【4/6東京新聞】「自主避難も国の責任」 復興相発言受け抗議集会【朝刊】今村復興相、「自己責任」発言を撤回せず 国会で謝罪【夕刊】

「自主避難も国の責任」 復興相発言受け抗議集会

2017年4月6日 朝刊【東京新聞・社会】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201704/CK2017040602000135.html

今村雅弘復興相に対して抗議する鴨下祐也さん(左)=5日午後、東京都千代田区で(池田まみ撮影)

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東京電力福島第一原発事故の避難指示区域外から避難を続ける「自主避難者」について、今村雅弘復興相が「本人の責任」「裁判でも何でもやればいい」などと発言した問題で、発言に抗議する集会が五日夜、東京・霞が関で開かれた。一方、避難者の支援団体や復興庁内部からも、大臣としての資質を問う声や、発言への批判が聞かれた。 (中山高志)

「今も被ばくの危険性があるから避難している。復興大臣は避難者の状況を全く理解していない」

復興庁が入る合同庁舎前での集会で、福島県いわき市から東京都内に自主避難する鴨下祐也さん(48)が声を張り上げた。「避難は自己責任ではなく、国の責任であることを訴え続けたい」

避難者が多い江東区で支援に取り組む区議の中村雅子さん(65)も「好んで避難先を選んだわけではない。発言により、何の落ち度もない避難者の心がどれだけ傷ついていることか」と強い口調で訴えた。

会員制交流サイト(SNS)などで参加を呼びかけた大田区のアルバイト杉原浩司さん(51)は、安倍政権の下で自主避難者に対する住宅無償提供の打ち切りや避難指示解除が進められている点に触れ「発言は今村氏個人の考えではなく、政権の政策そのもの」と批判。今村氏の即時辞任と住宅打ち切りの撤回を求めた。

集会には約三十人が参加。抗議行動は、六日も午後四時から首相官邸前などで予定されている。問い合わせは「避難の協同センター」=電090(6142)1807=へ。

◆復興庁幹部も問題視

原発事故直後に福島県田村市から避難し、東京都葛飾区で一人暮らしをする熊本美弥子さん(74)は「田村の家の玄関先は放射性物質による土壌汚染がひどく、住める状況じゃない。大臣は汚染の状況を本当に知っているのか」と不快感をあらわにした。

熊本さんは「国は当事者としての責任に欠ける。住宅を提供し続ける責務がある」と憤った。

支援団体「避難の協同センター」(東京都新宿区)の満田夏花(みつたかんな)事務次長は「被災者支援の要である大臣が、原子力政策を進めた国の責任を無視している。大変ゆゆしき問題だ」と怒る。

「国は避難者の実情の把握を怠り、福島県に責任を転嫁している。復興庁の避難者への姿勢が見えた発言で、あまりにひどい」と話した。

復興庁幹部は「『本人の責任』という発言は、自主避難者にとってきつい言い方だった。確かに帰還するかどうかは避難者一人一人が判断することだが、『責任がある』とは絶対言えない。言葉足らずは否めない」と顔をしかめた。

 

 

今村復興相、「自己責任」発言を撤回せず 国会で謝罪

2017年4月6日 【東京新聞・夕刊・政治】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201704/CK2017040602000246.html?ref=rank

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今村雅弘復興相は六日の衆院東日本大震災復興特別委員会で、東京電力福島第一原発事故に伴う自主避難者への対応を巡る発言に関し、「皆さまにご迷惑を掛けたことをおわびする。感情的になってしまった」と改めて陳謝した=写真、市川和宏撮影。民進党の郡和子氏から発言の撤回を求められたが、応じなかった。

郡氏は、自主避難者が故郷に戻らないのは自己責任だとの考えを示した発言について、「多くの被災者が傷ついた」として撤回を求めた。

これに対し、今村氏は「『自己責任』という言葉の使い方が良くなかった。避難者自らの責任という印象を与えたことは申し訳なく、深くおわびする」と釈明した。国の対応を巡り「裁判でも何でもやればいい」と発言したことについては「一般論として、物事に折り合いがつかないときには司法の判断があるということを言った」と説明した。

