7/13高浜差し止め異議却下 大津地裁 3、4号停止長期化へ 関電、高裁に抗告方針の記事【日刊県民福井・中日新聞・日本経済新聞・産経WEST・東京新聞・京都新聞】

最近、中日新聞で署名をよくみかける角雄記記者が、昨日の大津地裁の後の記者会見の内容をまとめて下さっている。
中日新聞の滋賀版には高瀬元通さんのインタビューが載っている。11月のリレーデモの最中に経路を変更されて福井地裁の記者会見には来られていた方ですもの。
日経と産経の記事は関電の経営を気にしているが、 原子力発電を即刻止めることが経営再建の道なんだって先月の株主総会で言われていたのを、岩根社長は考えなさい。経営責任って今度若狭の原発が爆発したら琵琶湖が汚染されるんだし、多分きっと絶対私が第一号で内部被曝で死ぬと思われる!カナリア体質だからきっとそうなるだろうし、このヒトゴシの関西電力!どう責任を取るんだ?八木会長も逃げたらあかん。岩根社長在住の富田林。 富田林のどこにおられるのか追っかけマップが欲しいところだわ。

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高浜差し止め異議却下 大津地裁 3、4号停止長期化へ

2016年7月13日【日刊県民福井】
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2016071302000204.html

関西電力高浜原発3、4号機(高浜町)の運転差し止めを命じた三月の仮処分決定に対し、大津地裁は十二日、関電が申し立てた異議を退ける決定を出した。仮処分の効力が維持され、関電は3、4号機を法的に運転できない状況が続く。関電は決定を不服として大阪高裁に抗告する方針。高裁で仮処分決定が覆らない限り再稼働できず、運転停止の長期化は避けられない状況になった。 (角雄記)

関電、高裁に抗告方針

異議審は三月の仮処分決定を出した山本善彦裁判長が担当した。今回の決定理由でも「現状でも東京電力福島第一原発事故の原因が究明されたとは認められない」と指摘。「新規制基準に適合しても、それ自体で安全性が確保されたとみることはできない」と断じた。

さらに「少なくとも規制がどう強化され、関電がどう応えたのか主張を尽くすことが、安全確保の第一歩だ」とし、「災害が起こるたびに『想定を超えた』とされてきた過ちに真摯(しんし)に向き合い、対策の見落としによる過酷事故の可能性を前提として対策を講じる必要がある」と強調した。

耐震設計の目安となる基準地震動の想定では、関電が三つの断層が連動すると想定して余裕を持たせたと主張したのに対し「当然に考慮すべきで、余裕に当たらない」と三月の決定と比べて切り込んだ。避難計画の不備なども異議審決定でそのまま引き継いだ。

関電は今回の異議で「決定は科学的、専門的知見を踏まえない抽象的な不安、危惧にすぎない」と批判し「規制当局ではない当社に新規制基準の合理性まで主張させるのは、著しく合理性を欠く」などと仮処分決定の判断枠組みにも不満を表していた。

高浜3、4号機は原子力規制委員会が二〇一五年二月、新規制基準に適合していると判断。一六年一~二月にそれぞれ再稼働したが、大津地裁は同三月九日の仮処分決定で、稼働中の原発を差し止める初の司法判断を出した。

仮処分と異議

仮処分は、正式の訴訟の判決を待つまでの間、素早く対応しないと取り返しのつかない損害が生じたり、差し迫った危険があったりする場合、当事者の権利を守るために暫定的に行う手続き。決定が出ると同時に効力を持つ。決定に不服がある場合に取り消しを求める異議は、決定を出した同じ裁判所に申し立てる。異議審の決定に不服があれば、さらに上級の裁判所に抗告できる。

写真 kenminfukui160713_ots

抗告審結論 早くて来春以降か

高浜原発3、4号機の運転差し止めを維持した大津地裁の異議審決定を受け、審理は大阪高裁に移る。原発訴訟は議論が長期にわたる傾向にあり、住民側弁護団は抗告審の結論は「いくら急いでも、来春以降になる」と予想する。運転停止も長期化する見通しだ。

