2/24燃料取り出し準備に1年 原子力機構見通し もんじゅ廃炉、険しい道 監視チーム初会合/まず機器点検から 現場ルポ【日刊県民福井】

これを読みたさに今朝中日新聞をコンビニで購入。夕方だと売り切れるの。

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燃料取り出し準備に1年 原子力機構見通し

 もんじゅ廃炉、険しい道 監視チーム初会合

http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2017022402000218.html
2017年2月24日【日刊県民福井】

原子力規制委員会は二十三日、高速増殖原型炉「もんじゅ」(敦賀市)の廃炉作業を監視する専門チームの初会合を東京都内で開いた。もんじゅを運営する日本原子力研究開発機構が出席し、炉内の使用済み核燃料取り出し作業の準備に、少なくとも一年かかるとの見通しを示した。 (中崎裕)

kenfukui170224_monjyu核燃料の出し入れに使う燃料交換装置=敦賀市の高速増殖原型炉「もんじゅ」で(河野光吉撮影)
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核燃料の取り出しは原子炉の危険性を下げるため、規制委が最優先で取り組むよう求めている。会合で機構側は、長期間の停止で炉内の核燃料が冷えているため、原子炉を通らない二次的な冷却用ナトリウムが不要となっていると説明。漏えいによる火災を避けるため、核燃料を取り出す前にナトリウムの抜き取りを検討していると報告した。

規制委側は、機構が五年半としている燃料取り出し作業の具体的な工程を早急に示すよう求めた。

一方、会合では西川一誠知事が求めている運営主体の変更を含めた廃炉作業の体制強化策は示されなかった。

政府は四月までに今後の運営体制を示す方針だが、地元の了解を得られるかは、依然として見通せない状況が続いている。

 まず機器点検から 現場ルポ

政府が三十年かかると見込む「もんじゅ」の廃炉作業で、最初の関門とされるのが使用済み核燃料の取り出しだ。燃料交換に使う機器の点検から始めなければならず、慎重な作業が求められる。二十二日、作業方法の検討が進むもんじゅに入った。

直径約五十メートル、高さ約八十メートルあるドーム状の原子炉建物。原子炉上部の広々とした空間の隅に、細長い燃料交換装置の一部が置かれ、定期検査で使う足場などに囲まれていた。「装置を動かすには必要な機器を取り付け、点検もする」と機構の担当者は言う。二〇一一年三月以降、大量の点検漏れなどで一度も動かしていないからだという。

原子炉には核燃料三百七十体が互いに支え合う形で装荷されている。抜き取る場合は一体ずつ、同じ形の模擬燃料と交換しなければならない。装置で取り出した燃料はいったん、隣の補助建物の貯蔵槽へ移し、冷却材の液体ナトリウムに浸す。

しかし、貯蔵槽には既に使用済み燃料などが二百体入っており、スペースを空けるため近くの使用済み燃料プールに運び出す必要がある。そこで直面するのが液体ナトリウムの洗浄だ。

ナトリウムは水や空気と激しく反応するため取り扱いが難しい。水の燃料プールに移すには、専用設備の中で一体ずつ高温の蒸気を吹き付け、少しずつ洗い落とす必要がある。

もんじゅは二十年間ほとんど動かせなかったため、過去に二体しか実績がなく、一体を貯蔵槽からプールに移すまでに九日間ほどかかったという。担当者は「洗浄作業をどのような体制で行うか、取り出しが始まった後に機器の点検をどの頻度でやるかも、まだ決まっていない」と話した。

補助建物内には一〇年八月に原子炉内に落下した炉内中継装置も置かれていた。燃料交換に使うもので、炉内から引き上げる作業などで復旧までに二年かかった。再びトラブルで燃料の取り出しが長引けば、その後の作業が大幅に遅れ、廃炉期間や約三千七百五十億円とされる廃炉費用が膨らむ可能性もある。 (古根村進然)

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