4/27贈呈の被災地踏みにじる 今村前復興相の「エヴァ」ネクタイ 2度も失言 広告塔「ポーズだけ」【東京新聞・特報・右】

「あんたバカァ?」というアスカの声が聞こえる。
無知無能の輩がどうして政治に携わるのだろうか。

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贈呈の被災地踏みにじる

 今村前復興相の「エヴァ」ネクタイ

  2度も失言 広告塔「ポーズだけ」

2017年4月27日【東京新聞・こちら特報部・右サイド】

復興相を事実上更迭された自民党の今村雅弘衆院議員が2度の失言の際に締めていたネクタイには、人気アニメ「新世紀エヴアンゲリオン」のキャラクターが描かれていた。被災地福島の企業から贈られ、「動く広告塔」を自任していたが、皮肉な形で注目を集めてしまった。(池田悌一)

二十五日夜、自民党二階派のパーティーで東日本大震災について「まだ東北でね、あっちの方だったから良かった」と放言した今村氏。白いワイシャツに映えていたのがエヴァンゲリオン柄のネクタイだ。

今村氏が今月四日の閣議後会見で「自主避難は本人の責任。裁判でも何でもやればいい」と暴言を吐いたときのネクタイも同じエヴァンゲリオン柄だった。

一度目の失言の直後からネット上では「大臣がエヴァというのがハマる」「エヴァネクタイをすると暴言暴走モードになるのか」などと話題になっていたが、どのような経緯で今村氏の胸元を飾ったのか。

今村氏は二月二十八日の閣議後会見で、記者から「ネクタイが特徴的だが」と水を向けられ、うれしそうにこう答えている。「これは福島ガイナックス社に行ったときにいただいたものだ。とにかく地元のいろいろな企業を元気にしようという思いで、締めてきた。エヴァンゲリオンの柄で、動く広告塔です」

福島ガイナックスは、エヴァンゲリオンの制作で知られる「ガイナックス」(東京都武蔵野市)が二年余り前、「復興に貢献したい」との思いで福島県三春町に設立した。ネクタイ贈呈も「震災復興の司令塔」への期待を込めてのことだったはずだが、同社の担当者は今回の件について「コメントはちょっと・・・」と言葉少なだ。

経営心理コンサルタントの岡村美奈氏は、今村氏のエヴァ柄ネクタイについて「被災地を応援しているとアピールしたいのだろうが、やっていることと言っていることがバラバラ。応援がポーズだけだから、『締めさせてもらっている』ではなく、『締めてやっている』という空気がにじみ出てしまう。せっかくのネクタイをしながら二度も失言をしたことからも明らかだ」とあきれる。

岡村氏は、「一番のがんは文化学芸員」と言い放った自民党の山本幸三地方創生担当相のネクタイにも批判の矛先を向ける。山本氏が問題発言の翌日、謝罪の場で締めていたネクタイは、ピンク地に赤の水玉だった。山本氏はもともと派手なネクタイ趣味で有名だ。「赤は攻撃性や積極性を印象づける強いイメージで、謝罪にはそぐわない。企業の幹部が不祥事で頭を下げるとき、赤のネクタイを締めますか。権力者としてのおごりが、ネクタイの柄からも透けて見える」

では政治家の服装はどうあるべきなのか。

政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「自民党の橋本龍太郎元首相は下野した際、各地をおわび行脚したが、どんな寒い日でもシンプルな服装でコートもまとおわず頭を下げていた。政治家の心構えは、服装に表れるもの。今村氏のネクタイも本当に復興を願ってのことなら意味があると思うが、その柄の背景を知らない国民も多く、間の悪さは否めない」と指摘する。

政治ジャーナリストの角谷浩一氏も「服装は政治家が個性を出す手段の一つで、今村氏も『被災地に寄り添う政治家』をPRする意図をネクタイに込めたのかもしれない。だが、言動との乖離-かいり-が大きすぎた。せっかくの被災地企業の善意を踏みにじってしまった罪は重い」と断じた。

自民党二階派パーティーでの「東北で良かった」発言について報道陣に質問され、厳しい表情を浮かべる今村雅弘氏。ネクタイはエヴァンゲリオン柄=25日、東京都千代田区で

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【4/25中日新聞】大飯「地震想定に欠陥」 控訴審、島崎元規制委員が証言【一面】・規制委を真っ向否定 大飯原発訴訟で島崎氏/地震計算式「使い方 間違い」【核心】

大飯「地震想定に欠陥」 控訴審、島崎元規制委員が証言

2017年4月25日【中日新聞・朝刊・一面】
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2017042502000060.html

島崎邦彦氏
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関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転差し止め訴訟控訴審の口頭弁論が二十四日、名古屋高裁金沢支部(内藤正之裁判長)であり、原告の住民側証人として出廷した元原子力規制委員の島崎邦彦・東京大名誉教授が、関電による地震想定について「過小評価の可能性があり(算出方法に)大変な欠陥がある」と主張した。

島崎氏は地震予知連絡会長や日本活断層学会長を歴任。二〇一二年から二年間、規制委の委員長代理を務め、大飯原発の地震対策の審査を指揮した。内藤裁判長は島崎氏を「最も重要な証人」と述べており、判断に影響を与える可能性がある。

大飯原発の審査で関電は、耐震設計の目安となる揺れ(基準地震動)について、原発付近の断層面積などから地震の規模を推定する計算式に基づき、最大加速度八五六ガルになると想定している。

この日の証人尋問で島崎氏は、規制委を退任後の研究や昨年四月の熊本地震の観測データを踏まえて証言。関電が使った計算式を大飯原発周辺のように震源断層が垂直に近い場所に適用すると、地震の規模を小さく見積もる可能性があると指摘した。

島崎氏は昨年六月、同様の見解を規制委に伝え、基準地震動の再考を求めたが、規制委は「見直す必要はない」と結論付けている。

閉廷後の記者会見で、原告の島田広弁護団長は「(規制委の)審査がずさんで、不十分なことが明らかになった」と証言の意義を強調。関電は「本日の尋問によって、当社の主張が影響を受けることはない。大飯原発の安全性が確保されていることを引き続き説明していく」とのコメントを出した。

一四年五月の一審・福井地裁判決は「大飯原発には一二六〇ガルを超える地震が到来する危険がある。(地震対策に)構造的欠陥がある」として二基の再稼働の差し止めを命じ、関電などが控訴した。

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規制委を真っ向否定 大飯原発訴訟で島崎氏

  地震計算式「使い方 間違い」

【中日新聞・核心】2017年4月25日

関西電力大飯原発(福井県おおい町)の運転差し止め訴訟の控訴審。原子力規制委員会で委員長代理を務めた島崎邦彦東大名誉教授が二十四日、法廷に立ち、関電が想定する地震の揺れが「過小」だと改めて指摘した。規制委は近く、大飯原発の新規制基準への適合を正式に認める公算が大きいが、審査の信頼性が問われそうだ。(中崎裕)

 ■過小評価

「必要な審査がまだ行われていない」。島崎氏は証人尋問の冒頭から、大飯原発の地震想定を巡る規制委の審査を真っ向から否定した。

二O一四年まで規制委で大飯原発の地震想定を審査してきた島崎氏。この日は「退任後に調査し過小評価と分かった」と説明し、「(当時から)他の式より小さいと分かっていたが、こんなに大きな影響があるとは誰も知らなかった」と証言した。

問題となっているのが、地震の規模を算出する入倉・三宅式と言われる計算式だ。証人尋問で島崎氏は「この式が悪いといっているのではなく、使い方が間違っている。地震発生前に使うと過小評価になり、地震の強さに大きな影響を与える」と語った。地震を起こす断層面の詳しいデータを前提とする計算式のため、発生前で断層のデータが長さなどに限られる状況で使うのは不適切と主張した。

 ■保守的?

これまで関電や規制委は、活断層を詳細に調査しているので、計算に問題ないとの立場を示してきた。関電は大飯原発で想定する地震について、当初は海底にあるFO-A断層とFO-B断層の連動としていたが、審査の過程で内陸の熊川断層を含めた三連動で評価をやり直した。さらに断層を浅く設定することを求められ、揺れの強さを七OOガルから八五六ガルに引き上げた経緯がある。規制委も島崎氏の新たな主張を踏まえた上で、関電の想定を「十分に保守的」と厳しく見積もっているとの見解を示していた。

しかし、島崎氏は証人尋問で「(海底の)音波探査は深さ二百~三百メートルまでで、詳細と言っても表層にすぎない」と述べ、「保守的ではない」と指摘。「三連動にして増えた揺れの強さは8%だが、式を変えると80%増え、桁が違う」と語った。

 ■玄海原発も

関電は近接する高浜原発(福井県高浜町)でもこの計算式を採用して揺れを算出している。大阪高裁は三月に運転差し止めの仮処分を取り消した決定で「関電は震源断層を保守的に評価している」と認め、この計算式を使った規制委の審査を妥当と判断した。この裁判で弁護団長を務めた井戸謙一弁護士は、島崎氏の証人尋問後「今回の証言は覆すに余りあるもの。反撃する大きな材料を与えてもらった」と話し、大津地裁で続く高浜原発の運転差し止め訴訟にも追い風だと期待した。

島崎氏は、計算式の問題について断層の傾きが垂直に近い西日本で過小評価になりやすいとの見方を示している。弁護団は「(四国電力)伊方原発と(九州電力)玄海原発でまず問題になる」と語り、地震ど原発を巡る論争が各地で再燃する可能性がある。

<証人尋問での主な論点>

島崎氏の証言       関西電力や原子力規制委員会の見解
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地震の想定   保守的ではない     3連動で保守的な評価
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関電の計算式     詳細調査しても使えない    調査すれば使える
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規制委の審査  不十分          事実上の「適合」

 

(写真) 関西電力大飯原発の3号機(手前)、4号機=1月、福井県おおい町で、本社ヘリ「おおづる」から

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4/21産廃焼却炉反対 シニア有志の会を立ち上げました【産廃焼却炉対策協議会】文字おこし

私もシニアなので、この『産廃焼却炉反対 シニア有志の会』さんを応援したいです。

「老人は国会突入を目指す!」を連想してしまいましたわ。
http://fanto.org/diary-new/entry.cgi?date=20170115

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産廃焼却炉反対

 シニア有志の会を立ち上げました

https://sanpairo-hantai.jimdo.com/2017/04/21/%E3%82%B7%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%9C%89%E5%BF%97%E3%81%AE%E4%BC%9A%E3%81%8C%E7%AB%8B%E3%81%A1%E4%B8%8A%E3%81%8C%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F/
【産廃焼却炉対策協議会】

ヤングママさんたちが「子どもたちの未来のために」と五領地区保護者有志の会をたちあげて、「STOP さんぱいくん通信」を活発に出して、みんなで市長さんに手紙を書こうと呼びかけ、4月6日のパレードでは最後に子供の手から市民生活相談課の人に手渡したり、対策協議会が作ってくれた地域で撮影したカワセミの烏を中心とした素敵なポスターをゼッケンにしようとひもを取り付けてくれたりで、大活躍されています。

そこで私たち中高年の者も負けではならじ?と「負うた子に教えられ」のようですが、4月11日に東上牧・淀の原の有志が集まって「シニア有志の会」を立ち上げました!