関電は「速やかに不服申し立ての手続きを行う」とし、高裁に抗告すると同時に、仮処分の効力を停止する執行停止も申し立てるとみられる。いずれかで仮処分が覆らない限り、原発を再稼働できない。高裁の判断に判例違反などがある場合は、最高裁に許可抗告を申し立てることも可能だ。

原発の運転断念を

仮処分申立人と弁護団の話 当然の決定だが、意義深い。福島事故の教訓に正面から学ぼうとしている。関西電力は決定を真摯(しんし)に受け止め、原発の運転を断念すべきだ。

安全性立証に全力

関西電力の話 主張を理解いただけず誠に遺憾で承服できない。速やかに不服申し立ての手続きをし、早期に仮処分命令を取り消してもらうよう安全性の主張・立証に全力を尽くす。

 

 

知事ら評価、住民は歓喜 高浜差し止め、関電異議却下

2016年7月13日【中日新聞・滋賀】
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20160713/CK2016071302000029.html

cyu160713ots関電の異議が却下され、喜ぶ住民ら=大津地裁前で
写真

関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転差し止めを命じた大津地裁の仮処分決定について、同地裁が十二日、関電の異議を退ける決定を出したことを受け、県内の関係首長は決定を評価した。異議審の行方を見守っていた県内の住民や支援者からは歓喜の声が上がった。

三日月大造知事は「原発の安全確保に重きを置いた決定。国や事業者は、万全の安全対策を不断に追求するとともに、原発に対する不安感の解消に向けて、誠意と責任を持って対応されることを引き続き求める」との談話を出した。

大津市の越直美市長は「原発の安全性に対する市民の不安が反映された。国や関電は、あらためて決定を深く受け止め、新規制基準の内容や高浜原発の安全性について、国民に説明を尽くすべきだ」とコメントした。

同原発の再稼働禁止を求めた仮処分申し立ての原告団の一人、東近江市の無職谷本善弘さん(77)は「原発が稼働して事故を起こしたら、千二百万人の水がめである琵琶湖の汚染は甚大だ。裁判長らが正しい判断をしてくれたことは、とてもうれしい」と喜んだ。

関西地方の住民でつくる「若狭の原発を考える会」の会員で、栗東市の無職高瀬元通さん(72)は「予想はしていたが、関電側の異議が却下されてうれしい」。原発が立地、隣接する福井県と京都府の一市三町で、二年ほど前から百日以上にわたり、原発反対を訴えるビラを配ってきたという高瀬さん。「地道に訴える活動はこれからも必要だが、裁判でしか原発を止められない現状はとても悔しい」と語った。

(浅井弘美)

関電、原発ゼロ半年以上の公算 経営改善へ重荷 大津地裁、高浜3、4号機の運転認めず

2016/7/12 23:18【日本経済新聞】
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ12HZV_S6A710C1TI1000/

大津地裁は12日、関西電力高浜原子力発電所3、4号機(福井県)の運転差し止めの取り消しを求めた関電の異議を退けた。抗告審で結論が出るまで、関電管内は「原発ゼロ」が続く見通し。今夏の電力需給への影響はないものの、電気料金の引き下げは先送りが避けられない。4月にスタートした自由化時代の競争力の確保に課題が残る。

nikkei160713-PB1-7大津地裁前で「関電の異議を退ける」と書かれた垂れ幕を掲げる弁護士ら(12日午後、大津市)

関電は地裁での決定後、「主張が理解されず遺憾。高浜3、4号機の安全性の主張・立証nikkei160713otsに全力を尽くす」とコメントした。今回の審理は差し止めを命じた仮処分決定と同じ裁判長が担当した。関電側は停止継続の決定を予想。高浜3、4号機から核燃料の取り出し作業を始めており、節電要請を実施しない今夏の電力需給にも影響はないという。

