3/3「評伝むのたけじ」反戦の生涯出版【東京新聞・社会】

「評伝むのたけじ」反戦の生涯出版

2017年3月3日 夕刊【東京新聞・社会】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201703/CK2017030302000255.html

「評伝むのたけじ」を手にする著者の北条常久さん=2日、秋田市で

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昨年八月に百一歳で死去したジャーナリストむのたけじさんの生涯を伝える「評伝むのたけじ」が出版された。著者は長年親交のあった、あきた文学資料館名誉館長の北条常久さん(78)。反戦を訴え続けた原点や思想を詳細につづった。

むのさんは一九四五年、戦争報道への反省から東京の新聞社を退社し、故郷の秋田県で週刊新聞「たいまつ」を創刊。地方から反戦を中心とした評論活動を展開した。

評伝は、むのさんの生涯を時系列で描く構成。特に幼少期の農村生活は「これまであまり触れられなかった彼の原点」(北条さん)といい、貧しい農家に生まれて地主との格差を目の当たりにし、社会の理不尽さを世に訴えるジャーナリストを志した経緯を紹介している。

「批判されても、信念を持って突き進むことの大切さを若い人たちに伝えたい」と北条さん。無明舎出版(秋田市)が刊行、価格は千八百三十六円。

 

評伝むのたけじ【無明舎出版】

http://www.mumyosha.co.jp/docs/17new/muno.html

評伝むのたけじ

北条 常久(ほうじょう つねひさ)

46判・220頁 定価1700円+税

ISBN 978-4-89544-627-3

身を燃やして自分たちの朝を産むその少年時代から、朝日新聞記者、「たいまつ」創刊から三里塚闘争……。言葉を武器に、戦争のない世界実現のため、行動と言説で希望を語り続けた反骨のジャーナリストむのたけじの100年の生涯を活写する。

序章
少年時代
東京外国語学校時代
新聞記者時代
敗戦、退社
魯迅と内山完造
「たいまつ」創刊
農業
教育
平和の戦列

家族新聞「たいまつ」
学生運動
『たいまつ十六年』
三里塚闘争
部落解放運動
ジャーナリズムは死なせない
コトバの体系
「たいまつ」休刊
時代の証言者
むのたけじを継ぐ人々

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