1/31【東京新聞の第1面・第2面】堆積物は溶融核燃料か 福島2号機圧力容器下の映像/取り出しなお難題/福島2号機映像 溶融核燃料か 堆積物の状態 新たな疑問も・【朝日新聞デジタル】湯気の向こう、へばりつく黒い塊 福島第一2号機

人工知能が進んだと思うしかないのは囲碁や将棋だけではなく、放射能に強いロボットが出てきたことだ。今までたいてい討ち死にしていたのに。
でも、これだけじゃないでしょ?残りはどこにあるの?

東電のホームページの画像↓
2号機 原子炉格納容器内部調査におけるペデスタル内の事前調査の実施結果について

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堆積物は溶融核燃料か 福島2号機圧力容器下の映像

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017013190070552.html
【東京新聞・社会】 2017年1月31日 07時05分

東京電力は三十日、福島第一原発2号機の格納容器内のカメラ調査を実施し、圧力容器下にある金網状の作業用足場の上に、黒っぽい堆積物が見つかったと発表した。溶け落ちた核燃料(デブリ)の可能性がある。デブリであれば、映像で捉えられたのは初めて。

この日早朝からカメラ付きのパイプ(長さ約一〇・五メートル)を格納容器の外から入れ、圧力容器の約五メートル下にある鉄製の円形足場(約二十平方メートル)を撮影した。映像では金網の網目が黒っぽく写っているが、その周辺一帯に汚泥のようなものや、溶けて固まったように見えるものが、照明で光って白っぽく写っていた。数センチ積もっていた箇所もあった。一部の金網がなくなっていたが、原因は不明。

東電の担当者は、見つかった堆積物がデブリかどうかについて「サンプルを採るなどしないと、現時点では何とも言えない」と説明した。

また、圧力容器の下部にある制御棒駆動装置の一部が原形をとどめた状態で見えた。担当者は「圧力容器の損傷は小さいかもしれない」と話したが、確認できたのはわずかだった。

東電は二月中旬にも、カメラを取り付けた自走式のロボットを投入し、詳しく調べる。周囲の放射線量の分布や堆積物の広がり具合などを調べ、デブリの状況を分析する。今回は、ロボット投入前に障害物の有無を調べるための準備調査だった。映像や画像は、東電のホームページで見ることができる。

(東京新聞)

tk170131_1men_r圧力容器下の金網状の作業用足場に、堆積物(照明で白っぽく見える部分)が確認された。事故で溶け落ちた核燃料の可能性がある=30日(東京電力提供)

 

取り出しなお難題

2017年1月31日【東京新聞・第1面】

福島第一原発2号機の圧力容器下で見つかった黒いものが、溶け落ちた核燃料(デブリ)の一部とすれば、三十~四十年かかるという廃炉作業に一筋の光が見えたことは確かだ。事故発生当初核燃料は二000度を優に超える熱を発していた。六年近い注水冷却により、冷えて固まっていた、という安心材料にもなる。

ただし、残りのデブリはどこにどう広がっているのか、削るなどして取り出せるのかー。作業を進める上で知らねばならないことが数多く残る。全体像が解明されて初めて、デブリを取り出す工法の具体的な検討できる。調査は緒に就いたばかりとも言える。

もう一つ重要なのは、格納容器内の放射線量が毎時七三シーベルトと非常に高いこと。数分浴びると死亡するレベルで、どう取り出しを進めるか。圧力容器ないしは格納容器全部に水を張れれば、放射線はかなり遮断できる。しかし、損傷だらけで、注入した水は漏れ出していくのが現状だ。

東京電力や政府は、年内にデブリを取り出す方針を決め、二O二一年に取り出しを始めるというが、技術は確立されておらず、あくまで目標にすぎない。一歩一歩進めていくしかない。 (山川剛史)

 

福島2号機映像 溶融核燃料か

堆積物の状態 新たな疑問も

2017年1月31日【東京新聞・第2面】

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東京電力が公開した福第一原発2号機の原子炉内の映像は、溶け落ちた核燃料(デブり)の取り出しに向けた貴重な情報となる一方で、新たな疑問も抱かせた。

映像では、圧力容器の下にある金網状の作業用足場には、塊や泥のような堆積物が見える。粘っこいものが固まった様子は、まさに旧ソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリ原発事故で生じたデブリを思わせる。

