3/29関電新社長に岩根氏 体制一新 「原発の信頼 回復に注力」【日刊県民福井】

原子力発電に明日はないのに。

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関電新社長に岩根氏 体制一新

 「原発の信頼 回復に注力」

http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2016032902000204.html
2016年3月29日【日刊県民福井】

社長就任が内定し、記者会見する関西電力の岩根茂樹副社長=28日午後、大阪市で
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関西電力は二十八日、八木誠社長(66)が退任し、岩根茂樹副社長(62)が後任に就く人事を内定したと発表した。森詳介会長(75)は相談役となり、八木氏が代表権のある会長に就く。現社長が在任六年に及ぶことを踏まえ、四月の電力小売り全面自由化で事業環境が変化するのを機に、新体制へ移行する。

六月の株主総会後の取締役会で正式決定し、就任する。岩根氏は高浜原発3、4号機(高浜町)の運転再開や電力自由化後の顧客確保に向けた営業強化など山積する課題に取り組む。岩根氏は大阪市内で記者会見し「会社として大変厳しい状況が続いており、重責に身の引き締まる思い。全社一丸となって難局を乗り切り、会社の飛躍と発展につなげたい」と抱負を述べた。大飯原発3、4号機(おおい町)の再稼働にも力を注ぎ、電気料金の早期値下げに意欲を示した。八木氏は二〇一一年四月から務める電気事業連合会の会長を退く意向を示した。

岩根氏は企画畑が長く、経営全般に精通。一五年の電気料金再値上げに際し、経営効率化への取り組み状況を国や自治体に説明して理解を求め、八木氏を支えた。

課題解決へ抱負

関西電力の次期社長に内定した岩根茂樹副社長は二十八日の会見で、東京電力福島第一原発事故後に脱原発を求める世論が強まったことに「それだけ大きい事故だったと認識していま一度原点に立ち返り、理解活動を強化していく必要がある。より丁寧にやっていく」と述べ、原発の信頼回復に注力する考えを示した。

美浜原発3号機(美浜町)の蒸気噴出事故(二〇〇四年八月)の翌年に、原発の安全性向上に取り組む原子力保全改革推進室長を歴任したことにも言及。原発の信頼性回復には「道が険しい。一朝一夕ではないことがよく分かり、全社で支援する必要があると痛感した」と述べた。

また、エネルギー基本計画で二〇三〇年の電源構成が、原発比率20~22%と定められていることに、経済性や環境、安定性に優れた電源構成には原発が「必要」と明言。「いかに達成し、維持していくかをしっかりやっていく必要がある」と述べた。

一方、会長に就任予定の八木誠社長は「延べ二百十八カ所の現場、事業所を訪れて社員と対話活動を続けてきた。難局の中で社員の使命感の強さを痛感した」と社長を務めた六年間を振り返った。その上で「自由化という節目に、新しい体制で経営課題の解決に(向かう)新社長を支えていきたい」と語った。 (塚田真裕)

岩根 茂樹氏(いわね・しげき)京大卒。76年関西電力入社。常務を経て12年4月から副社長。大阪府出身。

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