今村氏は冒頭「今後は冷静、適切に対応する。引き続き誠心誠意、職務にあたる」と、辞任の考えを否定した。公明党の赤羽一嘉氏が「自主避難者の問題は非常に難しいが、丁寧に取り組むべきだ」と指摘したのに対して、「やりとりの中でああいう発言になってしまい、大変反省している。自主避難者に寄り添い、丁寧な対応を福島県と一緒にやっていきたい」と述べた。

今村氏は四日の記者会見で、三月末で住宅支援を打ち切られた自主避難者への支援を政府が率先して行うべきではと質問されると「自主避難は本人の判断。裁判でも何でもやればいい」と、あくまで自己責任との考えを示した。

さらに重ねて質問したフリーランスの記者に「出て行きなさい」「うるさい」などと激高した。同日夕、自身の発言について記者団に「避難指示を受けた人との違いからそういうことを言った」と釈明した。 (横山大輔)

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復興庁前抗議の報告/今村辞任を緊急署名&​6日、7日の連続行動

東京の杉原浩司です。[転送・転載歓迎/重複失礼]

4月5日夕方、本当に緊急の思いつきでしたが、「今村復興大臣は辞めろ! 復興庁前緊急抗議」を行いました。「今村辞めろ」「住宅提供打ち切り撤 回」などのコールを交えながら、中村まさ子江東区議、避難の共同センタ ーの瀬戸大作さん、避難者の鴨下祐也さんなどから発言を受けました。

メディアの関心は非常に高く、事前のアポイントの電話でも、記者さんの憤りが伝わってきました。さっそくいくつか記事になっていますので、ぜひ ご覧ください。

今村大臣の辞任を求める緊急ネット署名が始まっています。また、本日6日と明日7日にも連続して抗議行動が行われます。後半に満田夏花さんの呼びかけを転載しましたので、ぜひご参加ください。

※ちなみに本日6日は共謀罪法案の審議入りに抗議する国会前行動(正午 ~)と日比谷野音大集会・デモ(18時30分~)も行われます。こちらにもぜひ!
https://www.kyobozaino.com/

【動画も】今村復興相 「自己責任」発言への抗議、各地で広がる(4月5日、毎日)
http://mainichi.jp/articles/20170406/k00/00m/040/104000c

復興相の辞任求め抗議集会 発言問題、議員辞職も要求(4月5日、共同)
https://this.kiji.is/222313767520796681

今村雅弘復興大臣の発言に対する抗議声明
(2017年4月5日、原子力損害賠償群馬弁護団)
http://gunmagenpatsu.bengodan.jp/

憤る避難者「自己責任って何ですか」 復興相「自主避難は本人の判断」
(4月5日、東京夕刊)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201704/CK2017040502000252.html

<猛抗議を!>
今村雅弘復興相・国会事務所
(FAX)03-3597-2723
(TEL)03-3508-7610
(メールフォーム) http://www.imamura-masahiro.com/mail.html

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<注:行動部分は一部補足しています>

みなさま(拡散歓迎・重複失礼)

FoE Japanの満田です。
ご承知の通り、昨日の記者会見で今村復興大臣は、困窮する自主避難者に対する国の責任について質問した記者に対して、対応は福島県が行うと、責任を福島県に押し付けたうえで、さらに記者が追及すると、自主避難は「自己責任」「裁判でも何でもやればいい」という趣旨の発言を行いました。

言うまでもなく、東京電力福島第一原発事故の責任は、国と東京電力にあります。

避難者は、原発事故さえ起らなければ、故郷を離れ、違う土地で苦しい思いをすることもありませんでした。

2012年に制定された、「原発事故子ども・被災者支援法」の中でも、原子力政策を推進してきた国の責任を明記し、被害者が居住・避難・帰還のいずれを選択した場合でも、国が支援を行う旨が書き込まれています。

今村大臣の発言は、「子ども・被災者支援法」から逸脱し、国の責任を放棄し、避難者の想いを踏みにじるものです。

現在まで、復興庁は、住宅提供打ち切りおよびその後の責任を福島県に押し付け、避難者の実情の把握すら行ってきませんでした。大臣の発言はこの延長線上にあると考えられます。復興庁は、東日本大震災からの「復興」に関する事務を行うことになっていますが、その中には原発事故の被災者への支援も含まれています。