とはいえ、関電にとり原発が経営改善の柱であることは変わらない。4月には2025年度までに管内のほとんどの原発を再稼働させ、経常利益を3千億円とする中期経営計画を策定した。

 

 

 

 

 

 

 

 

高浜原発の運転再び認めず 大津地裁、異議退ける

2016/7/12 23:19【日本経済新聞】
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG12H60_S6A710C1CC1000/

関西電力高浜原子力発電所3、4号機(福井県高浜町)を巡り、大津地裁(山本善彦裁判長)は12日、運転差し止めを命じた3月の仮処分決定に対する関電の異議を退け、再び2基の運転を認めない決定をした。関電は大阪高裁に抗告する方針。抗告審で判断が覆るなどしない限り、2基は運転できず、再稼働を前提とした関電の経営に与える影響は大きい。

地裁は6月、仮処分の効力を一時的に止める執行停止の申し立ても却下しており、関電は再稼働できない期間が長期化する可能性があるとして、2基の燃料を8月に取り出すと表明している。高裁で別の裁判長が改めて審理するため、抗告審の決定は年明け以降になる可能性もある。

今回の決定を出した3人の裁判官のうち、山本裁判長を含む2人は3月と6月の決定も担当。一般に仮処分に対する異議は別の裁判長が審理するが、大津地裁の民事部で裁判長を務めることのできる部総括判事は山本裁判長1人のため、引き続き受け持っていた。

関西電力は「決定は到底承服できず、速やかに不服申し立ての手続きを行い、安全性の主張・立証に全力を尽くす」としている。

決定理由で山本裁判長は、2011年3月の東京電力福島第1原発事故の原因究明が完全には終わっていないとし「(事故後に国が策定した)新規制基準に従って再稼働が認められたからといって安全性が確保されたとはいえない」と述べた。

さらに原発の安全確保のあり方にも言及。「立地を含めた安全性だけでなく、対策の見落としで過酷事故が生じる可能性を前提に、致命的な状態を避ける対策を取ることが必要だ」と指摘した。

そのうえで高浜3、4号機の安全性について「危惧すべき点や疑問が残るのに、関電は説明を尽くしていない」とした3月の仮処分決定を踏襲、改めて運転を認めないとする結論を示した。

 

「高浜原発」関電の異議認めず、立証責任どこまで 大津地裁

2016.7.13 07:30更新 【産経WEST】
http://www.sankei.com/west/news/160713/wst1607130011-n1.html

関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転差し止めを命じた大津地裁の仮処分決定に対し、関電が申し立てた異議について、同地裁(山本善彦裁判長)は12日、再稼働を改めて認めない決定を出した。国の機関である原子力規制委員会が定めた新規制基準の合理性の説明を関電に求めるなど、専門家の間でも是非が分かれる大津地裁の判断。舞台は大阪高裁に移るが、関電にどこまで立証責任を負わせるかが争点の1つになるとみられる。(桑波田仰太)

3月の仮処分決定は、原子炉の設置許可処分取り消しが争われた伊方原発最高裁判決(平成4年)が、立証責任について行った判断に準じているといえる。同判決は立証責任は「行政庁にある」とし、主張が尽くされない場合「行政判断に不合理な点があることが推認される」とした。

山本裁判長は、仮処分決定で原子炉施設の安全審査についての資料が電力会社側にある点を指摘。伊方最高裁判決に照らし、関電側に原発の安全性についての主張立証を求めた。その上で、関電は主張を尽くしておらず、過酷事故や津波、避難計画などの安全対策で「いくつもの疑問が残り」、「関電の判断に不合理な点がある」とした。

