11/7味の平蔵 本所深川「鬼平犯科帳」の料理再現 NPOが町おこし イベント11日開催【東京新聞・TOKYO発】

11/11は関西のヒトたちにはエル大阪で小出さんの集会があるけど、東京ではフランシス・マヤちゃんのライブが曙橋の「OLIVE」で開催の日。
それ以外にも鬼平の料理を食べるツアーがあるらしい。いいなぁ。

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味の平蔵 本所深川「鬼平犯科帳」の料理再現

写真
http://www.tokyo-np.co.jp/article/thatu/

 

2017年11月7日【東京新聞・TOKYO発】

 

テレビの時代劇でおなじみの池波正太郎さん(1923~90年)の時代小説「鬼平犯科帳」にはさまざまな料理が登場する。小説の舞台でもある江東区のNPO法人「本所深川」がその料理を再現。11日に開くイベントで、現代の料理人が挑んだ「江戸の味」を披露する。

NPOが町おこし

再現された料理は、鬼平犯科帳シリーズの主人公長谷川平蔵の名にちなんで「平蔵御膳」と名付けられた。平蔵は江戸時代、放火や強盗などの重罪を取り締まる役職で、「鬼の平蔵」として恐れられていた実在の人物だ。

イベント本番に先立って開かれた試食会では、江東区の観光関係者ら約二十人が、ユズ味噌がたっぷり載った豆腐とこんにゃくの田楽に肉団子の入ったお吸い物などを味わった。「思ったより薄口で上品」などの声が上がった。

平蔵御膳を作り上げたのは、江東区深川スポーツセンター内で和食店「毬乃-まりの-」を経営している高橋真砂樹-まさき-さん(五四)だ。有楽町の懐石料理店「胡蝶-こちょう-」の料理長を務め、テレビの料理番組などにも出演してきた。

小説の描写を基にした料理の再現を引き受けたものの、具体的なレシピは一切なかった。「できる限り当時の料理に近づけたい」。高橋さんは食通として知られる池波さんの食事を紹介した文献なども参考に、約三カ月かけて料理を再現した。

「『これでいいのか』とまだ料理人として納得いかない部分はあります」と話すが、「古い文献も読み込んで、自分流にアレンジもしました」と自信も見せる。例えばデザートの「柿白玉」はクチナシの実を白玉粉に練り込みさらに柿の色に近づけるためごく少量の食紅を混ぜたという。「できるだけ食材の持ち味を生かしました。本番までにさらに完成度を高めたい」と意欲的だ。

イベント11日開催

江東、墨田両区の町おこしに取り組む「本所深川」は、これまでにも江戸時代のにぎりずしや、深川の町で売り歩かれていたという「深川かりんとう」など江戸の下町で花開いた味の再現に挑戦してきた。八年前に江戸時代のにぎりずしを手掛けた江東区のすし店「三ツ木」の三ツ木新吉さん(六九)もは、「再現される江戸時代の料理がさらに増えてうれしい」と喜ぶ。

本所深川の事務局長、吉田雅子さん(七二)は「地域の歴史と食をたどり、広く紹介することで、この地域の魅力を高められれば」と話している。

十一日のイベント「鬼の平蔵・見回り帖と平蔵御膳」は、小説ゆかりの地を巡り、途中の昼食に「平蔵御膳」を味わう。午前十時に深川東京モダン館(江東区門前仲町一)を出発。晴海運河沿いの越中島公園や富岡八幡宮などを回り、昼食は毬乃で。約四時間のコース。小学五年生以上が対象で参加費は二千八百円。申し込みは吉田さん=電話090(2206)0240=ヘ。

 「鬼平犯科帳」の料理再現

  田楽

「豆腐と蒟蒻-こんにゃく-を熱した大きな石の上で焼き、柚子味噌-ゆずみそ-をつけて出す田楽。これが、おでんのはじまりだったのである。」
▼「密告」より

 

 鴨(かも)の叩(たた)き団子と晒(さら)し葱(ねぎ)の吸い物

「料理人の勘助が、長谷川平蔵の夕餉-ゆうげ-の膳の吸い物へ、かの毒薬を入れたのは、翌々日のことであった。
吸い物は、鴨の叩き団子と晒葱である。」
▼「白い粉」より

 

 菜飯

「あれから長谷川平蔵は、忠吾と女が、北野天満宮うらにある[紙庵]という風雅な料亭へ入ったのを、つきとめている。〔紙庵〕は(中略)菜飯と田楽を売り物にしているようだが、・・・ 」
▼「艶婦の毒」より

写真は「平蔵御膳」。メニュー下の文章は鬼平犯科帳シリーズの中での各料理の登場場面(文芸春秋刊 文春文庫版「鬼平犯科帳」から)。左上は大根とアサリのむき身の煮物、中央は柿白玉。

 

(上)平蔵御膳を調理した料理人の高橋真砂樹さん

(下)試食会で平蔵御臓を味わう参加者たち=いずれも江東区で

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