【11/14時事通信】両陛下が新作能を鑑賞=ユダヤ人虐殺、フクシマ主題/【10/27朝日新聞デジタル】アウシュビッツと福島へ、祈りの舞 来月、国立能楽堂/「鎮魂―アウシュヴィッツ・フクシマの能」シテの観世銕之丞

昨日のお能の続き。朝日新聞に先月末観世銕之丞さんのインタビューが載っていた。

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両陛下が新作能を鑑賞=ユダヤ人虐殺、フクシマ主題

【時事通信】2016年11月14日
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111400858&g=eqa

tessen2新作能「鎮魂」鑑賞のため、国立能楽堂に到着された天皇、皇后両陛下=14日午後、東京都渋谷区(代表撮影)

天皇、皇后両陛下は14日夜、東京都渋谷区の国立能楽堂で、東日本大震災当時の駐日ポーランド大使ヤドビガ・ロドビッチさんが創作した新作能「鎮魂-アウシュヴィッツ・フクシマの能」(日本・ポーランド国際共同企画公演)を鑑賞された。

津波で息子を失った福島の男性が、ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺の舞台となったポーランドのアウシュビッツ強制収容所を訪ねるストーリー。震災後初の歌会始で披露された両陛下の和歌が朗々と歌い上げられる場面もあり、両陛下は優美な舞に真剣な表情で見入っていた。(2016/11/14-21:50)

 

アウシュビッツと福島へ、祈りの舞 来月、国立能楽堂

2016年10月27日16時30分【朝日新聞デジタル】
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12629423.html?rm=150

tessennkai「鎮魂―アウシュヴィッツ・フクシマの能」シテの観世銕之丞

第2次大戦中にユダヤ人の大量虐殺が行われたポーランドのアウシュビッツ強制収容所と、東日本大震災で亡くなった福島の人々を鎮魂する新作能「鎮魂―アウシュヴィッツ・フクシマの能」(笠井賢一演出)が11月14日、東京・千駄ケ谷の国立能楽堂で上演される。アウシュビッツで獄死したアチュウという叔父がいたヤドヴィガ・ロドヴィッチ前駐日ポーランド大使の作で、観世銕之丞(てつのじょう)がシテで舞う。震災への鎮魂を詠んだ天皇、皇后両陛下の和歌2作も能に採り入れた。

津波で息子を失った福島から来た男(西村高夫)が、収容所跡地にあるアウシュビッツ・ビルケナウ博物館を訪ねると、ガイドの日本人(深田博治)が案内してくれた。熊手を持った庭掃きの老人(前シテ、銕之丞)が現れ、大地を削り、骨を拾う。やがてアチュウ青年(後シテ、銕之丞)が現れ、「再生と昇天の舞」を舞い、天に昇る。

アウシュビッツを訪れた銕之丞は「(ユダヤ人の)大量の髪の毛や入れ歯、眼鏡があり、息をするのも恐ろしかった」と話す。今回、節付と作舞も手掛けた。「悼む心や喪失感をいろいろな謡や型に置き換えました。舞は祈りを中心に据え、供養の舞につなげた。悲しみややるせなさを普遍化して表したい」

終盤、コロス(群衆)に見立てた地謡の演者たちが立ち上がってシテを囲み、鎮魂の地謡を謡う。「コロスはアウシュビッツや津波で亡くなった人たちの集合体。ぜひ福島でも上演したい」と笠井は言う。

11月上旬にポーランドでも上演。14日は午後6時半開演で世阿弥作「清経」も上演。1万~6千円。03・3401・2285(銕仙会)。(山根由起子)

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