まずは各自がいろんな思いを出し合う中で、「子ども・孫たちの未来を守るために」最後まであきらめずやり続けることが大事、と考えが一致して、以下のことを当面決めました。

1  まだ産廃廃棄物や特定管理廃棄物とは何かを分かっていない人も多いので、学習会を何度でもやろう。

まずは4月23日(日)2時~4時東上牧公民館でやることが決まっているので、そこへ参加することを呼びかけよう。

2  4月10日時点で署名は29,291人となっていますが、この問題は高槻市全体の問題でもあるので、他地域の人たちの賛同を得るために、これからも高槻市駅前などで、署名活動を続けていこう。

当面は毎週月曜日に阪急高槻市駅前で署名活動をします。時間は11時~12時まで。署名用紙や署名板などは有志の会で準備するので、だれでもが気軽に参加してもらうように呼びかけよう。

3  随時このシニア有志の会の会合を開き、多くの人に参加してもらって、地域住民、高槻市民の状況などを確認しながら、焼却炉を建てさせないためになにができるのか、を考え実行していこう。

次回の会合は4月29日(土・祝)10時~12時東上牧公民館にて行いますので、皆さん

若い人も中高年の方も誰でもご参加くださ~い

(写真)要請はがきを手渡す子どもたち

カテゴリー: 上牧産業廃棄物焼却場問題

「原発に抗う―『プロメテウスの罠』で問うたこと」 (著:本田雅和) 

昨夏著者(本田雅和記者)に受賞のお祝いを申し上げた際「『プロメテウスの罠』の本にはならないのですか」と問うてみたら、本田記者はご自分で刊行されるおつもりだと仰られた。
でも、それがいつなのかわからず、鬱勃としていたのだが(鬱勃の原因は高浜再稼働の可能性だったり、都市クリの産廃焼却炉建設計画のせいだったり、変な小出・今中ファンのコメントの荒らしや深夜早朝に亘る無言電話やらだったり)
本田記者のお名前で検索したら、新著はすでに発行されているのがわかった。
書評もWeb上でみつかった。さっそく買わなくては!

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「原発に抗う~本田雅和『プロメテウスの罠』で問うたこと」を読む

2017年02月05日14:06 【志村建世のブログ】
http://blog.livedoor.jp/shimuratakeyo/archives/55721980.html

2016年12月31日、つまり昨年の大晦日が発行日になっている新刊です。著者の本田雅和は朝日新聞記者として連載「プロメテウスの罠」にかかわりました。発行所は緑風出版・単行本2000円。福島原発事故からすでに5年あまりが経過していますが、問題は何も解決していません。原発の存在とその事故の後始末とが、すぐれて現代的な課題であることを教えてくれます。写真を多用した読みやすい作りになっており、もっともっと話題になるべき本だと思いました。

扱われている大きなテーマは3つ、第一は汚染地区で「殺処分」に抵抗して牛を飼い続けている「希望の牧場」の話。第二は「原子力明るい未来のエネルギー」と掲げたスローガンの話。第三は自殺した妻と、怨念を抱えて権力に抗(あらが)う未来への話です。それらは過去の話としてではなく、現在進行中の緊迫感をもって報告されるので、読者は「起きてしまったことの取り返しのつかなさ」に、否応なく対面させられるのです。

原発事故による汚染地区に指定された中で、「牛を殺すことはできない」と、300頭の牛とともに居残った酪農家がいました。自身も覚悟を決めて避難せず、汚染で使い道のなくなった周辺の飼料を集めて牛に食べさせ続けました。牛も乳も、もうどこにも売ることは不可能です。それでも人間の不始末の結果を押し付けて牛を殺すのは、正義に反すると考えるのです。牛は結果としては放射能の影響を長期的に調査するために役立つのですが、それが目的ではありませんでした。「希望の牧場」と名乗ったのは、生き物の命を、一片の権力の行使で奪うことへの抗議を込めているのです。

町の募集に応じて「原子力時代」を迎える標語を考えたのは、当時小学校の6年生だった少年でした。入選して表彰されたのは、1988年春のことです。その後不動産経営者として成功していましたが、原発事故以降は避難生活の連続に翻弄され、事業を含めた生活の一切が破壊されました。そんな中で「原子力明るい未来のエネルギー」の標語は、「原子力『破滅』未来のエネルギー」であったことを知るのです。そして、町がこの看板の撤去を計画していると知って、その現場保存の運動に乗り出しました。やがて危険防止の理由で看板は撤去されるのですが、町は復元可能を前提にして倉庫に保管しています。

原発事故は、無数の悲劇を引き起こして家庭生活を破壊しました。妻を焼身自殺で失った夫の悲しみは尽きません。原発問題は、すでに「取り返しのつかない」段階になっているのです。そして最後に著者はジャーナリストとしての深刻な警告を発しています。つまり、脱原発は自明のこととしても、経験が風化し関心が薄れるとともに実力のある技術者がいなくなり、廃炉段階での大事故の危険性が増すというのです。私たちはすでに、回復不能の重荷を、次の世代に残してしまったのです。

 

 

原発に抗う─『プロメテウスの罠』で問うたこと

http://www.ryokufu.com/isbn978-4-8461-1621-7n.html

本田雅和[著]
四六判上製/232頁/2000円
ISBN978-4-8461-1621-7 C0036

私の足下には「津波犠牲者」と呼ばれる死者たちが、今や骨の断片と化して眠っているはずだ。実はその多くが、原発事故により、捜索から取り残された犠牲者でもある。原発的なるものが、いかに故郷を奪い、人間を奪っていったか……。
しかし、5年を経て、何も解決していない。
フクシマに生きる記者の現場からの報告。(2016.10)

■目次
プロローグ
第1章 希望の牧場
国が殺せと言っている牛/被曝した牛とともに/3・11
汚染された牧草ロール/国は俺たちを棄民にしたんだ
東電本社へ直接抗議へ行く/東電本店で/牧場通い
同意書の提出/記者会見/訃報/被曝牛/白い斑点/獣医
牛は見せ物じゃないぞ/最後のエサだよ、ごめんね
原発一揆/親指の傷跡/見捨てない
生き残ったことが地獄/何しに来たんだ
自分で判断するように/命というものが最優先
あなたも子どもの父親でしょ/しなくてもいいのか
モリモリ食って、クソたれろ/菅原です
そうか、気をつけてな/牛はものを言えないから
望郷の牛/なぜ、こんなことに/慰霊の日
支え続けたのは/カネより命
第2章 原発スローガン「明るい未来」99一枚の写真
看板の撤去/大切に保存はウソなのか
優秀賞おめでとう/原発が危ないから逃げろ
会津若松の実家へ行きたい/自分たちは難民になったのだ
生まれる命、守り抜く/いたたまれない後ろめたさ
初の一時帰宅/世界一、間違った標語/ネットの中傷
加害者とは思えない東電の姿勢
「原子力 破滅を招くエネルギー」/二十六年目の訂正
過ちは訂正しなければ/もう帰れないね/なぜ撤去
修繕を求める要望書/署名集め
望郷の いよよ遙かに いわし雲/「何やってんだ 東電は」
後世に残していくのも我々の役割/そんなケチな人じゃあない
よほどの理由があったんです/原発は人間をバラバラにしてしまう
神隠しされた街/僕の標語の書き換えと同じですね
町民は関心も興味もあまりないんです/町は再び過ちを重ねるのでは
むごい現実であろうとも/その後……
第3章 妻よ……
謝罪して欲しい/ 花咲く山里/計画的避難区域に
家族がばらばらになっちゃって/やっぱり我が家はいいね
私はここに残る/すぐに帰宅するように/たべらっしぇ
死んだ者への責任は取らないのか/星降る山里で
第4章 抗いの声
南相馬、覚悟の若女将 避難解除で旅館再開
南相馬 五年四カ月後の避難指示解除、川房地区の住民 居住制限区域も解除に憤り
夫と娘を失った七十五歳・黒沢さん
十三年前のインタビュー・「真実を隠す国家が被害を広げている」
エピローグ
追記/惜別

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4/18自白重視は時代の逆行 「松川事件」元被告が語る共謀罪【東京新聞・ふくしま便り】

自白重視は時代の逆行 「松川事件」元被告が語る共謀罪

2017年4月18日【東京新聞・ふくしま便り】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/tohokujisin/fukushima_report/list/CK2017041802000184.html

「日本の民主主義は大丈夫ですか」と語りかける阿部市次さん=福島市で
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犯罪に合意したことを処罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案の審議が始まった。この法案で最も看過できない点は、捜査対象を「組織的犯罪集団」に限定すると言いながら、その範囲を曖昧にとどめているところだ。まるで「権力は善」が前提であるかのよう。しかし歴史を振り返れば、権力は暴走する。戦後最大の冤罪(えんざい)事件といわれる「松川事件」の元被告として一度は死刑判決を受けた阿部市次さん(93)が福島市内で健在だ。身をもって知らされた暴走権力の恐ろしさを聞いた。

