2/9お願い・・・テントを守ろう   淵上太郎(経産省前テントひろば代表)

たんぽぽ舎の編集室より2/10のメールが来ていました。

.(編集部です)経産省からテントへ連絡があり「在特会(*)」が
   テント代表と話したい」との申し入れ。なんとその場に「経産省」も
   オブザーバーとして参加してきた!その中身は…↓↓↓
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 お願い・・・テントを守ろう   淵上太郎(経産省前テントひろば代表)
                          2012年2月9日

  2月8日午後、経産省大臣官房厚生企画室から連絡があり、「国民の代表として、テントの代表と話がしたい」ということであった。時間の関係もあってやや逡巡したが、30分ほどならということで、これに江田氏とともに2人で応ずることになった。
  先方は在特会の桜井某氏と他1名、それにオブザーバーとして経産省の前川氏の4人+1人での会談が始まった。
  話は初めからけんか腰となって、途中、会談中止の動きもあったが、ともかく30分弱のやり取りがおこなわれた。
  結局在特会側の言い分は「違法なテントを撤去してもらいたい。やらないなら、こちらが行うぞ」ということであった。
  一般に右翼等はこのように言うのだが、今回の場合、在特会としては、経産省などの立会のもとで、テントに対して一応撤去の申し入れを正式にして、それに応じないので、実力行使という名分を得ようとのことかも知れない。
  ともあれ、経産省や警察が直接強硬手段に出られない状況で、その別働隊として派手な動きをする可能性は十分ある。そのことで、在特会の名も上がるということでもあろう。

  私たちは警察であろうと右翼であろうと、暴力に暴力で応じることはないが、粛々とこのテントを守りたいと思う。そのためには、多くの人々の集まりが重要なのは明らかです。
  比較的安定したテント維持が続いていますが、在特会が介入する可能性が高くなったと思われます。
  大飯原発再稼働の動きも強まる中で、この脱原発テントの存在はさらに重要になっています。つきましては、心ある皆さんの力を集中して、このテントを守って行きたいと思います。しばらくの間は若干の緊張感のもと、テントに例え何時間でもお寄りいただき、共に力をあわせて、ここを守っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
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 (編集部注:* 在特会とは
  12.11の全国から電力会社・経産省を包囲しよう!再稼働反対デモの際、私たちのデモ隊に汚い罵詈雑言をあびせた原発賛成の右翼。排外主義者の集まりです)
★スペースたんぽぽからのお知らせ

 ◇経産省前テントひろば 応援の集い
   ―脱原発運動の砦 テントひろばをみんなの力で支えよう!
   ―撤去すべきはテントではなくて、原発だ!

 日時 2012年2月18日(土曜)18時半~(開場18時)
 会場:スペースたんぽぽ(東京都千代田区三崎町2-6-2
    ダイナミックビル4F)
 上映:ドキュメント映像 おてんとさまがみている(ダイジェスト版)
 お話:浪江町の酪農家 吉沢さん(テントひろばに宣伝カーで駆けつけた)
    渕上太郎さん(経産省前テントひろば)
    椎名千恵子さん(原発いらない福島の女たち)
 参加費:1000円(半額は講師へのカンパ)

 ※7時過ぎの来場者(映画が見られない方)と、学生は500円
 ※当日は、14時~17時まで同じ場所で、経産省前テントひろば全体会議が開かれます。参加した方は、経産省前テントひろば・応援の集いは半額(500円)にいたします。
 お問合せ たんぽぽ舎 Tel 03-3238-9035
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<テント日誌 2/8(水)>
    なりふり構わず再稼働に向かう経産省
  ―― 経産省前テントひろば 151日目 ――
 
 ストレステストなるもののインチキ性は十分心得ていたつもりだが、この日行われた聴聞会のニュースを視て、改めてその感を深くした。聴聞会を取り仕切る安全・保安委員会の事務局の姿勢に、再稼動の安全性に関わる議論を深めようという姿勢は微塵も感じられない。
 議論と結論は別個のものなのだ。まさに再稼働ありき、聴聞会はそのための手続きにすぎない。原発維持のためには、なりふり構わぬ経産省官僚のナマの姿が垣間見えた。
 一方、山本太郎氏をはじめ多くの人がテント訪れ、その足で聴聞会会場の別館前の抗議行動に向かった。

