2/20滋賀の民俗 オコナイ ふなずしのシンポジウム【中日新聞・京都新聞】

五穀豊穣祈り神社に餅奉納 長浜で「オコナイ」

2017年2月20日【中日新聞・滋賀】
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170220/CK2017022002000040.html

餅を包んだこもを担ぎ、拝殿に向かう男衆たち=長浜市小谷郡上町で

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五穀豊穣(ほうじょう)を祈る伝統行事「オコナイ」が十九日、長浜市小谷郡上町(おだにぐじょうちょう)であり、地域住民たちがこもに包んだ餅を地元の尾崎神社に奉納した。

前日早朝についた餅を、長さ約一メートルのこも三つに二升分ずつ敷き詰めて準備した。

この日は男衆が肩にかついで神社の鳥居を出発。おはやしの子どもたちを先頭に拝殿まで練り歩き、「柳木」と呼ばれる飾りとともに供えた。

オコナイは湖北、甲賀地域で盛んな新春行事で、地域ごとにさまざまなしきたりで営まれる。こもに包んだ餅を奉納するのは、小谷郡上町独特の風習という。

世話方の磯崎正測(まさのり)さん(66)は「材料の調達など準備に大変な面もあるが、未来永劫(えいごう)続けたい」と話した。

(渡辺大地)

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『川道のオコナイ』サンライズ出版
近江の祭礼行事 2
川道のオコナイ 湖北に春を呼ぶ一俵鏡餅
http://www.sunrise-pub.co.jp/isbn978-4-88325-440-8/

 

 

ふなずしの魅力熱く 大津で公開討論

2017年2月20日【中日新聞・滋賀】

せせらぎの郷 野洲
http://seseraginosato.net/
「せせらぎの郷」は野洲市須原で自然再生に取り組む地域団体です。

魚のゆりかご水田プロジェクト
http://www.pref.shiga.lg.jp/g/noson/fish-cradle/

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ふなずしの魅力熱く 大津で公開討論

2017年2月20日【中日新聞・滋賀】
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170220/CK2017022002000036.html

ふなずしの魅力をさまざまな視点から語る漁師や環境団体代表ら=大津市におの浜のピアザ淡海で
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ふなずしの魅力をテーマにしたシンポジウムが十九日、大津市のピアザ淡海であった。漁師や環境団体代表、食文化の専門家ら五人が発表。参加者約百五十人が琵琶湖を中心に受け継がれてきた食文化への理解を深めた。

守山市今浜町の漁師戸田直弘さん(55)は、二十年ほど前から小学校で毎年開いているふなずしづくりの出前授業を挙げ「子どもたちが湖魚を食べる機会は減っているものの反応は良い。こうした取り組みをもっと進めていきたい」と語った。

野洲市の環境保全団体「せせらぎの郷」の堀彰男代表(68)は、九年前から進める水田と琵琶湖を魚道で結ぶ「魚のゆりかご水田プロジェクト」を紹介。「ふなずしを含め、琵琶湖の多様性を後世に引き継がなければいけない」と強調した。

県立琵琶湖博物館の橋本道範・専門学芸員は「ふなずしは滋賀独自の文化が生み出した」と自説を紹介。滋賀大の堀越昌子名誉教授は「ふなずしの文化をはじめ、琵琶湖には世界に認められる価値がある」と力を込めた。

県や市町、農林水産関係団体でつくる「琵琶湖と共生する滋賀の農林水産業推進協議会」が主催。県は二〇一九年度を目標に、琵琶湖とともに育まれた滋賀独自の農林水産業を国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産認定を目指しており、催しはその一環。

(成田嵩憲)

 

「ふなずし」テーマに農業遺産シンポ 2月19日、大津で

http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20170111000021
【京都新聞】 2017年01月11日 08時55分

琵琶湖とのつながりを生かした農林水産業の「世界農業遺産」認定を目指す滋賀県は2月19日、ふなずしをテーマにしたシンポジウムを大津市におの浜1丁目のピアザ淡海で開く。湖魚と近江米の魅力を専門家が語り、ふなずしの試食会や地酒の試飲もある。

