6/28【関電株主総会詳報(3)】電気料金値下げ見送り「大きな失望」神戸市長 株主の批判やまず【産経WEST】 #関西電力株主総会

2016/6/30 追記

2016年6月29日07時26分【朝日新聞デジタル】
http://www.asahi.com/articles/ASJ6X5V9LJ6XPLFA00G.html

「原発安全の主張、理由なく無視」関電役員が裁判所批判

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【関電株主総会詳報(3)】電気料金値下げ見送り「大きな失望」神戸市長 株主の批判やまず

http://www.sankei.com/west/news/160628/wst1606280048-n1.html
2016.6.28 13:43更新 【産経WEST】

原発反対のビラが配られるなか会場に入る株主ら=28日、神戸市中央区のワールド記念ホール(門井聡撮影)sankei02

その後も、原発の再稼働や安全性に関する厳しい質問が株主から相次いだ。

「先ほどの(吉村洋文)大阪市長の発言、要するにきちんと外部の方を導入してほしいという話にきちんと答えてほしい。(門川大作)京都市長からの回答もあまりにもあいまいだ」

不満をあらわにしつつ、女性株主が質問に立った。

「関西電力は原発に関するいくつもの訴訟を抱えている。(地裁の)仮処分が出た場合、原発を即時停止しないといけない。(高浜原発3、4号機の運転差し止めを命じた)大津地裁による仮処分決定への対策をちゃんと考えていたのか。どういう風に考えていたのか。まさか負けてびっくり仰天、慌てふためいたという経営をしていないということを望んでいますが。これからも裁判がある。どんな計画を持って望むのか」

勝田達規取締役常務執行役員「大津地裁の3月の決定により高浜3号機は運転を停止したわけですが。当社としては原発の安全性について、丁寧に、かつ詳細にわたって主張を展開してたが、理由もなく、これを無視され、不当な決定を出されました。仮処分決定に対し、しっかりと不服を申し立て、裁判所の方に改めて高浜3、4号機の安全性について、丁寧に主張、立証に全力を尽くす。原発の安全性を認めてもらうような司法判断を積み重ねていくことで、原発に対する訴訟リスクを低減したい」

回答中にも、株主からはヤジが飛ぶ。続いて質問に立った株主も原発の安全性への疑問を投げかけた。

男性株主「東京電力の福島第1原発事故で明らかなように、原発は一つ間違えれば、国家、ひいては人類を破綻させる極めてリスクの高い技術だ。事故後、原発がなくても電力を確保できることが証明されている。即時、脱原発に舵を切るようにお願いしたい。後世に負の遺産を残すことを考えれば、脱原発による電気料金の引き上げは多くの消費者がを甘んじて受ける覚悟があると考えている」

経営陣が同じ内容の回答を繰り返えしたり、具体的な言及がないこと対し、株主が怒りをあらわにした。

女性株主「全然回答になっていない。恥ずかしくないのか。わが社の取締役はこの程度のレベルか。ちゃんと説明してほしい」

会場がざわつく中、熊本市出身という男性株主がひときわ大声で質問に。

男性株主「熊本地震で友達の家も、兄の家もつぶれた。震度4以上の地震が108回も起きた。(高浜原発1、2号機のような)40年過ぎた原発が地震に耐えられると思うのか。熊本地震を自分の目で見てほしい。あの地震に耐えられる原発なら動かしてもいい

大石富彦常務執行役員 「当社の原発においては最新の科学的知見を踏まえ、周辺の活断層を確実に調べた結果、震源として考慮する断層および地震動を確定している。その確定にあたっても、保守的なデータを設定しており、安全上重要な設備に支障が生じることがないと確認している」

男性株主「4期も5期も配当がない会社の足かせになっているのは、やはり原発の問題だ。国際原子力機関(IAEA)が定めている『5層の防護』でいえば、最後は逃げないといけない。逃げないといけない電源設備は最初からいけなかったではないか。正常な裁判なら負けるしかない。負けて当たり前だ。事故が起きた際、経営陣は責任を取るというが、どのような責任を取るつもりなのか

森本孝常務執行役員「原発の安全確保では福島原発の事故を受け、3点の反省をしている。発生確率の極めて小さい振動対策が不十分だった。法律を守っているだけではだめで、自ら安全性を向上させるという意識が低かった。世界に学ぶという姿勢がなかった点を反省し、安全性の向上を図っている。今行っている安全対策工事はハード、ソフト面両方ある初めての対策だ。事故を起こさないということに対する継続的な対策をとっていく」

吉村大阪市長、門川京都市長に続き、神戸市の久元喜造市長も質問に立った。

久元市長「関電は2月の定例記者会見で高浜原発3、4号機の再稼働を理由に、5月から電気料金の引き下げを発表したが、その後、大津地裁の運転差し止めの仮処分決定を受けて料金引き下げを行わないという発表をした。われわれ株主だけでなく、非常に大きな失望を与えている。電気料金の引き上げで、関電の契約者は大きな負担を折っている。しかもこの電気料金の引き下げを行わないという決定で、原発に依存している体質を露呈した

やはり、電気料金引き下げは早期に行うべきだ。電力の小売り全面自由化で新規の参入も増えている。こんな経営体質では新規顧客の開拓はおろか、既存顧客の引き留めもできない。水素を含むしっかりとした電源構成のベストミックスを早急にやっていきたい。再稼働を待つことなく、電気料金の引き下げを早急に行っていただきたい」

八木誠社長「電気料金の値下げを見送ることになったとになり、お客さまの生活や産業活動に多大な負担をかけていることに深くおわび申し上げる。経営基盤の構築という点では電源の競争力強化と営業戦略の強化することで、強固で安定した経営基盤を構築していきたいと思っている。特に電源競争力の強化という面では原発、火力発電、再生可能エネルギーという電源の特性を踏まえながら、バランスの良い電源構成を実現することで達成する。原発については、安全性が確認されたプラントの早期再稼働に全力を尽くし、ベースロード電源として活用する。火力発電についても競争力ある設備の開発に取り組む。再生可能エネルギーは地球温暖化モンダへの対応でも大変重要。積極的な開発を進めており、普及拡大に取り組む。水素も将来のエネルギーとして期待できる。営業戦略の強化の点では、新たな料金メニューを設定し、お客さまの選択肢を増やしていく。電気料金の値下げについては、徹底した経営効率化を進めるとともに、安全性が確認された原発再稼働に全力を尽くし、一日も早い料金引き下げを実現したい」

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