2/9気象情報確認手順決めず 元請け社内ルール守らず 高浜原発クレーン事故【日刊県民福井】

関電も大成建設も原発から撤退しろ!

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気象情報確認手順決めず 元請け社内ルール守らず

高浜原発クレーン事故

2017年2月9日【中日新聞・福井発】
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2017020902000214.html

 

関西電力高浜原発(高浜町)で一月に大型クレーンが倒壊した事故で、元請けの大成建設が気象情報のチェックに関する社内ルールを守らず、強風対策を取っていなかったことが分かった。関電は八日、強風時の対策を元請けなどと共有していなかったことなどが原因とする調査結果と再発防止策を取りまとめ、原子力規制庁や地元自治体などに報告した。 (中崎裕)

 

関電が調査結果報告

報告書によると、関電はクレーンが倒れた一月二十日の午後九時五十分ごろ、最大で瞬間風速四九メートルの風が吹いたと試算。想定を超える強風でアームを支える棒が耐えられなくなり、後ろ向きに倒れたと結論づけた。長さ百十三メートルのアームが使用済み燃料プールなどのある建物に倒れ、屋根や壁の一部が壊れた。

大成建設によると、社内ルールでは現場の作業所で気象情報を確認する手順や役割を決めておくことになっていたが、高浜原発の作業所では守られていなかったという。同社は風速三〇メートル以上の風が予想される場合はアームを折りたたむ対策を決めていたが、暴風警報に気付かず、対策を取らなかった。関電はこの対策を把握しておらず、暴風警報を大成側に伝えなかった。

この日、県庁を訪れた関電の豊松秀己副社長は藤田穣副知事に「重大な事故を発生させてしまい、あらためて深くおわびする。リスク管理が十分できていなかった」と陳謝した。藤田副知事は「当然の自覚が欠如していたのでは。今後の運営に十分な信頼を置くことは難しい」と批判し、ほかの原発を含めた安全管理体制の総点検を求めた。

関電は再発防止策として、発注時に請負会社と想定されるリスクを共有して対策を確認するほか、作業終了時にアームをたたませ、警報の確認や情報共有を徹底するとしている。

大成建設は「同様の事故を起こさぬよう全社を挙げて再発防止に取り組む」とコメントした。

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