阿部さんは自宅で、記者の訪問を居ずまいをただして待っていてくれた。

「少し耳が遠くなりましてね」とはいいながら、事件については恐るべき正確さで語る。

一九四九年九月二十二日。二十六歳だった阿部さんは、福島市内の共産党支部に来た警察によって身柄を拘束された。

同八月十七日、福島市松川町の東北線で、列車転覆事故が発生し、機関士ら乗務員三人が死亡した。阿部さんの逮捕容疑は、この二日前に国鉄労組福島支部事務所内で他の四人と事件の謀議をしたとされた。

もとより覚えはなく、否認するが、翌年十二月、福島地裁は阿部さんら五人に死刑の判決を下す。その日の記憶は鮮明だ。

「判決の途中で有罪だとわかり、私たちは抗議をしたのです。このため強制退去で拘置所に戻された。死刑と知ったのは午後十一時ごろでした。父や妹が弁護士とともに面会に来て『死刑だというが二審がある。心配するな』という。まさか、と暗然たる気持ちになりました」

阿部さんは福島市生まれ。国鉄に就職し、車掌として勤務していたが組合活動にも熱を入れた。「当時の国鉄上層部の腐敗は目に余った」。運動の一環として職場放棄をし、懲戒解雇処分を受けた。その後は共産党福島市委員長として機関紙の配布の手伝いなどをしていた。

検察の主張はあいまいだったが、二審・仙台高裁判決も被告二十人のうち十七人を有罪とした。阿部さんは一審で死刑判決を受けた五人のうち、ただ一人、無期懲役に変わった。

しかし、最高裁は仙台高裁に差し戻しを命じ、最終的に六三年九月、被告全員の無罪が確定した。

阿部さんは無罪が確定する前の五九年五月に保釈されたが、十年近く拘置所に留め置かれた。「理由もなく男盛りの時代を奪われた悔しさは言葉にできない」と、柔和な表情をこのときだけはゆがめた。

「共謀罪」については「反対だ」と言う。「実行行為すらいらず、何にでも適用できる。反対勢力を追い落とす権力の横暴に歯止めがかからなくなる」

特に気になるのが「自白」の重用だという。阿部さんたちを一審で死刑判決に追い込んだ「謀議」は、別件の暴行罪で逮捕された少年の自白を根拠にしていた。その後の裁判で自白は虚偽であったと認定される。

ところが今、提出されている「共謀罪」法案には、「自首減免規定」も盛り込まれている。謀議に加わり、自首して情報を流した者には、罪を減じるという規定だ。

「松川事件の判決は、自白はあてにならないと示した。その自白を重要視するのだから、時代が逆行したとしか思えない」

こうも話した。

「日本人は社会を自分で変える意識に乏しいのかと、最近になって思う。政治にものをいう運動をもっと広範囲に展開していかないと、民主主義は力を発揮できないのではないか」 (福島特別支局長・坂本充孝)

<松川事件> 1949年8月17日未明、福島市松川町で何者かの工作により列車が転覆、乗務員3人が死亡した。人員整理に反対していた国鉄労組福島支部、東芝松川工場労組の役員など20人が逮捕、起訴されるも63年、被告全員の無罪が確定した。真犯人は不明。裁判中は被告を支援する国民的な運動が起きた。昨年1月、松川事件を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に登録しようと、「松川資料ユネスコ世界記憶遺産登録を推進する会」が発足。今年3月、同福島県の会も結成された。

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4/11雅楽関係者からの産業廃棄物焼却炉建設についての要望書-もし、ここ上牧・鵜殿のヨシが使用できなくなると 雅楽の死を意味する【産廃焼却炉反対協議会】文字おこし

宮内庁楽部にお声をかけようかしら?と思っていたら、雅楽の方から高槻市長と都市クリに要望書が出されたいたのをさきほど知った。
篳篥の名手源博雅が千二百年後には篳篥が吹けなくなるというスピンオフを岡野玲子さん(『陰陽師』の作者)に「メロディ」で描いて貰えないか、白泉社にファンレターを出そうと思う。

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産業廃棄物焼却炉建設についての要望書

高槻市長演田剛史殿
2017年4月11日

大阪楽所代表
SAVETHE鵜殿ヨシ原~雅楽を未来につなぐ代表
中川|英男
雅楽協議会世話人
鈴木治夫

 平素より上牧・鵜殿ヨシ原の環境を保全の為に「ヨシ原焼き」を始め全力を注がれて施策をすすめておられます事に対して心より敬意を表するものです。

この度、都市クリエイト株式会社が、高槻市梶原中村町に産業廃棄物焼却施設の建設を計画していることを知りました。

今回焼却炉の建設予定とされる場所は上牧・鵜殿ヨシ原より800mと近い場所であるということで、雅楽にとっても多大な影響を受ける場所であることから、今回の場所での焼却炉の建設計画は白紙とされますように指導していただきたく要望するものです。

雅楽は世界最古のオーケストラ 世界から見直され注目されている

雅楽は今から1400年余り前、大陸から伝えられた音楽や舞と日本古来の音楽や舞とが1000年前の平安時代に融合し完成され、管楽器、絃楽器、打楽器による音楽に舞も加わった総合芸術として現代に伝えられているものです。1000年前より伝えられている管絃の合奏ということから雅楽は世界最古のオーケストラとも呼ばれています。宮内庁式部職楽部の雅楽は国の重要無形文化財(いわゆる人間国宝)及びユネスコの無形文化財に指定されています。雅楽は日本の誇る世界の文化として世界の文化財でもあります。

ですからアメリカニューヨークのコロンピア大学、ハワイのハワイ大学、ドイツではケルン大学に学生による雅楽の演奏団体も誕生し、イタリアローマ大学で、は雅楽の講座も開催されるなど世界各地で活発な演奏活動と研究が行われています

管楽器の篳篥の蘆舌(リード)は上牧・鵜殿のヨシに限る

最良のヨシの生育地 世界の中でも唯一の地

雅楽で使用する管楽器は笙(しよう)・篳篥(ひちりき)・笛の3種類で、中でも主旋律を担当するのが篳篥と言うリード楽器です。リード楽器ですので、リードの質によって音色が変わってきます。この篳篥に使用する産舌(リード)は、昔から上牧・鵜殿のヨシが最高とされ使用されてきました。 ここのヨシが最良であるという事は、古い書物にも書き残されています。江戸時代に書かれた『楽家録』には「篳篥の蘆舌の蘆は古くから鵜殿に生える葦用いる。ここの葦は固くしまっているから」と記されており、また明治4年には当時の宮内省が「鵜殿の芦の刈り取りを願い出た」 という記録を残しています。

江戸時代寛政十年刊行の『摂津名所図絵』では「其の名声は世に高く、特に本地の葦は篳篥の簧に最も適するを以て之を貢献し、古来濁り(ひとり)其の名を撞(ほしいまま)にせり」 と書かれ、貢物として献上されたことも分かっています。江戸時代には篳篥の最良の蘆舌(リード)が使われていました。

最良のヨシを使用することによって雅楽の音色が伝えられてきています。私たちは1000年以上昔からの音色をこれからも後世に伝えていきたいと願っています。

古くから使用されて来たヨシですが、残念ながら1960年代の淀川の工事などによりヨシの質が低下するという状況が続き、篳篥に適するヨシを求めて、利根川のヨシや琵琶湖のヨシ、そして中国のヨシまでも試してみましたが、上牧・鵜殿のヨシの質を越えるヨシはありませんでした。

その後 地元の方々などのご努力により、少しずつ篳篥のリードとしての質も回復してきました。そして現在も上牧・鵜殿のヨシが、最高の篳篥の蘆舌(リード)として使用されています。

宮内庁楽部は、ここのヨシのみを使用しています。篳篥の蘆舌の最良のヨシは、世界でもこの上牧・鵜殿の地でしか生育しないのです。

 もし、ここ上牧・鵜殿のヨシが使用できなくなると

  雅楽の死を意味する

焼却炉が建設されると、排出される有害物質が「安全である規制値以内」という少量であったとしても10年、20年、50年、100年と続くとその影響を無視することは出来ないでしょう。また高槻市のハザードマップによると5mの浸水地域で、近年の想定を超えた大雨による洪水時には、あたり一帯、ヨシ原も汚染が想定されます。さらに100年、200年、500年先も、焼却の有害な汚染物質の影響が全くないとは考えられません。

篳篥の蘆舌(リード)は口に含んで演奏するものなので、汚染物質には敏感にならざるを得ません。材質は良くても口に含むと危ないということになるとここのヨシは使用できないということになります。

繰り返しになりますが、雅楽の中で篳篥は、主旋律を受け持ち、その音色が雅楽の音色を決定付けます。上牧・鵜殿の葦から奏でられる篳篥の音色は、雅楽の音色として平安時代の昔から親しまれてきました。ここの葦が使用できなくなることは、雅楽の音色の死を意味するでしょう。

私たち雅楽を愛し、演奏するものとして、平安時代から受け継がれてきた、篳篥のリードとして使用する最高品質の上牧・鵜殿の葦を私たちの世代で絶滅させてしまうことはできません。

世界に誇る日本の文化を後世に伝えるためにも都市クリエイト株式会社の産業廃棄物焼却炉の建設については、白紙となりますよう指導していただきたくお願いいたします。

カテゴリー: 上牧産業廃棄物焼却場問題

映画「日本と再生」 大阪府での上映

高槻市でも開催して貰わなきゃ!
原子力発電もいらないし産業廃棄物の発電もいらない。

http://www.nihontogenpatsu.com/

■ 2017/5/13 大阪府枚方市(上映2回) ※「日本と再生」

■ 主催:ストップ・ザ・もんじゅ

○ 上映日時:2017年5月13日(土)  13 時 ~ / 18 時 ~

○ 会場名:ラポールひらかた (枚方市新町2-1-35)

○ 各回定員: 140名

○ 問合せTEL: 072-843-1904 (池島)

○ メール:担当:池島宛メール

大阪・シアターセブンで劇場公開

17/04/15

■5/14(日)~19(金) 10:20 ■5/20(土)~26(金) 12:25

映画『日本と再生 光と風のギガワット作戦』が大阪市淀川区「シアターセブン」で公開されます!ぜひ、劇場でご覧ください!

