫大な努力と犠牲によって爆発した原子炉は隔離され残りの3つの原子炉は再稼働した
 1986-1990:ソ連の原子力産業は“通常のビジネス”として新しく6機の原子炉をウクライナで手掛けた
 1990年8月:ウクライナ議会はこれ以上の核エネルギー開発に5年のモラトリアムを決めた(1993年解除)
 チェルノブイリ災害への補償に関する重要な法律が議会を通過
 ウクライナ独立、1992年以降チェルノブイリに関連するすべての対策の責任がウクライナの人々、政治家、財政、経済に降りかかっていた

チェルノービリ(そう発音されていた)では「残りの原子炉は再稼働した」と聞いた時には、ひっくり返りそうになった。
質疑応答でもあったと思う。

○福島原発事故から5年 今中哲二(京都大学原子炉実験所)
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No112/imanaka20160210.pdf

スライド62枚め
「最近の食品の放射能汚染レベル:今中測定例

(加工)大豆  二本松  2015年7月 45ベクレル
乾しシイタケ  大分   2014年4月  6.1
参考:生シイタケ飯舘村 2014年4月  1万5000

今回は省略されたが、このスライドで乾しシイタケの話をされる時に、かならずぺんぎんさんの話が出て来る。
「広島の私の知り合い(ぺんぎんさん)に頼まれてシイタケを測ったことがあります。私は『測っても出て来ませんよ』とは申し上げてはおりましたが、実際CS137しか検出されませんでした。これは大気圏核実験の時代のものですが、 彼女は134が出て来ると思っていたらしい」
この1年で2回聞いた話なので、すでに今中さんの台本の一節となっている。あらためてぺんぎん師匠はすごい方だ。
先月ちょうど藍色のショールをしていたので「さっきのシイタケおばさんは、このような仕事をされている方です」と今中さんに御披露させて頂いた。

スライド69枚め
「個人として言いたいこと」
 避難区域の除染政策を見直し、お金の使い方を考え直すべきだ!
 日本に住んでいる人全部についての被曝量評価を行い、しかるべき健康追跡調査を、国の責任で行うべきだ!
 行政の意志決定や政策実行に係わる人々、つまり役人や政治家に間違いや不作為があった場合には、ヒアリングを行い、個人責任を問うシステムが必要だ!

除染という名の環境破壊だと今中さんはおっしゃっている。
スライド10枚め
「昨年秋、飯舘村で除染作業をやっている人は、毎日7500人だそうだ(人口:約6000)。一人1日当たりの諸経費を5万円とすると、毎日3億7500万円となる。1年300日として約1000億円となる。飯舘村全体の除染費用だけで3000億円というのは“ホントの話”の気がしてきた。」
本当にこの国のすることはめちゃくちゃだもの。

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