【1/12東京新聞・夕刊】トランプ氏発言要旨/(国際)トランプ氏、当選後初会見 海外移転企業に高関税

トランプ氏発言要旨

2017年1月12日【東京新聞・夕刊・経済】

トランプ次期米大統領の発言要旨は次の通り。

▼米国内であれば場所は問わないが、海外に生産拠点を移す企業には高い関税を課す。

▼私は最大の雇用創出者となる。

▼多くの企業が米国に戻ってくる。

▼メキシコ工場新設を撤回した米フォード・モーターや、米工場の生産設備強を発表したフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)に感謝する。

▼米ゼネラル・モーターズ(GM)にはフォードなどの後に続いてほしい。

▼製薬業界は破滅的だ。米国内で生産をしていない。薬価引き下げのために新たな入札制度を導入しなければならない。

▼医療保険制度改革(オバマケア)は大失敗だ。撤廃する。

▼選挙中に公約したメキシコ国境での壁建設計画を早期に実現する。フェンスではなく壁だ。

▼壁の建設費用はメキシコに負担させる。

【対ロシア関係】
▼過激派組織「イスラム国」(IS)打倒などでロシアと協力できる。

▼ (米大統領選を狙ったサイバー攻撃は)ロシアがやったと思う。米はロシア、中国などのハッキングを受けている。

▼私生活に関する不利な情報をロシアに握られているとの報道は否定する。

▼ロシアや中国、日本、メキシコはトランプ政権を過去のどの政権よりもはるかに尊重するようになるだろう。

【利益相反問題】
▼不動産などの事業は子どもが継承し、大統領職との利益相反はない。

(ニューヨーク・共同)

 

トランプ氏、当選後初会見 海外移転企業に高関税

2017年1月12日 13時56分【東京新聞・国際】
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017011290135606.html

【ニューヨーク=後藤孝好】トランプ次期米大統領は十一日(日本時間十二日未明)、ニューヨークのトランプタワーで、昨年十一月の大統領選勝利後初めて記者会見した。米国の雇用確保のため、国外移転する企業の製品に高い関税をかける方針を強調。「中国や日本、メキシコとは貿易不均衡で毎年、数千億ドルを失っている。貿易協定は大惨事だ」と貿易協定を見直す考えを表明した。

トランプ氏は「企業がメキシコに生産拠点を移して車やエアコンなどの製品を米国で売る場合には高い関税を支払うことになる」と明言。トヨタ自動車のメキシコ工場建設をツイッターで批判したように企業の国外移転を強くけん制した。

自動車や製薬会社に米国内での生産を求め「最も多くの雇用を生み出す大統領になる。多くの企業が米国に戻ってきている」と主張。各国との貿易では「われわれは悪い取引をしている」と問題視し、貿易赤字削減の交渉に乗り出す意向を示した。

ロシアがトランプ氏の私生活に関するスキャンダル情報を得ているとの米メディア報道は「事実ではない。偽ニュースだ」と否定。大統領選に対するサイバー攻撃は「ロシアだったと思う。中国などもやっていた」とロシア関与を認めた。

公約であるメキシコとの国境の壁は「すぐに建設を始める。費用は後でメキシコに払わせる」と主張。医療保険制度改革(オバマケア)も「最悪な制度だ。別の制度に置き換える」と撤廃を主張した。国内外で幅広く展開するホテルやカジノなどの事業は、利益誘導を疑われないよう家族が継承すると説明した。

トランプ氏は連日、ツイッターで一方的な情報発信を繰り返している。記者会見は昨年七月以降、長期間開かれない極めて異例な状態が続いていた。

◆トランプ氏発言ポイント

▼海外に生産拠点を移す企業に高い関税を課す。

▼私は最大の雇用創出者となる。

▼(大統領選を狙ったサイバー攻撃は)ロシアがやったと思う。

▼過激派組織「イスラム国」(IS)打倒でロシアと協力できる。

▼事業は子どもが受け継ぐ。大統領職との利益相反はない。

▼医療保険制度改革(オバマケア)は大失敗だ。

▼メキシコ国境での壁建設計画を早期に実現する。

▼ロシアや中国、日本、メキシコはトランプ政権を過去のどの政権よりもはるかに尊重するようになるだろう。 (ニューヨーク・共同)

(東京新聞)

11日、米ニューヨークのトランプタワーで行われた記者会見で、記者を指すトランプ次期大統領=AP・共同

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