1/17子の甲状腺検査 縮小は是か 6年目の被災地 うずまく議論【東京新聞・ふくしま便り】/「県民の理解を得たい」との星座長に「3年半も放置されてる男女比に関する疑問を検討すべきでは?」と問うマコちゃん【12/29 L.C.M.PRESS Oshidori Mako&Ken mako oshidori】

昨日のおしどりマコさんのことで先月のふくしま便りを思い出した。
坂本充孝福島特別支局長とおしどりマコさんによる昨年末12/27に開催された第25回福島県県民健康調査検討委員会。
ある研究会でマコさんの4列くらい後ろに座ったことがある。美しい挙手だった。

先週の木曜日に宅急便用に段ボール箱を作ろうとして透明のテープをピーっと伸ばしたとたんに、粘着剤で化学物質過敏症になり、4日寝たきりになってしまった。
そんなこんなで昨日は雪も降ってくるし、近くに泊まってしまった。ラドン温泉の格安部屋の倍くらいするが朝ごはんが美味しいのだけがまし。今夜は帰るぞ!

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子の甲状腺検査 縮小は是か 6年目の被災地 うずまく議論

http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/tohokujisin/fukushima_report/list/CK2017011702000158.html
【東京新聞・ふくしま便り】2017年1月17日

甲状腺検査の在り方について新たな提案があった県民健康調査の検討委員会。前列左から2人目が星座長=福島市で

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原発事故による健康被害が懸念される福島県で、子供の甲状腺検査を縮小する動きが顕著になり始めた。「不安をあおるのは子供の利益にならない」がその理由。一方で甲状腺がんの患者は増え続けており、見落としを心配して、より手厚い検査を求める声も少なくない。本当に子供たちの利益にかなうのはどちらなのか。六年目の被災地。県民を悩ませる議論の経緯を報告したい。

年も押し迫った昨年十二月二十七日、福島市内で原発事故の影響を調べる県民健康調査の在り方を考える検討委員会が開催された。会に先だって、県から昨年九月末までに新たに十人が甲状腺がんと診断され、二巡目検査のがん確定は四十四人で一巡目と合わせると百四十五人となることなどが報告された。

その後、座長を務める星北斗県医師会副会長が突然、「県に対して提案をしたい」と切り出した。提案の内容とは「中立的、国際的、科学的な」第三者委員会を新たに設置することだという。県側からは「初めて聞く話だ」と驚きの声が上がった。詳細を問われた星座長は「科学的議論は独立して行われるべきだ」と説明したが、話すうちに「もっと県民の理解が深まりそうな検討委の姿を本当は県の方で打ち返してほしい」などと、歯切れが悪くなった。

昨年九月、市内で「放射線と健康についての福島国際専門家会議」が開かれた。招かれた海外の「専門家」たちは、口々に「福島県民の被ばく線量はチェルノブイリよりはるかに少ない」「甲状腺異常の増加は、高性能の診断器を導入したため」などと主張。(1)健康調査を自主参加とする(2)新たな作業部会の招集-などを柱とする提言をした。星座長の発言は、(2)の実現を想定しているのではないか。諮問機関のメンバーの選定をやり直したい狙いが透けて見える。

実は(1)の方針に基づく検査の縮小はすでに始まっている。

あらためて説明すると、県民健康調査の甲状腺検査は、これまで二つ実施されている。一つは震災発生時に十八歳以下だったすべての県民を対象にした一巡目の「先行検査」。次に原発事故直後に生まれた県民を対象者に加えた二巡目の「本格検査」。さらに昨年四月に三巡目が始まったが、ここで検査の方法が一部変更となった。

県民に配られる案内書に、検査に同意するか否かなどの選択欄が設けられ、「同意せず、検査の案内も不要」と答えた人には以後、案内書は送られない。「すべての子供」が対象のはずが希望者だけになったのだ。