映像で黒っぽく見える多数の四角い部分は、金網の網目=1面写真参照。堆積物は、その空間を通って下にも落ちたと考えられる。格納容器の底のコンクリート部分に、どういう状態でたまっているのかが関心事となる。

ただデブリだとすると、自ら発熱して二OOO度超にもなるので、鉄製の金網が溶けずに残っているのが謎だ。東電の担当者はデブリが周辺のコンクリートや金属を巻き込んで温度が下がり、金網を溶かさなかったことも考えられる」と推測。写っていたものが本当にデブりかどうか。保温材などが溶けて固まった可能性も否定できない。

また2号機には毎時四・五トンの冷却水が注入されているが、映像では雨程度の水が圧力容器から落ちているだけだった。担当者は、圧力容器の損傷が小さいとみる理由に挙げていたが、では冷却水はどこに行ったのか。

二月に計画しているロボット調査で、圧力容器下の放射線量の分布などを調べる。だがこの調査でも、最終的にデブリかどうか判断できるかは分からない。 (山川剛史、荒井六貴)

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湯気の向こう、へばりつく黒い塊 福島第一2号機

【朝日新聞デジタル・富田洸平、川原千夏子】2017年1月31日00時42分
http://digital.asahi.com/articles/ASK1Z5KG3K1ZULBJ00D.html?_requesturl=articles%2FASK1Z5KG3K1ZULBJ00D.html&rm=345

【動画】福島第一原発2号機の原子炉圧力容器の直下を遠隔カメラで撮影=東京電力提供

asahi170131写真・図版
溶けた核燃料とみられる塊があった場所

写真・図版

東京電力は30日、メルトダウン(炉心溶融)した福島第一原発2号機の原子炉圧力容器の直下を遠隔カメラで調査し、溶け落ちた核燃料(デブリ)の可能性がある黒い塊を発見した。2月にも投入するロボットで放射線量を測り、核燃料か確かめる方針だ。

核燃料?飛散、取り出し困難 チェルノブイリ以来の事態

核燃料の状態はこれまで、シミュレーションや間接的な観測でしか推測できておらず、事故から約6年が経っても直接確認した例はなかった。東電は今後、核燃料を取り出す方針だが、過去に例のない作業で困難が予想される。

東電はこの日、カメラを付けたパイプを格納容器に開けた穴から差し込み、圧力容器の下部まで近づけた。湯気が立ち上り、水滴がしたたる視界の向こうに、圧力容器の直下にある作業用の足場が見えた。その隙間や鋼材の上などにへばりついた黒っぽい塊が映っていた。

東電幹部は「ロボットで放射線量などを測ってみないと、現時点では言い切れない」と言葉を選びつつも、塊が溶けた核燃料の可能性があると認めた。今後投入する調査ロボット「サソリ」で、核燃料の詳しい大きさや硬さ、広がりなどを調べる方針だ。圧力容器のどこが損傷しているかもわかる可能性がある。

格納容器内の調査はこれまで、1、3号機でも試みられてきたが、溶けた核燃料を直接確認できた例はなかった。東京工業大の小原徹教授(原子核工学)は「炉内の機器を巻き込んで溶け落ちた燃料の可能性は大いにある。今後、燃料の広がりなどが分かれば、取り出しに向け大きな一歩になる」と語った。(富田洸平、川原千夏子)

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福島原発2号機  溶融燃料か、取り出しは至難

http://mainichi.jp/articles/20170131/k00/00m/040/117000c?fm=mnm
【毎日新聞・社会】2017年1月30日 23時42分(最終更新 1月31日 09時00分)

溶融燃料と見られる物体 福島第1原発2号機の格納容器内で=東電撮影の映像から

東京電力が福島第1原発2号機で実施していた内部調査で、溶融燃料の可能性がある黒や褐色の堆積(たいせき)物が30日、初めて映像で確認された。

事故からまもなく6年が経過する中、今後の廃炉作業に向けた重要なデータが得られる可能性がある。しかし30日に公開された映像では、堆積物が格子状の足場などに広範囲にこびりついて固まっている様子がとらえられており、今後の取り出し作業の難しさを浮き彫りにした。【柳楽未来、酒造唯、曽根田和久】

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カテゴリー: 放射能汚染, 中日東京新聞・特報 タグ: パーマリンク