世界農業遺産は国連食糧農業機関(FAO)による認定制度。伝統的な農業、文化、生物多様性の保全が目的で、世界36地域、うち国内では8地域が認定を受けている。県は2017年度の申請、19年度の認定を目標にしている。

シンポでは、認定に向けた県の取り組みを紹介するほか、漁師や農業者、食文化が専門の堀越昌子・滋賀大名誉教授らが登壇。琵琶湖の自然と風土に育まれたふなずしが世界に誇れる点を語る。

午後2時~4時45分。先着100人、参加無料。申し込みは県農政課TEL077(528)3825。

 

ふなずし、漬け方変遷など紹介 滋賀の研究者ら本に

http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20160816000143

【京都新聞】 2016年08月16日 20時30分

橋本学芸員らが執筆した「再考 ふなずしの歴史」(草津市下物町・琵琶湖博物館)

湖国伝統の発酵食、ふなずしの成り立ちを探る「再考 ふなずしの歴史」が、県立琵琶湖博物館(草津市)の学芸員や大学の研究者ら12人の執筆で出版された。漬け方の変遷をたどるほか、俳句や神事との関わりまで、多様なふなずし文化を論考している。

滋賀県のふなずしはこれまで、「最古のすしの形態」と表現されていたが、近年は多様ななれずしの中から発達した製造法の一つとみられている。ルーツをめぐる議論の到達点を県内外に発信するため、ふなずしに詳しい研究者が勢ぞろいして寄稿した。

中近世の史料から、ふなずしに関する記述を掘り起こした。フナを漬け込む時期は、現在は夏が一般的だが、江戸時代の料理書では冬場とされている。重しを使った漬け方の普及は、頑丈な「結桶(ゆいおけ)」が一般化する江戸時代以降とみられるなど、時代によって変遷がうかがえる。

ふなずしを詠んだ俳句についても考察した。与謝蕪村の「鮒ずしや彦根の城に雲かかる」など数多い。ふなずしの季語は夏で、近世のふなずしは夏の旬物と認識されていたことが分かるという。

ほかにも、化学的な成分分析や、アジアでのなれずし文化、ふなずしを供えた神事など、多角的な視点で論じている。

編著者の琵琶湖博物館の橋本道範学芸員は、「ふなずしを巡る論争を分かりやすく著した。漬け方にこだわる県民が多く、食文化継承の原動力となっている。本を読んで意見を聞かせてほしい」と語る。研究成果は2020年度にリニューアルする同博物館のB展示室でも紹介する予定。

サンライズ出版。四六判340ページ。2916円(税込み)。

「再考 ふなずしの歴史」サンライズ出版
http://www.sunrise-pub.co.jp/isbn978-4-88325-594-8/

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水田を湖魚のゆりかごに 滋賀「せせらぎの郷」が環境省優秀賞

【京都新聞】 2017年02月05日 17時00分
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20170205000063

三日月知事に受賞を報告する堀代表(左から2人目)ら=大津市・県庁

滋賀県野洲市須原の住民活動組織「せせらぎの郷」が、環境省主催の「第4回グッドライフアワード」優秀賞に選ばれた。湖魚の産卵・繁殖がしやすい田んぼづくりが評価された。

同アワードは環境と社会によい暮らしに関わる取り組みを表彰するため、2013年度に創設。実行委員会の選定を経て、ウェブサイトでの投票を踏まえて決められる。本年度は全国から140件の応募があり、最優秀賞に次ぐ優秀賞4団体の一つに選ばれた。

せせらぎの郷は、湖魚が水田にさかのぼれるよう排水路に魚道を設置。減農薬農法にも取り組み、「魚のゆりかご水田米」としてブランド化を進めている。

グループの代表者4人がこのほど、大津市の県庁で三日月大造知事に受賞を報告した。堀彰男代表(67)は「ウェブ投票などで活動の価値を認めてもらえてよかった。生き物を守る仕組みをつくり、後世に伝えていきたい」と喜びを語った。

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