【上映日程】
■5/14(日)~19(金) 10:20
■5/20(土)~26(金) 12:25

【料金】
一般1,500円/専門・大学生1,200円/シニア1,100円
中学・高校生1,000円/小学生以下700円
シアターセブン会員1,000円
★その他 劇場規定の割引・サービスデー適用があります。

シアターセブン
〒532-0024
大阪市淀川区十三本町1-7-27
サンポードシティ5階
TEL/FAX06-4862-7733

カテゴリー: ちたりた

4/14「原発は嘘(うそ)に似ている。建設し続けないと維持できない」-東芝に「まだ」と指摘したPwCのこと【東京新聞・筆洗】

PwCあらた有限責任監査法人は大阪にある監査法人らしい。
http://www.pwc.com/jp/ja/assurance.html

この記事↓ も面白い。文春オンラインの4/11のもの。

東芝の「決算」を監査法人が最後まで認めなかった理由 上場廃止の可能性も。「東芝は叩けば埃の出る会社」

 

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017041402000143.html?ref=rank
2017年4月14日【【東京新聞・コラム・筆洗】

なぜ、公認会計士という仕事は生まれたのか。歴史学と会計学を研究するジェイコブ・ソール氏の『帳簿の世界史』によると、公認会計士を生んだのは鉄道だという▼

世界初の蒸気機関車が試験走行に成功したのは、一八〇四年。それから四十年もたたぬうちに英国の鉄道の総延長は九千七百キロになった。米国では一八七〇年までの三十年間に総延長が一万一千キロから八万二千キロになった▼

当然、莫大(ばくだい)な資金が注ぎ込まれたが、鉄道会社では粉飾決算がまかり通っていた。それでは安心して投資できぬし、鉄道の経営が破綻すれば、経済や国政にも大混乱をもたらしかねぬ-との危機感から、公的に認められた会計士の集団が生まれたという▼

そんな草創期からの伝統を持つのが、世界四大会計事務所の一つプライスウォーターハウスクーパース(PwC)。そのPwCが「まだ解明すべき疑惑がある」と指摘しているのに、決算の発表に踏み切ったのだから、東芝の闇は深い▼

原発事業がとてつもないリスクをはらんでいることに目をつぶってのめり込み、ついには会社そのものが炉心溶融を起こしたかのようだ▼

鉄道建設をめぐる不正が横行していたころ、作家のマーク・トウェインは、こう書いたという。「鉄道は嘘(うそ)に似ている。建設し続けないと維持できない」。鉄道を原発に置き換えれば、今でも通じる警句ではないか。

カテゴリー: 中日東京新聞・特報 | タグ:

4/12福島の今、思い交わす 原発事故 地域の現状巡り本社で対談-木村真三准教授と遠藤ミチロウさん【東京新聞・首都圏】

福島も高槻もきっと同じになるのだろう。
上牧の産廃焼却炉が建設されたら、都市クリエイトはきっと8000ベクレル以下の放射能汚染瓦礫を焼却するに違いない。

2/26の説明会ではこういう質疑応答があったのを(文字おこしをしたから)知っている。

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61.
(上牧自治会)
放射性災害廃棄物について受け入れないと約束して欲しい。

【都市クリエイト(株)】
受け入れは考えていない。

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これは信用できない。
というのも、PCBやダイオキシンに対しては物知らずな弁護士が執拗に配達証明まで送ってきて(しかも故人に)やっきになって否定しようとしているのに、文面に放射能汚染瓦礫が入っていないのがその証拠だ。

都市クリエイトが信用できないのは、以下にも表れている。
3/20の説明会でもウィークデーに開催されたというのに4/6の建設反対市民パレードは1,100人以上が参加したから、次の説明会は高槻市民会館大ホール位でなければ開けない訳で、きっと場所探しをしているのだろう。

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60.
樟葉や八幡で説明会をしてくれるか?

【都市クリエイト(株)】
強い希望があれば実施する。(課題:C)

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あぁ、またチェルノブイリとばっぱさまの写真展の後での「木村真三准教授の遠藤ミチロウさん対談」記事のことがこんなに下になってしまったじゃないか!いいかげんにして欲しい。

(関連記事)

3/24<寄稿>独協医大 木村真三准教授 ばっぱたちのなみだ チェルノブイリ31年 原発事故 6年福島【東京新聞・朝刊】本社ロビーで写真展 27日から

木村真三准教授のばっぱさまの写真展 3/28「汚染地帯の今~チェルノブイリ・福島~」 本社ロビーで写真展/3/31「高齢者の置き去り心配」 原発事故被災地の現状 本社で対談【東京新聞・社会】

 

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福島の今、思い交わす 原発事故 地域の現状巡り本社で対談

2017年4月12日【東京新聞・首都圏】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/metropolitan/list/201704/CK2017041202000168.html

原発事故被災地について対談を行った独協医科大の木村真三准教授(左)とミュージシャンの遠藤ミチロウさん=東京都千代田区内幸町で
写真

東京電力福島第一原発と旧ソ連ウクライナのチェルノブイリ原発の事故で、汚染状況の調査を続ける独協医科大の木村真三准教授(49)と、高齢者ばかりが残った福島県いわき市志田名(しだみょう)地区で盆踊りを復活させたミュージシャン遠藤ミチロウさん(66)が三月三十日、東京新聞本社(東京都千代田区)で対談しました。福島で避難指示の解除が相次ぐ中、地元の厳しい現実に思いをはせました。同時に、木村准教授が汚染地帯で暮らす人々を撮影した写真展を本社ロビーで開催。来場した七十七人の方々の感想や被災地の人たちへの言葉を、抜粋して紹介します。

◆一気に限界集落にされた 独協医科大准教授・木村真三さん

◆住民分断 修復へ盆踊り ミュージシャン・遠藤ミチロウさん

木村さん 志田名地区は、いわき市が安全宣言をしたために、汚染がひどいのに避難指示が出ず、住民が置き去りにされた。原発事故の二カ月後、私が初めて行ったときには、住民は汚染の中で暮らしていた。大変なことが起きていると思い、住民の健康権を守るために、汚染状況を調べ、明らかにしてきた。

遠藤さん 事故直後、福島にゆかりのあるミュージシャンで「プロジェクトFUKUSHIMA!」を立ち上げ、福島で音楽フェスをやった。木村先生と知り合い、志田名の実態を知って、住んでいる人たちの気持ちを新しい形で表現できると感じた。それで「羊歯明神(しだみょうじん)」という盆踊り民謡パンクバンドをつくった。

木村さん なぜ盆踊り?

遠藤さん 福島県浪江町の人が避難した二本松市の仮設住宅で、音楽祭をやろうとしたら、住民から「盆踊りをやって」と言われたのがきっかけ。黙々と踊る住民の姿を見て、きっと、事故前の地元を思い出しているんだろうと感じた。胸を締め付けられ、思わず一緒に踊った。人の気持ちはこういうときに現れる。だから、志田名でもやろうと思った。パンクとは対極だけど、逆にそこに新しい文化をつくれないかと思った。

木村さん 仮設住宅などに避難した住民は今後、帰還を巡って苦しむ。若者や子どもたちが移住し、高齢者ばかりの限界集落になる所が出てくるはず。チェルノブイリと福島の両方を見ていると、既視感に襲われる。福島で今後、チェルノブイリのように高齢者が置き去りにされないかどうかが心配だ。

遠藤さん 全国に点在する限界集落の問題が、福島には典型的に現れている。

木村さん 本当に、縮図。二十年、三十年、タイムマシンで一気に限界集落にされたという怖さがある。息子と初孫が避難している志田名の男性が「多かれ少なかれ、福島は早晩、どこもみな、高齢者ばかりが残った志田名と同じことになる。これが放射能の大きな問題だ」と言った。どきっとした。

遠藤さん 限界集落ができるのは、経済が原因。だから、放射能は経済の毒そのものと言えるのでは?

木村さん 避難した人は「自立しなきゃ」と思っている。一方で、家や山、田畑など財産がなかった人は、賠償額が少なく、自立が難しい。

遠藤さん 賠償額の違いで住民が分断される。分断を解消するのは難しい。分断を修復するのは民謡、盆踊りしかないと思った。

木村さん 東京で「汚染されている福島に住んでいいのか」と聞かれた。肥沃(ひよく)な土を除染で剥ぎ取られたのがつらい。大事な所を失われたということが伝わっていない。福島の人たちに罪はない。東京のための発電を受け止めていたことを、覚えておいてほしい。

◆木村さん被災地写真展 77人が言葉を寄せる

◆ウクライナの友人は、母国を非常に心配している。世界で原発廃止に向かっていかなければならない。

◆放射能汚染から自分を守るのは限界がある。国民はどうしたらよいのか。

◆東京電力柏崎刈羽原発から30キロ内に実家がある。地震がいつ来てもおかしくない現実に、政府や国会は目を向けてほしい。

◆放射能が山野を汚染し、生活の基盤を奪い去ったことが、鮮明に分かった。

◆土の汚染は数年の単位で終わらず、生活の核を奪ってしまうのだと思った。

◆福島に帰省すると、穏やかで山河は変わらないが、空気や人の流れが違う。

◆大熊町から避難した方が作ったニット帽をかぶった、ガンナさんの妹の笑顔がすてき。

◆なぜ福島の人たちは犠牲にならなければいけないのか。東北なのに東京電力…悲しすぎる。

◆人はすぐ忘れるから、写真の記録、大事です。

◆必死に生きる姿が伝わってきた。今更ながら、原発の恐ろしさを知った。

◆津波で家を流され、妹、義弟は病に倒れた。底辺でこのような悲しみがたくさんあることを、政府は考えて欲しい。

◆避難するのも、故郷に残るのも、戻るのも、どれほどの悔しさ、怒り、大地への愛があることか。

◆「核」とは何か。最終的な始末まで考えないで、人間はなんと浅はかな存在だろう。

◆せめて、子どもたちが健やかにありますように。

◆まだまだ問題は重く長く続いていくと感じた。

カテゴリー: 講演会, 放射能汚染, 中日東京新聞・特報 | タグ: , , ,

4/14「原発は嘘(うそ)に似ている。建設し続けないと維持できない」-東芝に「まだ」と指摘したPwCのこと【東京新聞・筆洗】

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017041402000143.html
2017年4月14日【【東京新聞・コラム・筆洗】

 

