12/19(福井・大飯原発)運転差し止め訴訟控訴審 「火山灰十分審理を」 住民側、弁論再開申し立て /石川【毎日新聞・石川】

福井・大飯原発

運転差し止め訴訟控訴審 「火山灰十分審理を」 住民側、弁論再開申し立て /石川

https://mainichi.jp/articles/20171219/ddl/k17/040/213000c
【毎日新聞・石川】2017年12月19日 地方版

記者会見し弁論再開の申し立てについて説明する島田広・弁護団長(中央)ら=金沢市で、日向梓撮影

関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転差し止め訴訟の控訴審で、住民側は18日、名古屋高裁金沢支部に対し「関西電力の火山灰濃度の想定は過少」などとして、慎重な審理を求め弁論再開の申し立てを行った。

同日、金沢市内で会見した住民側弁護団によると、四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)に対する今月13日の広島高裁の運転差し止め決定を新たな証拠として提出。同高裁が「火山の影響による危険性について伊方原発が新規制基準に適合するとした原子力規制委の判断は不合理」と断じたことを受け、「大飯原発では、大山(鳥取県)が噴火した場合、関電の想定より多くの火山灰が降る可能性が高い。十分な審理が必要だ」と指摘した。

また、同原発ではデータ改ざんが明らかとなった神戸製鋼所製の部品が使用されており、「部品の強度不足は安全性に直結する重大な問題」と主張。さらに、関電側の地盤調査が不十分であるとする新たな意見書も提出した。

島田広・弁護団長は「(大飯原発が抱える危険性について)『見ざる、聞かざる』の裁判所はいらない。事実を解明し、司法の光を当てる役割を全うしてほしい」と述べた。【日向梓】

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