このような発言を行う方は、復興大臣の職責を果たすことはできないと考えます。

緊急のオンライン署名がはじまりました。ぜひご協力ください。
http://bit.ly/2nY58q1

また、以下のアクションが予定されていますので、あわせてご参加ください。

4月6日(木)
16時~ さようなら原発主催:官邸前緊急抗議集会
(「避難の協同センター」も共催)
17時~ 復興庁に抗議文提出行動

4月7日(金)
15時30分~ 共同記者会見(参議院議員会館)
18時~ 復興庁前抗議アピール(「避難の協同センター」呼びかけ)
復興庁前(霞ヶ関駅、国会議事堂前駅)
千代田区霞ヶ関3-1-1 中央合同庁舎4号館(財務省上)
問い合わせ先:090-6142-1807

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復興相の辞任求め抗議集会 発言問題、議員辞職も要求

https://this.kiji.is/222313767520796681
2017/4/5 20:35【共同通信】

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横断幕を掲げ、今村復興相の辞任を求める市民ら=5日夜、東京・霞が関の復興庁前

東京電力福島第1原発事故に伴う自主避難者への対応を巡る今村雅弘復興相の発言を受け、市民ら約20人が5日、東京・霞が関の復興庁前で、復興相辞任と議員辞職を求める抗議集会を開いた。

参加者は「被害者に謝れ」「責任の取れない今村氏は即刻辞任し、責任の取れる大臣に代われ」などと訴え、3月末で住宅支援を打ち切られた自主避難者への住宅支援の再開を求めた。

集会は、東京都在住の男性が呼び掛け、自主避難者や避難者の多い東京都江東区の区議らが参加した。

今村氏は4日の記者会見で、自主避難者について「(避難先からの帰還を)どうするかは本人の責任、判断だ」と発言した。

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今村雅弘復興大臣の発言に対する抗議声明

(2017年4月5日、原子力損害賠償群馬弁護団)
http://gunmagenpatsu.bengodan.jp/

昨日の今村雅弘復興大臣の記者会見における発言につきまして, 当弁護団として,以下の抗議声明を今村大臣に送付いたしました。

今村雅弘復興大臣の発言に対する抗議声明

2017年4月5日

原子力損害賠償群馬弁護団

団 長  鈴 木 克 昌

1 昨日4月4日,今村雅弘復興大臣が「自主避難者が福島に帰れないのは本人の責任である。基本は自己責任である。裁判でも何でも,やれば良いではないか,やったではないか。」旨の発言をしました。
上記発言は,避難指示区域外から避難している方々の実情を全く知らないが故の発言である言わざるを得ません。また,それと同時に,上記発言は,後述の前橋地方裁判所の判決を念頭においたものであり,以下に述べるとおり,司法判断を軽視する発言であると言わざるを得ません。当弁護団は,福島県の復興を牽引すべき職責を担う大臣の発言として,上記発言を到底看過することができません。

2 本年3月17日,前橋地方裁判所(原道子裁判長)は,福島県から群馬県に避難した原告などが国と東京電力を相手に提起した損害賠償請求訴訟において,国に東京電力と同等の賠償責任を認めた上,原告となった自主避難者のほとんどの人について,避難することが合理的であったこと,また,種々の理由で避難を継続していることも合理的であることを認めました。
すなわち,上記前橋地裁判決は,自主避難者が避難したことや避難を継続していることは,自己責任ではなく,国に法的な責任があることを認めています。

3 我が国は,三権分立によって成り立っている民主主義・自由主義国家です。三権分立の下では,立法と行政という民主的国家作用によって最大多数の最大利益を追求するとともに,多数決原理を中核とする民主制の過程によって個人が不当に虐げられることを回避するため,司法が個人の権利利益を擁護することになっています。
すなわち,三権分立の下では,行政府は,司法によって具体的な事件を通じて国民の権利利益を擁護すべき判断が下されたときは,その判断を真摯に受け止める必要があります。今村復興大臣の上記発言は,三権分立の理解に欠けているものと言わざるを得ません。

4 更に,今村復興大臣の「裁判でも何でも,やれば良いではないか,やったではないか。」との発言は,その直後に,「それなりに国の責任もありますねと言った。しかし,現実問題として,補償の金額はご存知のとおりの状況でしょう。」と述べています。
上記発言は,明らかに上記前橋地裁判決を念頭に置いた発言です。このような発言は,我々の依頼者が裁判に訴えなければならなかった事情を全く知らないが故の極めて軽率な発言であるとともに,我々の依頼者である原告を侮辱するものであり,弁護団として厳重に抗議します。

以 上

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