 午後2時前後テント前に丸の内署の警察官が数十名現れた。在特会がらみの情報によるらしい。公安が、「刺激しないように、テントの中に入っててくれ」と言いに来たという。なぜか在特会は以前来たときと違って、テントに向かって何もせず、経産省の方向に去ったらしい。
 そうこうするうちに厚生企画室から連絡で、話し合いを求めて来たという。テントひろばの渕上代表と共に小生も陪席することとなった。経産省のロビーはやけにものものしかった。正体不明の男が10数名、中によくテント前で見かける公安が4~5名混じっている。
 話し合いの相手は在特会だった。立会いの経産省厚生企画室の前川の前でいいところを見せようとしてか、最初から最後まで違法なテントを撤去しろの一点張りだ。どうやら経産省の露払いの役割を演じる気らしい。
 頭の中で算盤をはじいているのが眼に見えるようだ。算盤ずくならやるべきことはやるという可能性が高い。経産省も警察も在特会が国民代表との妄言を真に受けたわけでもあるまいが、話し合いの場(会議室)を提供し仲立ちした思惑も透けて見える。
 
 右翼の特徴は国士を気取ることだ。新手の右翼在特会も例に漏れない。こうした動きはますます強まるだろう。彼らもまた原発ゼロの事態に強い危機感を持っているのだ。
 再稼動阻止の正念場を迎えてテントの存在はますます重要になる。
 テントを訪れ、共感を寄せてくれた人達はすでに5千を超えているが、こうした人達にテントの直面する状況を伝え、可能な限りテントに来てもらうことが第1の防衛策だろう。

                               (T/E)
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<テント日誌 2/9(木)>
     正念場を迎え、芽吹いていく動き
  ―― 経産省前テントひろば 152日目 ――

 2月9日(木) 晴れ時々曇り
 立春を過ぎて、さすがに日射しは暖かく感じられる。やはり春に向かっているのだと感じられる。
 今日テントにKさんが復帰した。9・11以降、ずっと毎日受付で頑張っていたのだが、12月末だったか1月初めだったか、その頃から検査や入院でずっと療養していたのだが、今日元気な顔を見せてくれた。まだ無理はできないとはいえ、春に向かって態勢が整っていくようで心強い。
 折しも再稼動阻止でも、テントでも、正念場を迎えようとしている時期である。
 先日、福島の子ども達の間で甲状腺腫の症状が広がっているという椎名さんの報告を記したが、2/11・12には福島で「放射能からいのちを守る全国サミット」が開催される。北海道から沖縄までの40を超える支援団体が集まり、この2日間は避難・疎開・保養についての大相談会となる模様。
 3・10ー11の福島行動への参加の1泊バスツァーについて、たんぽぽ舎の方の募集は既に満杯で締め切りとなったが、新たに9条改憲阻止の会とテントひろばで企画したものの募集が始まっている。早速、郡山出身の友人が申し込みに来ていた。こちらは宿泊が温泉旅館であるため、費用が15000円だが、希望者は早めに申し込み下さい。テントでも受け付けています。

 熊本からは「3・11さよなら原発 くまもと」の案内とチラシが送信されてきた。
 「今回の3.11イベントは、福岡のイベントを皆、頭に描きながら、
  熊本の独自性、水俣を経験している地域からの発信という点を強調しています。
  そして、田中正造の言葉を中心においています。
  ”真の文明は山を荒らさず 川を荒らさず 村を破らず
   人を殺さざるべし”
  熊本のお知り合いに、どうぞ、よろしくお伝えください。
  思想はきちんと抑えますが、表現は楽しく、を心がけています。
  ”核の冬を脱し、原発なき春を待ち望むカーニバル”というイメージで準備しております。
  街の中央の公園を数千人規模で老若男女で埋める予定です。福岡、九州と連携して、脱原発の輪を広げてまいりましょう。それでは、また、いつかお会いしましょう!寒さ厳しき折、くれぐれもお体を大切に。」

