4/24「脱原発ウオーク」来月50回目 節目に琵琶湖1周【中日新聞・滋賀】

「脱原発ウオーク」来月50回目 節目に琵琶湖1周

【中日新聞・滋賀】2016年4月24日
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20160424/CK2016042402000024.html

cyu160424_walk49回目の市民ウオークを終えた参加者=16日、大津市におの浜で
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東京電力福島第一原発事故後の二〇一一年五月、関西地域の脱原発運動の先駆けとして大津市内で始まった「脱原発市民ウオーク」が来月、五十回目を迎える。節目に合わせ、来月のウオークは五日間掛けて琵琶湖を一周。熊本地震を踏まえ、あらためて想定外の災害による原発事故や琵琶湖汚染の懸念を訴えるといい、参加を呼び掛けている。

市民ウオークは福島事故から二カ月後、原発に危険を感じた三百人が大津市中心部を歩いて始まった。約六十団体が「さいなら原発びわこネットワーク」を組織し活動を継続。ほぼ毎月一度のペースで主に第二土曜日にJR膳所駅前から琵琶湖岸まで二キロを行進し、「琵琶湖を汚すな」などと訴えてきた。途中、隣接する福井県に原発を持つ関西電力の滋賀支店前でも声を上げた。

時間とともに原発事故の風化も進み、徐々に参加者は減った。最近は初回の十分の一に満たない二十人弱ほどしか集まらないが、それでも火は消さずに五十回までこぎ着けた。

大津市の主婦岡田啓子さん(69)は福島事故を機に原発に声を上げ始めた一人。ほぼ欠かさず参加してきた。「市民として黙ってられなかった。声を上げることが大事で、三月に大津地裁であった高浜原発3、4号機の差し止めにも少しは力になったのでは」と話す。

熊本の深刻な災害を横目に原発政策に憤りをにじませ「山崩れが起きて橋が無くなったりと想定外はある。活断層や直下型地震がある日本で原発は無理。九州電力川内原発は止めるべきだ」と言う。

五十回記念の琵琶湖一周ウオークは、さいなら原発ネットなど市民団体でつくる実行委が主催。湖岸を歩いて参加者に琵琶湖の価値を再認識してもらうとともに多くの人に脱原発をアピールする。

いずれもJRの駅で、初日の五月四日は大津駅前出発。五日は野洲駅、六日は南彦根駅、七日は近江高島駅、八日は堅田駅から。原則として午前十時集合で、午後五時まで。参加自由で、一日のみの参加も可。六日は車を使うため、希望者は事前予約が必要。(問)事務局の稲村守さん=080(5713)8629

(井上靖史)

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