2/22『アラバマ物語』のハーパーリーさんの死と『冷血』のカポーティ

映画「カポーティ」は『冷血』がメインだった。彼の暗ーい部分が良くわかって『アラバマ物語』のこともその時知った。
そのうち『アラバマ物語』を読んでみようと思う。そうしたら早く「GO SET A WATCHMAN」を読みたいと思うだろうなぁ。
原書ねぇ。ハリーポッターは翻訳が遅かったから、2巻以降原書で読んでいたけど、そんなこともうようせんわ。
昔の汎用コンピュータはエラーメッセージが英語だったから英語を嫌がってられなかし、実務じゃ電話取ったら日本語でないこともあったしなぁ。今は平穏でうれしい。

カポーティの『夜の樹』も好きだ。ティファニーで朝食をは面白くないんだけどなぁ。

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2016年2月22日【東京新聞・筆洗】

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016022202000119.html

シャーロック・ホームズを愛する二人の仲良し小学生がある日、タイプライターを手に入れた。物語を書いてみようと男の子が誘う。女の子は「物語を作ったら語る方が簡単よ」とためらう。男の子は説得した。「大好きな本の作家と同じように書きたいと思わないかい」。それで二人は物語をタイプで書いた▼

なんともほほえましく、夢のあふれる光景である。二人の耳元にこんなことを教えたくなる。「君たちは二人とも大人になったらすごい作家になるんだ」▼

一九三〇年代のアラバマ州モンロービル。男の子は『遠い声遠い部屋』『ティファニーで朝食を』などのトルーマン・カポーティ。女の子は十九日、八十九歳で亡くなった『アラバマ物語』のハーパー・リーさん。二人は幼なじみである▼

日本でいえば、太宰治の『走れメロス』以上に読み継がれる『アラバマ物語』は黒人差別を描く一方、別のテーマが用意されている。筋は明かさぬが、人への寛容さと本当の正義とは何かである。いつの世も見失いやすい問題だから読まれ続けるのだろう▼さてその後の二人。残念ながら関係はこじれた。名声を手にしたはずのカポーティだが、リーさんの成功に嫉妬したとも聞く▼

カポーティは八四年に亡くなった。再会するリーさんはきっと許すだろう。そしてアラバマのツリーハウスでその横に座って黙ってタイプを打つ。

 

『アラバマ物語』著者ハーパー・リー氏死去

【早川書房】(2016/02/22)
http://www.hayakawa-online.co.jp/new/2016-02-22-120354.html

2月19日、アメリカの作家ハーパー・リー氏が、享年89にて亡くなりました。アメリカ文学史上に残る名作『アラバマ物語』を1960年に発表し、ピュリッツァー賞を受賞。グレゴリー・ペック主演の映画版も話題となりました。

早川書房では、『アラバマ物語』に先だって書かれ、昨年新作として発表されベストセラーとなった長篇GO SET A WATCHMANの邦訳を年内に刊行する予定です。刊行の詳細については、このニュース欄にて改めてお知らせいたします。

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