この判断については、中央大法科大学院・升田純教授(民事法)が「関電の主張立証責任が広すぎ、伊方最高裁判例の趣旨に沿っているかどうか疑問がある」と指摘。一方、立命館大法科大学院・吉村良一教授(環境法)は「福島の事故以降、市民は原発に対して不安を覚えているという社会通念から考えても、多少厳しくても、原発を運転する側がしっかり安全性を疎明すべきだ」とする。

高浜原発3、4号機については、福井地裁も昨年4月、再稼働を認めない仮処分決定を出した。ただ、この決定は別の裁判長が担当した異議審で一転。新規制基準に「不合理な点はない」とした。

関電は大阪高裁に抗告する方針。大津地裁は、国の新規制基準に事実上疑問を呈しているが、高裁が、原発の安全性や新規制基準の合理性について、関電側にどの程度主張立証を求めるのかが注目される。

 

高浜原発の差し止め 大津地裁、関電の異議退ける 2基の運転禁止継続

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201607/CK2016071302000128.html
【東京新聞・社会】2016年7月13日 朝刊

tky160713oots関西電力が申し立てた異議を退ける決定が下され、大津地裁前で垂れ幕を掲げる住民側の弁護士ら=12日午後
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関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転差し止めを命じた三月の仮処分決定について、大津地裁(山本善彦裁判長)は十二日、関電が取り消しを求めて申し立てた異議を退ける決定をした。仮処分の効力が今後も維持されることになり、二基は法的に運転できない状態がさらに続くことになった。

関電は決定を不服として大阪高裁に抗告する方針。六月には仮処分の効力を一時的に止める執行停止の申し立ても地裁が退けており、関電は運転禁止の期間が長期化する可能性があるとして二基の燃料を八月に取り出すと既に表明している。

山本裁判長は三月の決定や、執行停止申し立ての却下決定も担当。原子力規制委員会の新規制基準や関電の安全対策などに疑問を示し、運転を認めなかった従来の判断を踏襲した形となった。

今回も三月の決定と同様、規制委の新基準に適合したことだけをもって安全性が確保されたとはいえないとして、新基準の合理性や二基の適合性を関電側が説明するべきだと指摘。「内容に立ち入らないまま、新基準が社会で受け入れるべき危険の限度を示しているとはいえない」とした。

また、関電側の「事故発生時の住民側に対する人格権侵害の具体的な危険性が不明だ」との主張に対しても、安全性の立証責任は電力会社側にあり、立証を尽くさなければ安全性の欠如が推認されるとあらためて強調。「現実に起きた東京電力福島第一原発事故と被害を目の当たりにした国民の社会通念は、原発の安全性の欠如が直ちに人格権侵害を推認させるものになっている」とした。

 

高浜差し止め異議を認めず 大津地裁決定、関電は抗告へ

【京都新聞】 2016年07月12日 23時40分
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160712000145

関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転を差し止めた大津地裁の仮処分決定を不服として、関電が申し立てた異議について、大津地裁(山本善彦裁判長)は12日、異議を退け2基の運転禁止を維持する決定を出した。2基については法的に再稼働できない状態が続く。関電側は大阪高裁に抗告する方針。(28面に関連記事)

異議審は、仮処分を審理した山本裁判長が担当。3月の仮処分決定では、福島第1原発事故を踏まえた安全対策や、周辺自治体任せになっている避難計画のあり方に疑問を投げかけていた。今回の決定でも、「『想定を超える災害』と繰り返してきた過ちに真摯(しんし)に向き合えば、事故が生じる可能性を前提とし、致命的な状態を避ける対策が必要」と繰り返し強調し、関電の主張を退けた。

仮処分決定に対する関電側の執行停止の申し立てに続いて異議審でも勝利した住民側は、「司法が三度、国民の声に応えた」と評価。「福島第1原発事故の教訓に正面から学ぼうとした決定だ」との声明を出した。関電は「仮処分の決定が合理性を欠いていると丁寧に説明してきたが、当社の主張を理解いただけず、誠に遺憾」とのコメントを出した。

【 2016年07月12日 23時40分 】

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