11/15川内原発動かすな 鎌田慧【東京新聞・本音のコラム】

川内原発動かすな 鎌田慧

2016年11月15日【東京新聞・本音のコラム】

 

十一月中旬になっても鹿児島駅前は真夏のような日差しだった。広場に座り込んでいる人たちは赤い紙に白い字で「川内原発動かすな」と印刷した、手持ちのプラカードを日よけ代わりにしていいる。「さよなら原発!11・13日全国集会」は、定期点検、休止している」1号機をまたぞろ動かそうとする、九州電力にたいする抗議行動だった。

七月の鹿児島県知事選は、熊本地震の恐怖もあって、脱原発運動が協力した三反園訓氏が当選、「稼働中の原発即時停止・全面停止」を主張している。さらに、おなじ原発立地県である新潟でも、原発反対を訴えた知事候補が当選、原発のカネに惑わされない健全が勝利しはじめた。

再稼働に反対するわたしのかねての主張は「避難計画が必要な工場の操業など許されるのか」というものである。いったん事故が発生すれば、故郷も生業-なりわい-も壊滅状態になる。「地元との共存共栄」の宣伝の結末は、五年がたってますます生活が悪化するフクシマの犠牲が示している。

再稼働は「破滅しても利益を」というロシアンルーレットである。集会には、おなじギャンブラー・四国電力伊方原発と九州電力玄海原発の反対運動からも参加、三十年前から「核燃まいね(ダメ)、原発やめて」のデモを青森県弘前市で続けている、倉坪芳子さんの姿があったのに驚き、喜んだ。(ルポライター)

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