なぜ、公認会計士という仕事は生まれたのか。歴史学と会計学を研究するジェイコブ・ソール氏の『帳簿の世界史』によると、公認会計士を生んだのは鉄道だという▼

 

世界初の蒸気機関車が試験走行に成功したのは、一八〇四年。それから四十年もたたぬうちに英国の鉄道の総延長は九千七百キロになった。米国では一八七〇年までの三十年間に総延長が一万一千キロから八万二千キロになった▼

 

当然、莫大(ばくだい)な資金が注ぎ込まれたが、鉄道会社では粉飾決算がまかり通っていた。それでは安心して投資できぬし、鉄道の経営が破綻すれば、経済や国政にも大混乱をもたらしかねぬ-との危機感から、公的に認められた会計士の集団が生まれたという▼

 

そんな草創期からの伝統を持つのが、世界四大会計事務所の一つプライスウォーターハウスクーパース(PwC)。そのPwCが「まだ解明すべき疑惑がある」と指摘しているのに、決算の発表に踏み切ったのだから、東芝の闇は深い▼

 

原発事業がとてつもないリスクをはらんでいることに目をつぶってのめり込み、ついには会社そのものが炉心溶融を起こしたかのようだ▼

 

鉄道建設をめぐる不正が横行していたころ、作家のマーク・トウェインは、こう書いたという。「鉄道は嘘(うそ)に似ている。建設し続けないと維持できない」。鉄道を原発に置き換えれば、今でも通じる警句ではないか。

カテゴリー: 中日東京新聞・特報 | タグ:

4/13大震災復興予算 5兆円手付かず/除染費用1兆8000億円 原子力災害経費の6割 11~15年度【東京新聞】

5兆円あるなら自主避難者の住宅費用くらい出るじゃないかと今村キャバクラ復興相に言いたいような昨日の記事。

除染して整備したとしても「町が定めた津波の浸水区域内にあり、仮に津波が発生すると汚染土壌が海に流出する恐れがあるという」これは福島だけのことでなく、洪水が起きる可能性の高い場所だと分っているのに上牧の産廃焼却炉が建設されてしまったらどうなるかという警告にもつながる。

昨日はWordPressが全く動かず、この記事をはりつけられなかった。
こんな目にあうのは関西電力か都市クリエイトの妨害に違いないと昨日は夕がたまで思っていたものだが(ごめんね関電・都市クリ) うちんとこだけじゃなくWordPress自体がおかしいらしいと確信したからだ。
というのも、同じWordPressの「小出裕章(京大助教)非公式まとめ」も動かなかったからだ。
おぉっ2年前の赤いバラの花束贈呈の画像が最終記事だったらしい。

今中哲二さんの集会でお勉強させて貰うことの方が多いから SILMARILNECKTIE でなく SILMARILVEST とか SILMARILGILET(仏語風) に変えようかとも思う。 だって暑がりの今中さんはいつでもベストとかジレを着用されているから。ちなみに今中さんの最終講義の時にはバラじゃなくてワインでした。

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大震災復興予算 5兆円手付かず 15年度末 検査院が事業実施要求

2017年4月13日【東京新聞・朝刊2面】

二O一五年度末までの集中復興期間に計上された東日本大震災の復興関連予算計約三十三兆五千億円のうち、計約五兆円が使われていなかったことが、会計検査院の検査で分かった。復興事業が具体化せず、予算を綴り越したり、使い道がなくなったりしたため。検査院は政府に対し、自治体と連携して事業を迅速に実施するよう求めた。=除染費用1兆8000億円。6面

内訳は繰越額(計約一兆四千百十一億円)、一五年度末時点で使途がない状態になっている「不用額」(計約五千百十八億円)、国庫補助金を原資として都道府県などが設けた基金の未支出分(計約一兆三千七百四十六億円)など。

こうした繰越額や不用額は翌年度に執行されたり、新たに編成される予算に組み直されたりするため無駄にはならない。

繰越額は、復興計画を事業化するに当たり、住民との合意形成に時間がかかるなどして事業を始められなかったケースなどで発生。不用額は予算不足から復興事業が滞らないよう、費用を多く見積もっていたことなどから生じたという。

除染費用1兆8000億円 原子力災害経費の6割 11~15年度

2017年4月13日【東京新聞・朝刊6面】

東京電力福島第一原発事故に伴う除染などの放射線対策事業費は2011~15年度に計約1兆8698億円で、原子力災害関係経費全体(計約3兆1334億円)の59・6%を占めていたことが会計検査院のまとめで分かった。このほか避難指示解除地域への帰還支援など福島復興事業の支出済み額は約2374億円(7・5%)だった。

汚換土壌の仮置き場は15年度末時点で岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉の八県で864カ所あり、95% に当たる821カ所は福島県内にあった。このうち、1億2千万円余りを投じて同県新地町が整備した仮置き場は町が定めた津波の浸水区域内にあり、仮に津波が発生すると汚染土壌が海に流出する恐れがあるという。

カテゴリー: あざらしぐりこ, 放射能汚染

JR車窓から見える「産廃焼却炉建設反対」【野立て看板】

写真撮影するなら、昼間の京都から高槻方面への新快速が一番近いと思う。誰か撮ってくれへんかなぁ。動体視力は全く自信があらへんけど、”反対”が赤だったような。

JR高槻を出て八丁畷を過ぎクラシエの工場を過ぎた所の田んぼの真ん中で、「亀岡湯の花温泉 渓山閣」付近に出現した野立て看板。

大阪教職員組合の「守り生かそう平和憲法 戦争も核兵器もない世界へ」看板がなくなってさみしいと思っていたら、うれしい看板をみつけてホクホク。

カテゴリー: 上牧産業廃棄物焼却場問題

4/13 桂 雀太師のインタビュー NHK・総合『上方落語の会』午前11時05分~午前11時45分

まぁ!雀太さんがインタビュー受けはるんやて!知らんかったわ
西村由紀江さんのピアノでフランシス・マヤさんの歌を聴いたんがいつやったかしら
じゃくさん(桂雀三郎)はうちの高校の先輩やし
誰ぞ動画をあげてくれはらへんやろか

ちなみに三十石船が往来していたのは、都市クリエイトの産廃焼却炉を建設しようとしている辺りやねんで

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NHK・総合『上方落語の会』
http://www.nhk.or.jp/osaka/program/kamigatarakugo/

4月14日(金)
総合テレビ 金曜日 午前11時05分~午前11時45分(関西地域向け)

平成29年2月2日(木)にNHK大阪ホールで開催した第371回NHK上方落語の会から、桂雀三郎さんの落語を放送します。
番組後半は雀三郎さんの弟子で、平成28年度のNHK新人落語大賞を受賞した桂雀太さんのインタビューをお届けします。ゲストはピアニストで作曲家の西村由紀江さんです。

桂 雀三郎(かつら じゃくさぶろう)

「三十石」(さんじゅっこく)

京都見物を終えた喜六と清八は伏見街道を南へ向かい、伏見人形をおみやげに買う。そして伏見寺田屋の浜から三十石船に乗って、大阪に帰ることに。番頭が帳面につける名前などをからかったり、後から乗り込んでくる女中さんのことをいろいろと妄想したりしているうちに、船が船着き場を離れていく…。

桂 雀太(かつら じゃくた)

インタビュー

平成28年度のNHK新人落語大賞を受賞した桂雀太さんのインタビューを2回に分けてお送りする。桂雀太さんは、平成14年に桂雀三郎さんに入門。受賞のときの喜びや師匠への思い、受賞後のようすなどについて2回に分けてお聞きする。

カテゴリー: ちたりた | タグ:

三好達治の『灰が降る』を読む-正気の詩には社会性が出る-(三好龍孝 記)

都市クリエイトの弁護士があまりにも物知らずなので、ここに載せておこうと思う。

四年前に上牧の本澄寺で『三好達治没後49年 詩の朗読会』があり、本澄寺のご住職・三好龍孝師に、この評論を頂戴したからである。

「高槻のゴミ焼却場のある地区で暮らすばあちゃんの日記」の4年前を覗いてみたら載っていた。

三好達治没後49年 詩の朗読会   2013年03月29日    三好龍孝住職が故三好達治氏の甥だとこのチラシでわかるはず。

詩の朗読会  2013年04月21日

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 灰が降る  三好達治

灰が降る灰が降る

成層圏から灰が降る

灰が降る灰が降る

 

世界一列灰が降る

北極熊もペンギンも

榔子も董も鶯も

知らぬが仏でいるうちに

世界一列店だてだ  (注1)

 

一つの胡桃をわけあって

彼らが何をするだろう

死の総計の灰をまく

とんだ花咲爺さんだ

蛍いっぴき飛ぶでなく

いっそさっぱりするだろか

学校という学校が

それから休みになるだろう

銀行の窓こじあける

ギャングもいなくなるだろう

 

それから六千五百年     (注2)

地球はぐっすり寝るだろう

それから六万五千年

それでも地球は寝てるだろう

 

小さな胡桃をとりあって

彼らが何をしただろう

お月さまが

囁いた

昔々あの星に

利巧な猿が住んでいた

※「フクシマ」に合わせて原作の行間を改変した。
漢字・かなも現代表記とした。

(注1)店だて=たなだて・借家人を借家[店]から追い立てること

(注2)六千五百年はプルトニウム240の半減期です。
半減期の十倍の六万五千年で放射能は2の十乗分の1(約千分の一)になり、影響はやっと少なくなります。

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  三好達治の『灰が降る』を読む      -正気の詩には社会性が出る-

 

1954(昭29)年4月刊の「別冊文芸春秋」に発表されたこの詩は、その直前の3月1日にアメリカのビキニ水爆実験で第五福竜丸以下の数百・千隻の漁船が死の灰で被曝したことによる。「灰が降る灰が降る/成層圏から灰が降る//灰が降る灰が降る/世界一列灰が降る」「北極熊も(南極の)ペンギンも(南洋の)榔子も(日本の)菫も鶯も」「知らぬが佛でいるうちに」人間よりも純真なあらゆる生物たちが、「世界一列店(たな)だてだ(借家人を店[借家〕から追い立てること)」。近くのロンゲラップ環礁の住民は被曝で避難し今も帰れず、さて歌舞伎のせりふでは、“店子(たなこ)といえば子も同然”、それを皆んな立ち退かせる。「知らぬが佛」がやがて「店だて」、今の福島の日本のことです。

