2/1瞬間風速50メートル超か 高浜原発クレーン事故/九州大解析 地形的特徴で増幅【日刊県民福井】

当然作業手順書があったはず。それすら守れないとは町工場にも劣る。原子力発電所なんかやめなさい!
もうそろそろ第88回福井県原子力安全専門委員会が招集されてもいい時期だ。前回が11月上旬だった。私の予想では2/13(月)で、招集通知は2/9あたり。

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瞬間風速50メートル超か 高浜原発クレーン事故

九州大解析 地形的特徴で増幅

2017年2月1日【中日新聞・福井発】
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2017020102000207.html

 

関西電力高浜原発(高浜町)で大型クレーンが倒れ原発の建屋を直撃した事故で、現場周辺では瞬間風速五〇メートルを超える風が吹いていた可能性があることが、九州大応用力学研究所の内田孝紀准教授(風工学)の解析で分かった。関電は事故後の会見で「二〇メートルほどの風は考えていた」と説明していたが、現場付近の上空は大幅に風が強まる特徴があったとみられ、原発の安全管理を巡る想定の甘さが問われそうだ。 (中崎裕、山谷柾裕)

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試算は内田准教授が開発し、風力発電施設の建設などに活用されている局地的な風を解析するシミュレーションソフト「リアムコンパクト」を活用。国土地理院が五メートル四方で公表している標高データと、気象庁や関電の観測記録を基に、地形による風の流れを計算して現場の風速をはじき出した。

これによると、2号機建屋脇で倒れたクレーンの先端付近(上空約百五メートル)の風速は五一・一メートルと算出された。関電によると、原発構内の敷地西側に設置している風速計(高さ九メートル)では一五メートルを観測していたが、クレーンの上空では三倍以上の強さになっていた可能性がある。

高浜原発は、半島を東西に貫くように建設され、北側と南側を山に囲まれている。北側の山の南端にある1、2号機付近は、海からの風と山を回り込んできた風が重なって、風が増幅される地形的特徴があるといい、内田准教授は「地形だけでこれだけの風になった。下の方も五〇メートルほどの風との結果が出ており、建物にぶつかってさらに複雑ですごい状況だったはずだ」と指摘する。

今回の事故では、関電側が大型クレーンの取扱説明書に書かれた暴風時の待機方法を守っていなかった疑いも浮上している。説明書では風速三〇メートル超の強風が予想される場合、クレーンを風下に向けて地表に倒しておくよう求めているが、関電側はクレーンを風上に向け、伸ばしたまま重りで固定する方法で待機させていた。

事故が起きた一月二十日、福井地方気象台は暴風警報を出し、最大瞬間風速三五メートルの北風が吹く恐れがあるとして注意を呼び掛けていた。

関電の岩根茂樹社長は三十一日の記者会見で「現在どういう状況で、どういう認識で、どういう作業をしたかを含めて原因究明と対策を進めているので、その時点でしっかりお答えしたい」と述べた。

高浜原発1、2号機 関西電力が高浜町に設置した原発で、1号機は1974年、2号機は75年に運転を始めた。昨年6月に全国の老朽原発で初めて原則廃炉となる40年を超えての運転が原子力規制委員会に認められ、関電が安全対策工事を進めている。倒れた大型クレーンは昨年12月に設置され、2号機の原子炉格納容器の上部にコンクリート製のドーム屋根を追加するための足場の設置作業をしていた

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