なぜ縮小されたのか。県の県民健康調査課は「識者らが検査の在り方を検証する評価部会の意見に沿った」と話す。

一昨年三月、評価部会が発表した中間取りまとめには、こんな文言がある。「原発事故は、福島県民に『不要な被ばく』に加え、『不要だったかもしれない甲状腺がんの診断、治療』のリスク負担をもたらしている」

だが、頻繁に使われる「過剰診断の不利益」という言葉ほど理解しづらいものはない。検査を受ける県民の不利益とは、わずかな手間と時間を費やすこと以外にあるのか。検査を受ける不安と、受けない不安とどちらが大きいか。通常の医療では、間違いなく後者が重要視される。

検討委員会では、がんの見落としを心配する委員の声も複数あった。ならば、むしろ検査の充実こそが求められるべきだ。

昨年三月に家族会が組織されるまで、甲状腺がんの子供を持つ家族は孤立無援の状態だった。情報を外に出すまいとした国や県や福島医大がそうさせたといっても言い過ぎではない。

実際に「がんを公表すると差別を受けるよ」と医師に脅された患者もいた。背景に「がん患者の存在が復興の妨げになる」といったゆがんだ考え方があるのではないか。検査縮小も同じ隠蔽(いんぺい)体質の延長線上にあるとしたら、これほど罪深い話はない。 (福島特別支局長)

 

 

「県民の理解を得たい」との星座長に「3年半も放置されてる男女比に関する疑問を検討すべきでは?」と問うマコちゃん

http://oshidori-makoken.com/?p=2936
【L.C.M.PRESS Oshidori Mako&Ken mako oshidori】 2016-12-29

第25回福島県県民健康調査検討委員会 2016年12月27日 (福島県)

第25回福島県県民健康調査検討委員会はいつもより少し広めの会場で行われました。

関心を持たれる方々が増えたからかどうかはわかりません。

会場全体はこんな感じです。

前方部分

真ん中部分

後方部分

検討委員会後に行われる記者会見 マコちゃんの質疑部分文字起こし

おしどりマコ
男女比について。
毎回男女比については清水一雄先生が質問されておられてますが何も回答がないのですね。
平成25年の6月に清水先生が委員になられて初回目も、2回目もずっと質問されておられます。
数えたのですが今日の質問で男女比の質問は7回目です。
初めの頃の回答は鈴木眞一先生が「途中なのでデータが揃っていないから解らない。」という回答で。
今日は「あくまでも経過を検討しないと解らない。」
というご回答でした。
先日の国際専門家会議に私も二日間全部、一日中取材しました。
その中で、研究しておられたベラルーシ医学アカデミーのユーリ・ディミチクさんが、「被ばく群と非被ばく群との3つの大きな変化のうちの一つが男女比の男児の割合が高まっている。」という事でした。
ディミチク論文以外でも日本国内の様々な学会で色々な方々(研究者)が自分が持っておられる小児甲状腺がんのデータを出しておられます。
去年の甲状腺学会では大分県の野口病院が、1961年から2013年までの128例の19歳以下の乳頭がんの例を出すと、15:113で圧倒的に女子が多かったんです。
この様に、集められるデータ、検討出来るものがあるにも関わらず、男女比に関する疑問を3年半放置しているのは何故でしょうか?
「県民の理解を助ける」という事で、議事録や傍聴に来られている方がもう100人近くおられますので、何故ずっと、ずっと度々出てくる質問の回答が出て来ないのか?
というのは、「県民の理解を助ける」上でも凄く単純な話だと思うのですが。
集めようと思えば様々なデータを集めて検討する事は直ぐにでも出来ると思うのですがいかがですか?

(傍聴席から拍手)

星 座長
えー、男女比の問題。
それもそうですね。
はい、大津留先生何かコメントなどありますか?

