2019年2月26日 断食声明「末期の眼で観ているような--関西電力は老朽原発 (高浜①・②、美浜③)の延命工事の申止を」

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2019年2月26日 断食声明「末期の眼で観ているような--関西電力は老朽原発 (高浜①・②、美浜③)の延命工事の申止を」
(若狭より)中嶌哲演

・若狭の幼い子どもたちの頑是ない姿・大人たちのつつましい日々の営み・美しい海などの風景が、あたかも「末期(まつご)の眼で観ている」ように愛おしく輝いて見えます。しかしその背後には、とくに関西大都市圏の大量の電力需要と繁栄のために、「原発マネー・ファシズム、国内値民地化」(金カや強権によって批判の自由を封じ込める)の支自己を受けて形成された、15基もの原発密集地帯(世界一)の現実があるのです。

・同じように関東首都圏のために形成された「東の原発銀座(10基)・福島」は、2011年3月11日に過酷な原発震災にみまわれました。「直後の避難者数は約47万人。避難先は全国47都道府県の1006市区町村。」8年後の避難者数が、「1月10日時点で5万2731人になった」 と福井新聞は報じています。その「ブクシマ」の一人一人が故郷を根こそぎ奪われ、どれほど深刻な被災の渦中にあるかを忘れ去り、風化させてはなりません。

・そのフクシマの犠牲者たち・被災者たちに心を寄せ、「第三のフクシマ」 を決して繰り返させないために、そして「原発のない新しい福井」・日本を願って、私は以下の当面の重大な問題点の指摘と要望が受け入れられるように、本日より断食を始めます。

①関西電カは老朽炉(高浜1・2号機、美浜3号機)の延命対策工事の中止を!(→延命か廃炉かの再検討を!→廃炉の英断へ!)

・高浜①・②の対策工事費は2160億円、美浜③のそれは1650億円。高浜①・②の廃止費用は各450億円、美浜③のそれは490億円。40年廃炉という従来の基準を覆し、対策工事を強行中。その進捗率からすれば、上記工事費の?%しか使っていないはず。工期が9か月遅れて、再稼働は来年-再来年に!(2/5「福井」より)

・高浜町の年間歳入に占める原発関連収入の割合は55%、美浜町のそれは38%。ちなみに小浜市のそれは1%。 (いずれも2017年度)「原発ゼロ法案」第九条では「新たな産業の創出、電気事業者の事業の継続等により、原子カ発電所等の周辺の地域の経済の振興策及び雇用の確保を図るものとする。」 と約束している!

・名古屋地裁は廃炉を促す判決を!

・関電の顧客(消費者)は、再稼働・延命に固執するなら関電からの離脱(新電力会社へ契約の切り替え)を、廃炉を決断するなら関電の支援を!

・岩根茂樹関電社長(℡  0 6-6 6 4 1-8 8 2 1 ) へ直訴・電話・ハガキ(手紙)・メール・ファクスなどで要請を!

②国会は「原発ゼロ法案」の審議開始を!(→審議を尽くして!→制定へ!)

・25条から成る同法案は、(1)原発等の速やかな停止・廃止、(2) 電気の需要量の削減、(3)再生可能エネルギー電気の供給量の増加-という3本柱をかかげ、その実現のために「法制上・財政上・税制上又は金融上の措置その他の措置」を講ずると明記している!そのモデルケースとして、①について実質的な審議を!

・昨年3月に上程された同法案は、まだ一回も開かれていない!

・経済産業委員会の赤羽一嘉(公明)委員長や各委員(一覧票を参照)へ、直訴・電話・ハガキ(手紙)・メール・ファクスなどで要請を!

・地震列島が「大地動乱の時代」(石橋克彦神戸大名誉教授)の周期に突入し、「第二のフクシマ」の襲来すら危倶せざるを得ない現在、関西電力の経営陣が①について英断され、国会議員の方々が②について徹底審議し、同法の制定に真摯に尽力されるならば、広範な再稼働反対の世論が実在する中で、いわんや老朽原発の廃炉を望む住民・市民・国民から、どれほど大きな共感と支持を得られることでしょう。

・また、私たち自身の問題として、福島県の中通り在住で自ら被災者の一人でもある武藤類子さん(福島原発告訴団団長)の以下のことばをも銘記したいものです。
「人の罪を問うことは、自分の責任も間われることを意味します。・・・刑事費任ではありませんが、私たち一人ひとりにも責任があります。原発由来の大量の電力消費を前提にした生活を受け入れていたこと、すぐそこに原発があるのに、その危険性に思いを馳せずに生活して来たこと。今回の告訴を通じて、自分自身の責任も問うていく中で、これまでと違う価値観を育てていくことができるのではないかと思っています。」(『世界』2012年8月号より)

・グルメ・飽食の時代を謳歌する一方、大地や水や空気を汚染している現実、便利で豊かな都市文明の繁栄のために、過疎地へ過酷な危険を強いてきた現実。原原銀座・若狭で生きて来ざるを得なかったー仏教者の私は、「自他一如・自利利他円満・少欲知足」という仏教の根本精神に照らしながら、そうした現実を問い直してまいりました。
今日、喜寿の誕生日を迎えた非カ・無能な私は、せめて第一の欲望たる食を節することによって、後世代とかけがえのない自然環境との共生に資し、①と②の実現へ向けて、全国の各原発や核燃料サイクルを憂慮し、その廃止・後始末を熱望している、さらなる広範多数のみなさんと共々に、いささかなりとも貢献できればと願っております。いつでも、どこでも、だれでもできる一食・一日断食の輪(あるいはリレー断食の連鎖)を広げ、その食費分をたとえば以下の口座に振り込んでいただけませんか。

(口座名・福井から原発を止める裁判の会  00760-6-108539   通信欄に「反原発断食募金」とご記入を。)

・8年目の3月11日前後に、各都道府県で開催される大共同・協働集会において、以上の願いと要望が共有されることを祈念してやみません。  合掌

 

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