6/7増える使用済み核燃料 高浜3号機再稼働 中間貯蔵施設も再処理も進まず【日刊県民福井】

まさに「展望なき再稼働」。「兵器としてのプルトニウム製造という”展望”」しかない。。

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増える使用済み核燃料 高浜3号機再稼働

  中間貯蔵施設も再処理も進まず

【中日新聞・福井発】2017年6月7日
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2017060702000206.html

関西電力高浜原発3号機(高浜町)が六日、五月十七日の4号機に続き、再稼働した。原発の再稼働で今後、問題となるのが、使用済み核燃料の増加だ。敷地内の使用済み燃料プールは既に七割以上が埋まり、六、七年で満杯に。模索する中間貯蔵施設の建設は具体化しておらず、頼みとする青森県六ケ所村の再処理工場の稼働も先行きが見通せない。 (中崎裕)

中央制御室で3号機の再稼働のための操作反応を確認する運転員=6日、高浜町の関西電力高浜原発で(代表撮影)
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関電によると、高浜原発のプールの空きは千体分ほど。手続き中を含む計四基の再稼働が順調に進めば、年平均で百六十体ほどの使用済み燃料が発生する。稼働を続けるには、中間貯蔵施設が必須となるが、建設地は見つかっていない。福井県外での建設を求める西川一誠知事は四月、関電の岩根茂樹社長に「いまだに(中間貯蔵施設の)具体的な姿が見えない。積極的に取り組んでもらわないと原子力の基本が成り立たない」と念を押した。

候補地の選定と並行し、関電が期待するのが六ケ所村の再処理工場だ。工場のプールも全国の原発から運び込まれた使用済み燃料で満杯状態だが、稼働すれば再処理しながら新たに受け入れることができる。工場は原子力規制委員会の新規制基準適合審査が終盤を迎えており、運営する日本原燃は、来年度の運転開始を目指す。ただ、再処理工場では試運転段階でトラブルが起きており、想定通りに動かせるかは不透明だ。

順調に稼働できたとしても、使用済み燃料を再処理すると、核兵器にも転用可能なプルトニウムが分離される。日本は既に五十トン近いプルトニウムを保有しているが、消費先の本命だった高速炉は、原型炉もんじゅの廃炉が決定。通常の原発で利用するプルサーマル発電は高浜3、4号機を含めても三基にとどまり、導入が進んでいない。日本は「利用目的のないプルトニウムは持たない」との国際公約を掲げてきただけに、さらにプルトニウムを増やす再処理には国際社会からの批判も予想される。

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