大津留委員会
まず、男女比のもんだいですが。
スクリーニングではなくて臨床的に見つかってる甲状腺がんで、若い時の方が男女比は小さくて、だんだん男女比が上がってくという、これは事は分かっています。
ただその、臨床的ながんの比率に、その若年者でもがんの比率に比べて今回検診している比率は確かに男女の広がりが臨床的なものよりは少ないという事ですけれども。
それがどうしてか?という事に関しては現段階ではまだちょっとわからない。というのが先ほど清水先生との議論でもあったところです。

大津留委員

おしどりマコ
はいそうですね。
私も清水先生のご指摘から様々な論文をずっと調べているのですが、スクリーニングによって男女比が縮まるという論文はないのですね。
逆にスクリーニングでによって男女比が広がると、女子の割合が多くなる事が書かれている、そういう論文は海外でも様々でています。
スクリーニングをして男女比が縮まるという事に関しては、やはり大きな疑問が、どの文献を調べても残るんです。
なのでこの疑問に関するご回答が3年半毎回質問に、ほぼ毎回出ているけれども回答が出ないというのは、、。
すいません、それはどこで検討されてどういう考え方なのでしょうか?
勿論、臨床の比率とスクリーニングに関する論文も読んだ上で質問しております。

大津留委員
その読まれた論文の多くはですね、スクリーニングして比率が上がるというのは、大人の例が多いと思います。
で、こういう年齢での時にどうか。
という事はまだちょっと、結論が出てない。
しかもその、スクリーニングの間隔とかスクリーニングをやってる機器も時代が違いますから、そこら辺を総合的に判断しないと難しいと思います。

おしどりマコ
あの、仰る通りだと思いますが。
頻度で仰るなら、スクリーニング頻度とこの2年に1回、2巡目・3巡目の検査での今回検診68人発生しているという事で。
スクリーニング頻度と疾患発生頻度を相関して判断できることも色々ありますよね?
その事を検討されている、若しくは議論するのは甲状腺評価部会長だと思っているのですが、なぜ2巡目が終わったところで甲状腺評価部会が開かれないのでしょうか?
前回(第24回福島県県民健康調査検討委員会)では「2巡目が終わった段階で甲状腺評価部会を開催する」と。
その様なご回答を一旦頂いておりますので、それが変わって「国際専門家会議のなんとかを受けて」という風になって少し驚いたのですが。
前回と考え方が変わったのですか?

星 座長
そこはちょっと誤解しないでいただきたいですが。
甲状腺評価部会については、2巡目の検査のデータの出方をみて開催します。
で、部会長からもご意見いただきましたのでメンバーについても必要ならば見直す必要があると思っています。
これとはまた別な次元で私が申し上げたので、混乱さしてしまってるのかもしれませんが、それはしないとは申し上げていません。

おしどりマコ
わかりました。
すいません、ちょっと意地悪な質問なのですが。
「国際的」「科学的」「中立的」「専門的」「第三者的」と仰ったこの国際専門家会議は、星先生ご自身は出席されておられたのでしょうか?

星 座長
はい?

星 座長

おしどりマコ
その専門家会議に。
笹川財団が開かれていた国際専門家会議に星先生ご自身は出席されておられましたか?

星 座長
私は行っていません。

おしどりマコ
提言を読まれたのみという事ですね。

星 座長
あ、提言は読みました。

おしどりマコ
わかりました。
では、ベラルーシのディミチクやウクライナのボグダノワ、ロシアのルミアンツェフ。
チェルノブイリ原発事故での小児甲状腺がんについて発表された3人の研究者は甲状腺検査について、「とても有意義だ」「するべきだ」と「超音波スクリーニングすると無再発生存率が高まる」と言ったのはルミアンツェフです。
「頻度が高まっている微小がんを検査する事は重要だ」と言ったのはタチアナでした。
あの、専門家とおっしゃいましたが。
チェルノブイリ原発事故で小児甲状腺がんを調査した3人の専門家は3人とも小児甲状腺検査の有益性を話しておられました。
ですので、提言だけを読んで、ちょっと私意地悪な取材をしましたが、提言作成会議で協議した招聘専門家は彼らの発表を聞いておられない方が何人かおられるんです。
ですので、肩書きと提言だけで判断するのは少し問題があるのではないかと思っています。

(傍聴席から拍手)

星 座長
はい、ご意見ありがとうございます。

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