「一つの胡桃(クルミ)をわけあって/彼らが何をするだろう」は地球が「胡桃」で、「彼ら」米・英・ソ連(ロシア)の連合国が1945年のヤルタ会談で国連を設立する戦後世界の分割を決め、ドイツ降伏3カ月後のソ連の日本侵攻開始を密約した。アメリカはその間に(特に実用兵器として優秀なプルトニウム型の)原爆完成を急ぎ、プルトニウム型原爆の唯一保持を誇示して戦後の主導権を握ろうと考えた。それでアメリカは、日本で原爆使用の実演をすべく、原爆完成前に日本が降伏しないよう、日本の戦力を温存させて兵器工場等への爆撃はしばし控え(例えば大阪造兵工廠は焼け野原の大阪の街中に、敗戦前日の8月14日に空爆されるまで健在に残された)、降伏を迫る7月26日のポツダム宣言も、わざと天皇制の存廃を暖昧にして、日本がすぐには受諾降伏しないようにした。この間やっと7月16日にプルトニウム型原爆の実験に成功、投下予定は8月20日とした。ところがソ連軍が予想より迅速に極東に展開、ドイツ降伏のきっちり3カ月後の8月8日に日本侵攻開始となった。アメリカはソ連の進出域にはらはらしたが、原爆投下を最優先して限界にまで日を急ぎ、広島に次いで8月9日にプルトニウム型原爆を長崎に投下した。共産主義ソ連の急な侵攻に日本は天皇制の危機を見、あわてて9日早朝に閣議でポツダム宣言受諾を決し、長崎投下はそのあと午前11時2分だった。(原爆で受諾したのではない。)その後1949年にソ連も原爆実験に成功、次いで米・ソ両国は水爆実験の競争に入った。

「死の総計の灰をまく/とんだ花咲爺さんだ//蛍いっぴき飛ぶでなく/いっそさっぱりするだろか//学校という学校が/それから休みになるだろう//銀行の窓こじあける/ギャングもいなくなるだろう」、この60年前の透視が、今の福島の日本の現実となった。

人間が降らせた放射性物質、その代表の、自然界にほぼ存在しないプルトニウム同位体-Pu240の半減期(量的影響が半分になる期間)が6500年かかる。その間「それから六千五百年/地球はぐっすり寝るだろう」。そして半減期の10倍「それから六萬五千年」、やっと影響は千分のーになる。だがもはや遅いのだ、「それでも地球は寝てるだろう」。

今日の原発問題の本質は、戦後世界支配の核武装競争に始まり、憲法9条の問題でもあります。「小さな胡桃をとりあって/彼らが何をしただろう//お月さまが/囁いた//昔々あの星に/利巧な猿が住んでいた」、現代詩は三好達治を越えているか。

(三好龍孝 記)

カテゴリー: ちたりた, 上牧産業廃棄物焼却場問題, 上牧行動

4/12「お墨付き」なし異例決算 東芝強まる不信 上場廃止 瀬戸際のまま【東京新聞・核心】

東芝の内部監査部は57人もいながら、どうして不正を見抜けなかったんだろう?

東芝の「監査委員会の委員長は社内取締役が務めてきた。
しかも、財務部門の責任者だった人物である。過去、社長の意向を踏まえ、各事業部門の不適切な会計処理を容認し、あるいは関与していた。
そればかりか、監査委員長になってから、会計処理に疑念を抱いた監査委員の一人が調査実施の申し入れを行ったにも関わらず、これを社長とともに無視した」んだそうな。
東芝事件の教訓 正しい監査委員会設置のススメ】より

不正を見抜けなかった監査法人は「賂を貰ってたんとちゃうか」とか新日本監査法人を疑われても仕方ない。

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「お墨付き」なし異例決算 東芝強まる不信

     上場廃止 瀬戸際のまま

2017年4月12日【東京新聞・核心】

東芝は十一日、遅れに遅れていた二〇一六年四~十二月期決算を監査法人から「適正」とする意見を付けない形で公表に踏み切った。上場企業が監査法人の「お墨付き」なしで決算を発表するのは異常事態。不信の拡大に歯止めはかからず、東芝は上場廃止へまた一歩追い込まれた。 (伊藤弘喜、中沢佳子)=1面参照

 ■決断

「これ以上、関係者に迷惑を掛けられない」「また延期しても結果が出ない」。東芝の綱川智社長は十一日の記者会見で、決算について監査法人の適正意見を得られないまま発表を挟めた理由の釈明に追われた。

東芝は二月十四日に決算発表を予定していたが、米原発子会社ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)の幹部が損失を少なく見せようとした疑惑が浮上。調査のため、三月十四日までの延期が認められたが間に合わず、四月十一日まで再び延期していた。

疑惑は一五年末にWHが買収した米原発建設会社を巡る会計処理に関するもの。調査対象とする期間について、東芝は一六年四~十二月期で十分としたが、担当するPwCあらた監査法人は、さらにさかのぼって調べる必要性を主張。この対立が度重なる延期をもたらした。

決算発表の延期は関東財務局が認めさえすれば事実上、伺度でも可能だ。だが、東芝は監査法人の判断を覆すことを事実上、断念した。

 ■意見

これに対し、市場関係者は「近いうちに会社として存続できない状態に陥る可能性があるということだ」と厳しい見方だ。

監査法人はいわば財務の「お目付け役」。決算に盛り込まれる財務諸表が企業の状態を適正に示しているかどうかをチェックし、意見を表明する責任がある。監査意見には四種類あり、「適正」とする通常の意見から不適切な点があるとする「不適正」など幅がある。これは、東証や投資家が企業の健全性を判断する重要な指標となる。

今回PwCあらたが東芝の決算に付けた意見は「不表明」。意見を述べられないほど会計記録が不十分な場合に付き「この決算は信用できない」という意味合いを持つ。この意見を受けると、墓京証券取引所の上場廃止基準に抵触する恐れがある。過去にも不表明のまま決算発表した企業はあるが、その後、上場廃止となったり倒産したりしたケースが目立つ。

 ■混迷

PwCあらたが慎重になっていることには相応の理由がある。東芝の監査を一六年度から前任の新日本監査法人から引き継いだが、「新日本の二の舞いになりたくないとの思いがあるのだろう」と監査業界関係者は推測する。

新日本は一五年に発覚した東芝の不正会計を見抜けなかったとして、金融庁から約二十一億円の課徴金納付や一部業務停止などの命令を受けた。

東証は東芝の内部管理体制に問題があるとして上場廃止か維持か審査している最中だ。今回の監査法人の「ノー」は東証の判断にも影響を及ぼすとみられる。

頼みの綱は、稼ぎ頭の半導体メモリー事業の高値での売却。だが、期待通りの条件で売れるかどうかは不透明だ。名乗りを上げているのは台湾の鴻海精密工業や米国のウエスタンデジタルなど交渉が手ごわい海外勢のみ。複数の日本企業が「奉加帳」方式で出資する案も浮上しているが、東芝の社外取締役で経済同友会の小林喜光代表幹事は十一日の記者会見で「(実現は)非常に難しい」と述べている。混迷の出口は見えていないのが実情だ。

上場維持に時間稼ぎ

 東証「判断時期示せぬ」

東京証券取引所は、東芝が起こした不正会計問題を巡り、すでに上場維持の可否を審査をしている最中だ。十一日に監査法人のお墨付きがない決算を東芝が発表したことは、東証にとって新たな審査対象が増えただけで、東芝による最終判断までの時間稼ぎに近い。最終判断の時期について、東証は「いつまでに出す、という期限が示せない」としている。

東証は、東芝による過去の不正会計問題を受けて、二O一五年九月に上場廃止の可能性があることを投資家に知らせる「特設注意市場銘柄」に指定し、内部管理体制の改善度を審査している。東証が改善が見込めないと判断すれば、上場廃止になる。上場企業が開示する決算に監査法人が「不適正」や「不表明」の意見をつけ、東証が事実関係を調べたうえで「上場廃止にしなげれば市場の秩序を維持できない」と判断すれば、上場廃止となる。

上場維持の可否を巡る審査対象が増えたことに、市場関係者からは「これだげいろんな基準にひっかかる企業も珍しい。企業として厳しい状態だ」との声が出ている。     (中沢佳子)

記者会見に臨む東芝の綱川智社長=11日、東京都港区で

  決算に対する監査意見

① 無限定適正 企業会計の基準に従って、決算に問題がない場合

② 限定付き適正  一部に不適切な事項はあるが、それが決算全体に対してそれほど重要性が無い場合

③ 不適正 不適切な事項が見つかり、それが決算全体に重要な影響を与える場合

④ 不表明 重要な監査手続きが行えず、決算が適正か不適正かの意見表明ができない場合

※③④の場合は上場廃止基準に抵触する恐れがある。今回の東芝の決算は④

(図)東芝と監査法人の対立のイメージ

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東芝、承認なき決算発表 監査法人「存続に疑義」

2017年4月12日【東京新聞・経済】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201704/CK2017041202000101.html

記者会見で頭を下げる東芝の綱川智社長=11日、東京都港区で(市川和宏撮影)
写真

経営再建中の東芝は十一日、二度にわたって延期していた二〇一六年四~十二月期連結決算を関東財務局に提出し、発表した。三度目の延期を回避するため、外部チェックを担う監査法人の承認が得られないまま、異例の公表に踏み切った。監査法人は東芝について、原発事業の損失などを理由に会社の存続に「重要な疑義」があると表明した。

上場企業の決算は、投資家の信用を確保するために、監査法人が「適正」との意見書を添付することが通例。東芝を担当するPwCあらた監査法人(PwC)は、適正かどうかの調査が「継続中」と、意見を表明しなかった。

決算に監査法人の「お墨付き」がつかない企業も公表はできるが、東京証券取引所の定めた上場廃止基準に抵触する恐れがある。東証は東芝による不正会計問題でも上場維持の可否を審査中で、相次ぐ事態に上場廃止の可能性が一段と高まった。