 ☆ドイツで反原発のために頑張っているドイツ左翼党の連邦議会議員で、エネルギー・原子力政策のスポークスマンであるドロテ・メンツナーさんを迎えて、テントでの交流会が 予定されています。
 「原発廃止へ!日本&ドイツ交流会。ドイツ左翼党、ドロテ・メンツナーさんを迎えて」
 2月14日(火) 12時~14時  於;テントひろば
 ご参加お待ちしています。               ( Y・T )
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<テント日誌 2/10(金)>
   夜、保安院前での静かな、熱のこもったアピール
   ― 経産省前テントひろば 152日目 ―

2月10日(金)晴れ 小春日和

 最近の朝の「散歩」は、Fさんとゆく。噴水の氷がなければ、今日は温かい、Fさんの皮膚感覚は、よごれものを洗うところからくる。温かければ、仕事がはかどるということになる。

 8日のテント日誌の衝撃と波紋をテント周辺でどう伝えるべきなのか、悩む。反・脱原発の天下国家を真正面に論じるべき次元に、経産省もある。それが彼らの任務だ。しかし、その露払いに、「ZTK」をオマネキするとは!たとえ、貧しいテント暮らしとはいえ、問題をここまで矮小化するとは!そう叫びたい気持ちの人々が、これから迎えるだろう、次元の低い「交渉」を思うと滅入ってくる。
 こうした矮小化は、日本の国際的威信と尊厳をひたすら、ますます損なうことにしかならない。ドイツやロシアのジャーナリズムは、テントにまず来て、福島に向かった。原発阻止の闘いは国家レヴェルであり、日本のこの一年、とりわけこれからの福島は、人類の未来が問われる人類史レヴェルにあるという認識のもとに、であった。テントの意義を消す弾圧の方法として、こんな陋劣な指揮を執る日本の国家官僚の「やりてばばあ」ぶりにあきれかえってものもいえない。

 国家や企業の犯罪性がむき出しになる。権力者の無法性を裁判所に訴えたところで、司法が権力に弾圧されていれば、さきのばしに、犯罪性は拡散しつづけてゆくことにしかならない。暗黒街としての核開発シンジケート!
 こうした鬱屈にこたえるように、この日、トゥイッターデモ@samioさんは、単独で、トラメガを携え、経産省別館前に立ち、官僚の矜持と威信にかけて、脱原発へ、再稼働阻止へのかじを切れ!と冷静かつ知的に訴えた。
 国家官僚の正しい道義心というべきものを反省すべきだ、と訴えた。権力の知性破壊に抵抗するみごとなスピーチだった。公務員試験に受かる知力があるならば、なぜ、核開発の犯罪性を納得し、政府権力の無反省を転換できないか、Sさんは諄々と説いた。

 科学技術が人間の知性を抑圧していないか、科学技術をもって、ひとびとの人間性を破壊していないか、経産省はまるでブローカーやエージェントのように、コンピュートピア帝国の人間支配に臆面もない。核開発のためには、福島原発事故がまるでなかったかのような情宣活動を生徒たちにする。

 いまこそ、法による規制をかけなければ、国土あって国民のいない寡頭支配の国になる。Sさんの単独抗議の意義は深い。いつしか、20人に及ぶ共感の渦に取り巻かれていた。そして次々に自分の思いを経産省の官僚達に静かに、熱をこめて訴える。
 ここが暗黒列島になりきらぬよう全面的抵抗運動を展開しなければならないとつくづく思う。(Q記) 

★テントでのイベント予定
 ●2月12日(日)18時~20時ライブ;栗原優(ボーカル)&鈴木峻(サックス)
 ●2月13日(月)15時~17時反原発テント談話室第3回「共生の思想を語ろう」
        課題提起 川本祥一さん
 ●2月14日(火)12時~14時「原発廃止へ!日本&ドイツ交流会。
               ドイツ左翼党、ドロテ・メンツナーさんを迎えて」

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2021/5/13 投稿ページが真っ白で何もできなくなったので、ブログ停止します。まるで画面がウィルスに汚染されたかのようで、わけわかりません。
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