東芝の綱川智社長は十一日に東京都内の本社で記者会見し「(社内の)監査委員会からは延長してもこれ以上数字は変わらないと報告を受けており、投資家ら利害関係者への不利益を避けるためにも公表に踏み切った」と説明した。

東芝は、三月末に経営破綻した米原発子会社ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)の前会長らが、一六年十~十二月期の損失を少なく見せるよう部下に圧力をかけた不正を二月に公表した。監査法人は以前から損失を認識していたとみて過去の決算を調査することを主張し、東芝と対立している。

PwCは東芝が発表した決算に対する報告書で、WHの破綻処理の行方しだいで東芝が負担する可能性のある支出などを指摘。東芝が発表した決算は「不確実性が反映されていない」と不満を表明した。

東芝が独自に発表した四~十二月期連結決算は売上高が前年同期比4・2%減の三兆八千四百六十八億円、純損失は五千三百二十五億円。一七年三月期の通期決算は予定通り五月中旬に発表すると説明した。

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4/12根底に切り捨て政策 「自己責任」発言謝罪、撤回でも 今村復興相に収まらぬ怒り/存在の耐えられない軽さ 「被災者に向き合わず」 歴代の復興相 暴言、疑惑…【東京新聞・特報】

根底に切り捨て政策

 「自己責任」発言謝罪、撤回でも

  今村復興相に収まらぬ怒り

2017年4月12日【東京新聞・こちら特報部】

今村雅弘復興相(70)は、東京電力福島第一原発事故の自主避難者を巡る「自己責任」発言を撤回したものの、辞任を求める声はやまない。今村氏は過去にも被災地の思いを踏みにじる発言を繰り返し、その資質が問われてきた。そもそも国や福島県は、自主避難者への住宅無償提供を三月末で打ち切ったことからも分かるとおり、帰還しないのは「自己責任」と言わんばかりの態度だ。今村氏や安倍晋三首相が、今回の騒動を本当に反省しているのなら、震災復興のあり方を抜本的に見直すべきではないのか。 (木村留美、池田悌一)

(右)復興庁が入る合同庁舎4号館の前で今村復興相の発言うに抗議する人たち=5日、東京・霞が関で

(左)衆院東日本大震災復興特別委で答弁する今村復興相=11日、国会で

 

十一日の衆院東日本大震災復興特別委員会では、野党側から「辞任に値する」などと厳しい指摘が相次いだ。今村氏は「私の表現の仕方が結果的に迷惑を掛けていることは十分に反省している」とあらためて謝罪する一方、辞任しない考えも重ねて強調した。

「自己責任」発言は、ちょうど一週間前の四日の閣議後会見で飛び出した。フリー記者の西中誠一郎氏が、国と福島県が三月三十一日で住宅の無償提供を打ち切る中、今も故郷に帰れない自主避難者について「自己責任か」と追及したところ、今村氏は「基本はそうだと思う」と発言。「国は責任をとらないのか」との質問にも「裁判でも何でもやればいいじゃない」と言い放ち、最後は「うるさい」と怒鳴り散らしながら退席してしまった。

この言動を自主避難者や野党は当然問題視した。避難者の支援団体「避難の協同センター」や、原発訴訟を起こした原告らでつくる「原発事故避難者団体連絡会」など四団体は六日、発言の撤回と大臣辞任を求める約二万八千人分の署名を今村氏に宛てて提出した。

今村氏は四日夕の段階では「客観的に言ったつもりだ」と釈明するにとどまったが、六日の衆院復興特別委で「皆さまにご迷感をかけたことをおわびする」と謝罪。続く七日の閣議後会見で、「自己責任」発言について「誤解を与えた」「徹回と理解してもらって結構だ」と渋々撤回した。安倍首相は八日、視察先の福島県南相馬市で記者団に「復興相から既に謝罪をしているが、私からも率直におわびを申し上げたい」と陳謝した。

だが、怒りは収まらない。十一日の衆院復興特別委で質問に立った民進党の金子恵美衆院議員(比例東北)は「こちら特報部」の取材に「撤回と言うが『撤回と理解してもらって結構』という言い方で謝罪したとは言えないものだった。きちんと被災者に向き合い、自分の言葉で謝罪や発言徹回をすべきだ。それができないなら辞任するしかない」と断じる。

四団体は引き続き今村氏の辞任を要求している。「原発事故被害者団体連絡会」共同代表の武藤類子さんは「撤回したとはいえ、責任を感じているように伝わってこない」と批判した上で、「今村氏個人も問題だが、根底にあるのは政府の考え方ではないか」と唱える。「避難者の多くが生活困窮に陥りながら、避難の理由である放射能被害から家族を守るために奮闘している。今村氏も政府もそうした実情を知ろうとせず、見せかげの復興のために帰還を促している」

「避難の協同センター」世話人の満田夏花-かんな-さんも「大臣の舌禍事件に見えるが、自己責任論は復興庁の政策の延長線上にある」と説く。

「復興庁にとって避難者を減らすことは復興のバロメーター。復興庁は、自主避難者の県別の数や居住する住宅の種類すら十分に把握していない状態で、県任せ。支援や賠償を打ち切って追い込むことで、帰還を促進するような政策は被災者を踏みにじっている」

存在の耐えられない軽さ

 「被災者に向き合わず」

 歴代の復興相 暴言、疑惑…

今村氏の暴言・放言は今に始まったことではない。福島県産の農産物は原発事故の「風評被害」が拭いきれていないが、今村氏は昨年十一月の記者会見で「生産者の努力がまだまだ必要だ」と突き放した。

今年一月に福島市で開催された福島復興再生協議会では、会議の冒頭、「福島の復興はマラソンでいうと三十キロ地点。ここが勝負どころだ」と発言。同席した内堀雅雄知事は会議後、記者団に「避難指示区域ではまだスタートラインに立っていない地域もある。解除された地域の復興も序の口だ」と苦言を呈した。

三月には、NHKの討論番組で自主避難者への見解を問われ、「故郷を捨てるというのは簡単。(故郷に)戻って頑張っていく気持ちをもってほしい」と言ってのけた。

そもそも今村氏は、経歴からして「復興」とは縁遠い。佐賀県出身の今村氏は旧国鉄、JR九州を経て、一九九六年の衆院選で初当選。国土交通や農水関係の役職を歴任した後、七期目の昨年八月、復興相として初入閣した。自身のホームページには「信条・政策」として教育や農水など六つのキーワードが並ぶが、「福島」や「復興」などの文言は見当たらない。

福島の復興問題に詳しい除本-よけもと -理史・大阪市立大教授(環境政策論)は「今村氏は今回の失言の前から問題発言を連発しているように、被災地の現状を知らないことは明らか。そういった人が復興行政のトップに就くことが、施策が実態とかみ合わない一因になっている」とみる。

復興相ポストの軽さも今回の騒動で露呈した。

「被災地に寄り添いながら、果断に復興を実施するための組織」を掲げる復興庁のトップは本来、「震災復興の司令塔」である。ところが、歴代の大臣は暴言、放言、スキャンダルのオンパレードだ。

復興相ポストは、民主党政権時代のニO一一年六月に設けられた復興対策担当相が前身だ。最初に就いたのは民主の松本龍氏だが、被災地訪問の際に岩手、宮城の県知事にそれぞれ「知恵を出さないヤツは助けない」「自分が入ってからお客さんを呼べ」と放言。在任九日で辞任した。

今村氏の前任の高木毅氏は、過去に女性の下着を盗んだ疑惑を週刊誌で報じられ、その後も選挙区内の香典支出問題などに揺れた。

第二次安倍政権になって以降、四人誕生した復興相はいずれも初入閣組だ。

金子勝・慶応大教授(財政学)は「安倍政権は復興型ポストを大臣経験の場としか考えていないのではないか。被災者に十分に向き合おうとする姿勢がない表れだ」とあきれる。

特に今村氏については、東京電力ホールディングスの株式保有を問題視する。就任時の会見で八千株保有していることを明らかにしたが、金子氏は「避難者の帰還を進めることは、東電にとってもプラスになる。今回の発言は利益相反が疑われても仕方がない行為で、安倍政権が国を私物化しょうとしている表れとも言える」と指弾する。

「国の私物化」は森友騒動でもたびたび言及されている。金子氏はメディアの奮起を促す。「森友騒動では、国有地の格安売却と安倍首相夫人との関係が取り沙汰され、稲田朋美防衛相の虚偽答弁まで飛び出した。いまや政権は何でもありになりつつある。国民がしっかりとした問題意識を持つためにも、メディアは徹底的に追及すべきだ」

 「それは本人の責任でしょう」

   「裁判でも何でもやればいい」

今村雅弘復興相の4日の記者会見で、フリーの西中誠一郎記者との質疑の要旨は以下の通り。

記者  (3月)31日に自主遜雛者の住宅無償提供が打ち切られた。自主避難者に対する国の責任をどう感じているか。
今村氏 国として、福島県をサポートしながらやっていく。
記者   福島県外から避難している人もいる。
今村氏 福島県が現地の事情に詳しいのでお願いし、それを国がサポートする図式でいきたい。
記者   国が率先して責任をとらなげれば、路頭に迷う家族がでてくる。その責任をどうとるのか。
今村氏 国がどうだこうだと言うよりも、基本的には本人が判断することだ。
記者   帰れない人はどうするのか。
今村氏 それは本人の責任でしょう。本人の判断でしょう.
記者   自己責任か。
今村氏 基本はそうだと思う。
記者   国は責任をとらない(ということか)。
今村氏 裁判でも何でもやればいいじゃない。また、やったじゃないですか。それなりに国の責任もありますねと言った。舗償の金額もご存じの通りの状況でしょう。
記者   自主避難者にはお金は出ていない。
今村氏  ここは論争の場ではないから。
記者   責任持って回答してください。
今村氏  責任持ってやっているじゃないですか。何て無礼なことを言うんだ。撤回しなさい。
記者    撤回しない。
今村氏  出て行きなさい。二度と来ないでください、人を中傷、誹誘{ひぼう)するようなことは許さない。
記者   避難者を困らせているのはあなたです。
今村氏  うるさい。

歴代の復興相

大臣名   党名 時期
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
平野達男  民主 2012年2月~12月
根本 匠   自民 12年12月~14年9月
竹下 亘   自民 14年9月~15年10月
高木 毅   自民 15年10月~16年8月
今村雅弘  自民 16年8月~

デスクメモ

最近の記者は、ろくに相手の顔も見ず、速記者のごとくパソコンに発言内容を打ち込んでいく。動画サイトにアップされた会見場にパチパチと耳障りな音が響くのはそのためだ。当然、微妙な表情の動きから感情の揺れを察知できず、二の矢、三の矢の質問を浴びせることも難しい。(圭) 2017・4・12

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マエコーエンタープライズの社長の写真

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『白竜 原子力マフィア編スペシャル』 発売中

昨夜2冊買ったので、生活者の会さんの木曜日の配達の時に「請回覧」のつもりだ。
3.11直前に連載が始まり、すぐに連載中断したのを覚えている。
東電や恥ずべきこの国の政府の圧力があったものと思っていたが、6年経ってやっと読むことができた。

圧力といえば、産廃業者ふぜいが一般民間人に圧力をかけている
嘘をついて地権者から買い取った土地で産廃焼却炉建設を企てているというのが、3月20日の昼の部に話題に上がっていたらしい。
はやく議事録が読みたいものである。

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大気汚染について 突然に現われた産業廃棄物焼却炉【新橋環境を守る会】

たぶん、もう上牧行動で上牧駅に行けなくなる。高槻市に都市クリエイトの産業廃棄物の焼却炉ができたら、この横浜市泉区新橋町のようになり一番最初に喘息や心筋梗塞で死ぬのは私かもしれない。

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大気汚染について

【新橋環境を守る会】
http://www.asahi-net.or.jp/~id7y-mrym/taikiosen.htm

突然に現われた産業廃棄物焼却炉

やっと解体消滅しました
この焼却炉が解体撤去される事になり新たな大問題でした
http://www.asahi-net.or.jp/~id7y-mrym/syoukyakurohaitai.htm

(まるで住宅の屋根から煙突が突き出ているような気がしていた煙突も解体され、自然な景色となりました。)

美しい緑豊かな住宅地に隣接して、まるで一夜城の様に突然産業廃棄物の焼却場が出現したのが、約10年前の事でした。

何故、周辺住民に対して何の説明会も開かれず、また工事の予告もなく、早朝大型トレーラーが現われて、夕方帰宅した時には、すでに大方焼却場が出来上がってしまいました。

それから、周辺では喘息に苦しむ子供や老人、さらには心筋梗塞で死亡者もでる状態となりました。

私は悪性リンパ腫になり、妻は乳癌となり、多くの臓器を摘出されました。

幾度と無く周辺住民は自治会役員へ問題を解決する様に働きかけましたが、業者や焼却場を許可した行政側を呼んで説明会を開いたのは、私の知る限り2回にすぎませんでした。

その後、住民の知らないまま、廃プラスチックの溶融施設、圧縮施設、分級施設など次々に施設の変更として横浜市は承認を与え続けていました。

なぜ、このような産業廃棄物の焼却場が、住宅専用地域に隣接した市街化調整区域に造ることができたのか、不思議に思い情報公開条例に基づいて施設設置の申請及び承認に関する一件書類の公開を申請いたしました。

その結果、焼却場新設の申請書には、住民説明会を開き、住民代表の同意と言うことで自治会長の地元の同意書が添付されていました。

これは、焼却場の地権者の一人であり、しかも焼却場の役員M.I.氏が町内会長であり、その地縁、血縁などで他の町内会長へも同意書を取り付けた事が判明しました。

この件を明らかにする様に自治会へ申し入れしましたが、業者、横浜市、自治会がぐるになって設置した産業廃棄物処理施設に対して対処する筈がありません。

その後、政省令改正により、連続焼却炉しか認められなくなる為に、昨年11月末で焼却を中止してきましたが、今年廃棄物のリサイクルと言う美名に隠れたRDF施設の設置を横浜市へ申請し、またもや、住民の代表として自治会長へ同意書を求め、I氏は同意書を住民説明会も開かずに業者へ与えました。 しかし、幸いなことに他の自治会長K氏は住民説明会を開催し、説明会において、業者のずさんな計画が暴露されて、RDF施設計画を引き下げざるを得なくなりました。

その後、焼却を中止したにも係わらず、健康被害者が出ている事に疑問を持ち、周辺を捜査した所、上記のM.I.氏の自宅に隣接した建物の中に発泡スチロールの減容固化(PDF)を行なって、行政にも無届けで行なっておりました。

この件に関して横浜市は臨時に機械の性能をテストする目的であり、しかも産業廃棄物処理業者とは異なる会社(実際は存続していない会社でした)で、処理業者が金銭を得て集めてきた発泡スチロールを別の会社へ有料で引き渡しているので、廃棄物には該当せず指導できないとの話でした。

しかし実態は、このインチキ会社はI.M.氏の会社であり、減容設備も処理業者が購入しています。なぜ、私たち市民が簡単に調べる事ができる事を、行政は行なわないのでしょうか?

焼却を中止していても、違法に設置された産廃処理施設をそのまま黙認できません。なぜなら、業者は、産廃物の処理をいろいろな業者と処理の契約を行なっていて、この施設で処理をせねばならないのですから、また他の手を考えてきます。また横浜市も新たな産業廃棄物処理施設の新設が困難な状況(この原因は行政側と業者側にあると考えています)で、現存する施設を何としてでも、延命を図る事が重点項目となっています。 先に述べましたRDF施設も横浜市は施設の新設ではなく、施設の変更であるから、住民の同意は必要ないが、しこりを残す恐れがあるので、「一応住民説明会を開きなさい」との行政指導をしたようです。 ですから申請書には同意書の添付を要求はしていませんでした。

焼却炉の解体

廃掃法改正に基づいて焼却稼動の出来なくなった焼却炉は、解体工事の予定でしたが解体工事計画のズサンと監督する労働基準局、横浜市等の行政側および解体工事予定業者の無知に驚いた我々は行政訴訟も辞さない覚悟で解体工事反対運動を行いました。その後長い間焼却施設が放置され、2004年やっと解体工事説明会が開かれ、また横浜市の条例で解体工事に関し周辺の環境汚染防止に積極的に関与するとの条例を信じて解体工事を同意しました。

しかし、解体工事にあたり、焼却炉内部の汚染度により解体工事方法が大幅に異なるのですが、その示された汚染度には私たちは首を傾げました。あまりにも汚染濃度が他の焼却炉の汚染濃度よりも低いのです。

私たちは汚染濃度を測定した時の試料採取時の写真を要求しました。その結果、試料採取前に焼却炉内部を解体工事発注者、神奈川美研工業が清掃していた事が判明しました。解体工事現場は完全密閉で行う事になっていますので、汚染度の問題は解体工事を行う労働者の問題であり、一応私たちが入手した情報を労働監督所へ提出しました。

その後、解体工事施設内部で重機が隔離シーとを破いたりの事故がありましたが、一応計画通りに工事は終了しました。

(解体工事は鴻池組・解体工事費は消費税込み99,000万円でした)

焼却炉があった為?

約70名の周辺住民が集まり健康状況のアンケートをとりました。
http://www.asahi-net.or.jp/~id7y-mrym/health.htm

その結果杉並病によく似た化学物質過敏症とも思われる住民が多い事が判明いたしました。そして北里大学病院化学物質過敏症外来で宮田教授の診察を5名の住民が受けた結果、
いずれも症状の軽度、重度の違いはあるが、化学物質過敏症である事が判明しました。
そして、現在経済的にも比較的安価に調べる事が出来る毛髪検査を米国の研究所へ https://www.doctorsdata.com/ 依頼しています。検査結果の出た人全てからは、驚くべき多量の水銀、砒素が検出され、さらにカドミウムなど他の重金属類も正常値よりも多く検出されてしまいました。

この事に対し、横浜市は検査した人は少数であり、水銀などは鮪を多く食べる人など、食物から摂取される事が多いなど昭和46年(この年から水銀汚染が余りにも酷いので、農薬など水銀使用が禁止されました)の資料を持出して、いいかげんな事を答えています。(宮田教授の話では食物から摂取した為であるのなら、日本人の多くが水銀中毒や砒素中毒になってしまい、食物からの摂取ではなく、大気からの摂取であるとの事でした。また、大気汚染による化学物質過敏症との診断書を作成していただきました。)

この産業廃棄物中間処理場近隣の住民が集まり「新橋環境を守る会」を結成し、以前の緑豊かな安心して生活できる環境を子孫へ引き渡す為に、我々は闘っていきます。

このページは我々の闘いの記録を、同じような悩みを持っている方々へ少しでも参考になればと開設いたしました。

ご意見、良きアドバイスなどメール下さい。←メール

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1/14脳卒中リハビリ 代替神経で伝達 名市大など 回復過程を解明【中日メディカル】

脳卒中リハビリ 代替神経で伝達 名市大など 回復過程を解明

http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20160115152156500
(2016年1月14日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】

 

ラットの脳から脊髄に情報が伝わる仕組み

脳卒中の後遺症でまひした手足の機能がリハビリで回復する際、まひする前とは別の神経回路を経由して脳から運動の命令が伝わることを、自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)と名古屋市立大大学院(名古屋市瑞穂区)の研究チームが突き止めた。13日付の米科学誌「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス」に研究成果が掲載された。

リハビリの有効性は広く知られているが、手足の機能回復のメカニズムの一端が証明されたのは初めて。同研究所の伊佐正教授(55)は「より効果的なリハビリ方法の開発につながる可能性がある」と話している。

同大学院の石田章真(あきまさ)助教(31)によると、通常、手足を動かす命令は大脳の運動野から直接、脊髄に伝わる。しかし、実験でラットに故意に脳出血を起こし、リハビリをさせたところ、脳幹の一部で運動の調節機能を持つ「赤核」を経由する代替経路を使い、脊髄に命令が伝わるようになることが確認できた。リハビリによって、運動を命令する情報の伝達量も増えるという。

実験では前足を1週間、集中的に使うリハビリを行い、機能を一部回復させたが、ウイルスを用いて代替経路の機能を遮断すると、回復前の状態に戻ったという。代替経路に何らかの刺激を加えるなどして、運動機能の回復を効率化できる可能性もありそうだ。(佐藤浩太郎)

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